twitters for the day

13:32 好きな言葉。削り出し。冷間鍛造。メディカルグレード。ミルスペック。プロトタイプ。旧ラインの最終製品が「根性」を得て、新型を倒すお話。 *Tw*
13:34 ターミネーター2 みたいな、「根性を得た機械」の物語は、どうしてこんなに面白いのか、いつも不思議。「量産型は伊達じゃない」にしても、物語の出来具合は、必ずしもそんなに高いわけじゃないのに *Tw*
13:37 プロトタイプというのは本来、「量産品」に比べれば未完成な部分がたくさんあって、性能は低い、はず。以前ベンツのオープンカーが発売されたとき、カタログについてた物語が、プロトタイプが生まれて破壊されるまでを扱ってた *Tw*
13:38 もちろんプロトタイプだから、あらゆる部品は削り出しの一品物、壊して限界探るための試作だから、性能は必ずしもベストでなくて、そのわりには海の中とか砂漠とか、つれて行かれるのは苛酷な環境ばっかり *Tw*
13:39 試作品は、天文学的なコストと、エンジニアの愛情を一身に受けてこの世に誕生して、これから生まれる兄弟の中で、たぶんもっとも苛酷な生を全うして、あまつさえ最後は完全分解される *Tw*
13:40 メルセデスのエンジニアに名前で呼ばれてたその試作車は、やっぱり最後はボロボロになって、分解されて、全ての部品を検査されてた *Tw*
13:41 ガンダムみたいな物語は、プロトタイプがむしろ最強の存在として描かれることが多い気がするけれど、製造試作品の哀しさみたいなものは、あんまり物語で取り上げられない *Tw*
13:42 破壊された工場に迷い込んだ主人公が、倉庫にバラされた部品を組んで、眠ったはずのプロトタイプを駆る物語を読んでみたい。 *Tw*
13:44 もちろんそんな試作品は、性能的には不十分なんだけれど、強度だけはやたらと高い鍛造部品とか、なんといっても自分を作った技術者の「愛」と「根性」を武器にして、バランス取れた量産品に対抗するの *Tw*
14:16 MS イグルー 「挫折するプロジェクト X 」のコンセプトは相当いいかも。。 *Tw*
15:27 @REVI この話大好き。 *Tw*
22:06 努力とか根性とか、読者はもはや、そんな暑苦しい考えかたに共感するだけの体力を持っていないんだと思う。でもみんな、不思議とその暑苦しさを希求する
22:07 暑苦しさの代理人、身代わり、引きうけ手として、たぶん根性を持った旧式の機械というものに役割が発生する。神様が降りてくる「よりまし」みたいな
22:08 痛いこととか辛いことを人間がやるの面倒だし、自分じゃなくてもそんなこと喜んでやる主人公には共感できない。努力を避ける主人公は、まさに読者そのものだけれど、たぶんもっと共感できない
22:09 そのへんの矛盾を解決する都合のいい存在として、勝手にやってきて、勝手に男気発揮して、主人公の根性要素を肩代わりしてくれるメカというのが、これから流行する気がする
22:10 それが「喋るロボット」である必要は全くなくて、単なる車とか、あるいは「折れない刀」みたいなものであっても、饒舌な主人公が勝手に感情を投影するはず。そんな身勝手なやりかたは、中二病と親和性高そう