2006-01-01から1年間の記事一覧

「意識」は、抽象化を通じて一覧性に優れ、思考をもたらすが、情報の欠落を伴う

神様を選ぶか意識をとるかという問題は、単なるシェル選択の問題にしかすぎない。映画「レインマン」のモデルとなった自閉症患者、キム・ピーク氏は、驚くべき記憶力を持つ。彼は、普通の人間の20倍近いスピードで本を読み、今までに読んだ本の内容の ほとん…

「神様」というアプリケーションのもたらす世界は、豊かである反面、抽象化の機能に乏しい

そして3000年前ごろにいたると、

「私が牛を見つけた。」「私が王に贈り物をした。」というように、 「私」が登場するのだという「意識」が頭の中に登場したのは、今から3000年ぐらい前の比較的最近の話で、 それ以前の人々には意識は存在しなかった。人が意識を持つ以前の時代には、感覚系の…

次に、4500年前ごろの文章を読み解いていくと、

「神が収穫しろと言った。」「天が言うとおり殺した。」 というように神が登場する

今から8000年ほど前に書かれた文章を読み解いていくと、

「牛が2頭いる」「太陽がのぼった後に雨がふった」というような、 即物的な記述しか見当たらないという

原始的な言語が、だんだん複雑に進歩してきた

そういう考えかたは言語学者の妄想であって、魔術師の知っている真理とは違う。言葉も堕落する。神代に使われていた「根源の言葉」から、現在使われている言葉へ。もともと一つだった根源の言葉は、バベルの時代に乱された。 言葉はいくつもの系統に分かれて、…

何かを伝えるために、誰かが言葉を発明した

言葉のはじまり 神代のおわり

##魔術師は古いものを集める 古い祭具。古代の呪文。時の試練を経たものには、それだけで神秘的な力が宿る。ものの進歩の歴史というのは、魔術師にとっては堕落の歴史だ。技術が進化し、学習可能なものとなり、それを使える人の数が増えるとともに、 神秘は…

疫病のこと

ほとんどの病気は他人には伝染しない。針刺しなどによる感染の危険というのはあるけれど、 医者の仕事というのは見た目以上に安全だ。>自分自身は安全地帯にいて、そこから病気に対してできることをやるこれが医者の仕事の基本。伝染する病気を診察するとき…

兵隊を安心させる「物語」を作り出せること

##陣を張る 陣地を作る能力というのは、その場にある材料を使って、感染症と戦うための 「説得力のある場所」を作り出す力のこと。たとえば、カーテン1枚を張るだけで、感染確率をどれだけ減らせるのかとか、 患者さんのベッドの周囲にブロックラインを引いて…

仕事をやるのに必要な物量を推定できること

安全を確保するための「陣地」を作れること

息子のほうは、とりあえず「**ミヤザキアニメ**」みたいなものを作りたいという

欲求がまずあって、とくに撮りたい映像なんかないから、 なんだかパチモンくさい映画になってしまう肺炎の患者さんがいて、その人を歩いて帰すにはどうすればいいのか を考えるベテランと、ガイドラインどおりの肺炎治療をするには 目の前に患者に何が足りな…

宮崎 駿(父親のほう)は頭の中に作りたい映像があって、

それを実体化すると、結果的に宮崎アニメになる

ゲド戦記見てきた

こんな感じ。

総医療費を抑制する

前者の目標に対しては、このルールにも穴がある。たとえば、いろいろな患者さんを紹介してくれるような、 「友達の多いヤブ医者」も、もしかしたらポイントが稼げるかもしれない。ところが、そういう医師は、自分の手に余る患者は、上手な「友達」にすぐ投げるか…

患者さんが「上手な医者」にかかれる機会を増やす

ネットワークが置かれている環境自体に手を加えて、各ノードが分離するようなルールをつくる

たとえばミルクコーヒーというネットワーク。コーヒーの分子と、ミルクの分子という2種類の ノードが、お湯に溶けた分子間の関係を維持して混在している。これを「コーヒー」と「ミルク」とに分離させようと思ったら、2つのやりかたがある。1分子ごとに気合で分…

各ノードを査定するルールを作って、ノードを一つ一つ分別していく

トータルの医療費は抑制したい

医師の能力評価を行うことについては、現場からの反発は必至。それでも、目標を実現したいだけなら、迂回路はあると思う。 ##ネットワーク化した集団を分ける2つの方法 ネットワークは、個々の「ノード」と、 それぞれを結ぶ「関係」の2つから形成される。ネット…

国民が「上手な医師」にかかれる機会を増やしたい

医師の相互評価は不可能だろうか?

医師の技量によって、診療報酬に差がつくらしい。>「医師の技量で診療報酬に差 次期改定へ提案目指す」 >(毎日新聞 7/25) >厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会は今月末から、 医師の技能に応じて診療報酬にランクをつける検討を始める。 >手術のう…

blog 管理人同士のバトルも、まわりのウォッチャーを盛り上げるだけだから、

やるときはメールで「根回し」するどれもつまらないことだけど、結構大事。だからうちみたいなページが、何とか生き延びてる。医師の守秘義務というものが撤廃されれば、 今度は日記を通じて自分の治療方針をいろいろ査定してもらったり、 患者さんがネットを…

昔の「マミー石田」氏みたいに、確信犯的に煽りに耐えるつもりがなければ、

特定の人達を「死ね」とか書かない

病院内の誰かを「馬鹿」とか言ってみたり、患者さんに「ヤク盛っちゃうよ?」とか言わない

亡くなった人ならまだ外来にかかっていることにしたり、冬の話なら夏に、自分の失敗だったら

他の病院の下級生の話に変えたりして、物語を変形する

患者さんのこととか、病院内でのハプニングなどを書きたくなっても、最低限患者さんの性別を変えて、

病名を変える

昔の交友関係

ハンドルネームを固定していたり、携帯電話の固定IP でいろいろな書き込みをしている人なんかでは、 google でそれを検索するだけでも正体が分かることがある。今はWeb のアーカイブ機能も充実しているから、過去数年来、同じハンドルネームを使った人が ど…

様々な掲示板への言及

過去の足跡