2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

隠す戦略と見せる戦略

大学の研究室には何台ものパソコンが並んでいて、なんだかみんな楽しそうだった。小学生だった当時は、何をしているんだか全く理解できなかったけれど、 遊ばせてもらったゲームソフトの面白さだけは覚えてる。##ご本尊を見る不幸 昔は大学が遊び場だった。…

ネットで指摘される「大学の悪い点」に対して、大学当局はどう反論するのか

このあたりの話題を双方向的に公開している大学は、まだまだあんまり多くない。 欠けているのはお互いの信頼。それを作りだせるのは大学当局の力だけだと思う。ネットの向こう側の学生を信用して「対話」に乗り出せば、状況は絶対に変わる。見せる戦略の世界で…

大学にはどんな欠点があって、その改善策として当局は何を考えているのか

大学に入ったらどんな研修が待っていて、3年頑張ったら「どう」なれるのか

大学の利点とは何なのか

情報を発信する人が、自分達の価値を信じていること

今はまだ、事実上何の情報もない状態。 ネットを流れるのは、当りさわりのない公開情報と、匿名の中傷記事ばかり。

情報を発信する人が、受け手の価値判断の能力を信じられること

大学院の卒業式。大きな式典が行われたのは過去の話。今は講堂の片隅で、

みんな私服でちょっと集まるだけ。面倒な手続きはなくなったけれど、それとともにみんなの大学への帰属意識もなくなった。誰もが自分の大学を悪く言うようになった。他人の庭は青いとばかりに、民間の病院を賛美しはじめた。中傷が支配する世界では、大学の…

昔は、教授回診の日には、近隣の病院のスタッフは大学へかけつけたものだった。

今は学生と研修医だけ。

「これ以上は医学じゃなくて政治の問題ですね…」

会話を終わらせて、同時に相手の思考も停止させる、そんな言葉。ひとつの話題が終わった後の相手の反応を見れば、うまく行ったかどうかが分かる。大切なことは、満点を狙う必要はないということ。狙うのは、7点でなくて4点。このうち3点は、丁寧に話すとか、…

「ここからは難しいですね…」

原疾患と関係ないこと、たとえば「あなたは先月腰が痛んでましたね」とか、

「最近は咳の頻度は減りましたか?」とか、カルテの片隅にメモしておいた瑣末なことを話題に出して 情緒の点数稼ぎ**を行う ゲームは7点満点。ゲームセットまでに、いくつの肯定評価をとれるかが勝負。4点以上なら「いい人」、 3点以下なら「いやな奴」。だから、「○…

たとえ話を多用して、相手が過去に認知している体験に訴える

少しでも正確な情報提供を心がける

寡黙なのに信用される人は、たぶん言語外の情緒メッセージを7つ以上出していた

その人が抽象化されたとき、あるいは「理解された」とき、 以降のその人の言動には一定のバイアスがかかる。 一度それがなされると、それを覆すのは難しい。##先入観を操作する 個人に対する先入観をより好ましい方向に持っていければ、その後のつきあいかたは…

よくしゃべる奴が「うぜえ」と思われたら、以後の話はもう聞いてもらえない

答えを想定していて、それを分かってくれるかどうかを問うのが情緒

自分が想定している「お約束」を分かっている人との会話は、安心できる。 たとえ問題の解決にならなくても、 「困ってるんですね。大変ですね」と傾聴してもらうだけで、一定の満足感が得られる。##先入観=抽象化された情緒 情報と同じく、情緒というものもまた…

必要があって、知らなかった答えを返してもらうのが情報

相談するんじゃなかった

会話の結果にはいくつかの結末があって、正しいことを言っても分かってもらえないことも多いし、 意味の無い会話だけで十分満足できるときもある。会話の質には、情報と情緒の2つの要素がある。##基本は記憶の木 人の記憶というのは、木のような形をしている…

問題は解決しなかったけれど話せてよかった

正しいことをいってるみたいだけれどよく分からない

相談して正解だった

印象操作のやりかた

病名がつくる境界

誰かの陰口をいうときに、「**あいつさぁ、なんか病名つくんじゃねえの…**」という表現を使って、 周囲の黒い笑いを誘うのは効果的なやりかただ。「病名が何なのか」は、こちらからは明示しない。たぶんみんな、頭の中にある一番ひどい病名が浮かんでる。病名を…

「理想の世界」の像

>植物園の温室みたいな、木が茂る廊下を抜けて、光にあふれる道を歩いて。>その先の角を右に曲がると、自分が一番くつろげる世界があるということを何故か知っていて、 >その角を曲がってみると…南4階病棟の入り口だった。>「**やべ、バイトすっぽかした!!**」…

中の悪い科の協力をどうやってとりつけるのか

「正しく」やってたんじゃ話にならないし、システム全体を変えるだけの 時間的な猶予も無い。だから「正しくない」方法を探す。基本的には 偏差値高めの人が多いから、問題があれば、それを回避する手段は必ず見つかる。醜いシステムをバッドノウハウで効率よく…

急を要する病気の治療

煩雑な書類手続きの回避

ところが、もっと高度を下げて着陸してみると、

地球全体のことは後回しになる。環境問題はとりあえず置いておいて、 今晩何を食べたらいいのかという問題のほうが重要になってきたりするシステムを外から見下ろす人と、システムの中にいる人とでは、しばしば議論が食い違う。中の人の方が詳しいからか? そ…

高度を下げると、環境汚染の汚い部分がどんどん見えてくる