2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
立場の違う人達の様々な意見。どれも大体正しいことを言っているようで、 どれも微妙に間違いを含んでいる。大体、何が本当に「正しい」のかなんて 神様でもなきゃ分からない。論文もそうだ。「○○に効果があった」という結論が 導き出されたところで、本当にその…
続き。ここで使っている「**エビデンス**」という言葉は、あくまでも誤解されているほう、 「エビデンスに基づいた診療ガイドライン」とか、「ランダマイズドトライアル以外は 信じるに値しない」などと教える過激なEBM 信者の人達が使うほうをさしています。##レ…
確かな部分と、ツッコミどころが明確に分離しているから、誰が見ても分かりやすい。問題なのは前向き研究だ。スタディをやる前から、論文の作者の頭の中には「こうあってほしい」という結論めいたものはある。 ところが、実際にそのとおりになるのかどうかは、…
>次に誰かが大切そうなことをお前に言うとき、自分で考えるんだ。 >「これは証拠によって人が知ることができるようなことなのだろうか? >あるいはこれは伝統や、権威や、お告げによってただ人々が信じているようなことなのだろうか?」って。 >そして、次に誰…
ソ連の科学アカデミーがアダムとイブはロシア人であったに 違いないと言う結論を 出した。 理由は以下の通り。 彼らは食べるものはリンゴしかなく、着るものはいっさい持たず裸で、 しかもエデンの園から出ることを禁じられていた。 そのくせ、彼らは自分た…
>**息子** お母さん、明日の遠足のお菓子代、300円頂戴。 >**母** 明日は雨よ。遠足前日。担任の先生との約束では、お菓子代は200円まで。 息子は友達と共謀していて、当日にはみんなで、少しだけ多くのお菓子代を持って行こうと 画策している。母親は別の情…
うちの高校は共学だったけれど、高校3年になるまでは男女は隔離。 3年生になって、初めて机を並べる「共学」になるのがならいだった。5年間もの男ばかりの生活の後の共学。男子生徒の2/3は奮起し、受験の成績は向上。 残りの1/3は「愛」に走り、成績を落としたと…
ローテート研修終了後の進路選択について。医者の業界には、そもそも「就職活動」などというものが存在しなかった。ローテート研修が導入されて2年。就職する側も、あるいはそれを受け入れる側も、 まだどうすればいいのか皆目分からない状態。他の業界からす…
残念ながら、成績が良かったとか、友達が多いこととか、年の近い先輩後輩は役に立たない。バンクロールとは、要は「**人間的に最悪に惨めな状況に追い込まれたとき、 自分を具体的に助けてくれる何か**」のことだ。そんなときには、お金ですら無いよりあったほ…
ところが、波がもっと大きくなると、大きな船は波のパワーに負けて、 船ごと折れてしまう。今の医療の業界に訪れている「波」の大きさは、相当に大きい。これがこのままもっと大きくなるのか、それとも再び「凪」になるのか、それが見えない。先が穏やかになるの…
だから、デイトレーダーは何艘もの舟に声をかけておいて、 八艘飛びよろしく小船の間を飛び回る。
##自分のスタイルに合った運用期間 生存戦略を立てるとき、まず考えなくてはいけないのが自分に合った運用期間の設定だと思う。デイトレードなのか。スイングなのか。それとも中期や長期の投資スタイルなのか。運用期間を短く設定するのは、少ない投資で見返…
分かりにくい文章を書いてすいません…。このエントリーもたとえ話ばっかりです。勿体つけてるわけじゃなくて、 もともとアナロジーを考えるのが好きなだけなんですが。シマウマのたとえ話で意図していたことというのは、大体以下のとおりです。サバンナの登…
しょせんは全部**理念**です。従った時点で、いままでの歴史の繰り返し。個人的には、どんな選択をするにしても、自分の属する局所の世界はどんなところなのかを 感じ取って、自分なりの生存プランを作り上げて、世界の変化に自覚的に 世の中渡っていくのが…
雪山遭難などの想定外の事故の際、子供のような素人がけっこう生き延びる一方で、 ガイド経験者のような専門家はあっけなく亡くなってしまうケースがあるのだそうです。これは、想定外の事態がおきた時、なまじ専門知識がある分だけ「登山家はかくあるべし」と…
シマウマが自己規定したシマウマの姿と、 神様がイメージした「サバンナの中のシマウマ」の姿とは、ほとんど同じですが違いが一つだけ。 神様にとっての「あるべき」シマウマの姿というのは、毎日ライオンに食われなくては いけない**という部分です。##ルールと…