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09:55 たとえばタクシー乗るときに料金メーター見えなかったら、「どこまで車を寄せるのか」という問題は、メーターでなくて空気が決めることになる *Tw*
09:57 駅近づいて、あと 200m ぐらいのところでメーター動くと、ちょっとドキドキする。今歩けば今の値段だけれど、駅正面につけたらたぶん、もうちょっとだけメーター上がる。わずかな歩行距離が、そのメーター料金に見合うのか、ちょっと考える *Tw*
09:58 治療方針話すときなんかも、ほんとうはタクシーメーターみたいなものをリアルタイム表示すると、治療はずいぶん変わるんじゃないかと思う。「おまかせします」なんて言おうものなら 120 万円ぐらいになって、家族がびっくりするような *Tw*
09:59 アメリカ医療があんなになった理由が、やっぱり今一つ分からない。コルホーズ人民公社で滅亡寸前だった共産圏の農業は、自由化によって生産高が何倍にもなった。全て自由化したアメリカ医療は、理屈の上ではすごい効率になってもおかしくない *Tw*
10:00 「自由化したらアメリカみたいな地獄だよ」と言ういいかたは、たぶん欺瞞が入ってる。実際問題、他の産業は、自由化してみんな豊かになったんだから。むしろ医療が例外的。 *Tw*
10:01 アメリカを論じるのなら、むしろアメリカ医療は自由化を果したのに、何故効率のいい市場化を果せなかったのか、という市場の失敗を論じないといけない。自由化それ自体を否定する論拠に、あれを使ってはいけない *Tw*
10:02 億単位の天文学的な予算突っ込んでメリットあるのは、年間数人単位の移植医療ぐらいで、ほとんどの人については、日本とアメリカ、あるいはキューバですら、そんなに変わらない *Tw*
10:03 診断能力は、どの国も同じか、あるいはメカが普及してる日本の方が制度が高い。薬はアメリカのほうがたくさん使えるけれど、 9 割以上の人について、日米そんなに困らない。 *Tw*
10:05 手術とか、血管内治療なんかは、アメリカの権威がデモンストレーションに来たとき、みんなが「このグチャグチャを、これからどう仕上げるのかな ? 」なんて期待して待ってたら、本人は「 good result 」なんてにっこり笑って、会場ドン引きした逸話なんかに代表されるように *Tw*
10:06 やっぱり外人は大雑把で、日本人は細かい。それでも予後に差が出ないんだから、あるいはその細かさもまた、床屋の満足なのかもしれない *Tw*
10:09 だからやっぱりアメリカの医師は、自由市場経済の中で、不当に高収入を得ている気がする。市場が上手くまわってないから、彼らの正しい実力が査定できなくて、お金を持ってる人達もまた、彼らに高すぎる対価を支払わざるを得ない *Tw*
10:10 査定が機能してないからこそ、みんなそんなに一生懸命働く必要もなくて、結果として底辺層まで人が回らない。アメリカの救急外来は卒倒しそうなぐらいに忙しいのに、たとえば在郷軍人病院の医師は、単価高すぎて病院にいられなくて、 14 時ぐらいになったら午後はフリーになる *Tw*
10:12 医師の平均レベルでいったら、やっぱりメリケンの育成システムはちゃんとしてるから、彼らはみんなすごい人なんだとは思う。だからこそ、医師数が充足していて、市場がちゃんと回ったのなら、アメリカは本来、もっと上手く行く気がする *Tw*
10:13 プログラマなんかと違って、トップレベルの医師と、最低レベルの医師との生産性は、全くといっていいほど変わらない。難しい外科の手術はともかくとして、同じ薬を処方するなら、権威が処方しても、研修医が処方しても、効果はほとんど変わらない。威光効果分の違いだけ *Tw*
10:14 だからこそ本来、「ベテランの腕が評価されない」なんて言いかたには嘘があって、そもそも医師の腕前と生産性とは全くといっていいほど比例しないから、なにか別の査定システムを提案しないといけない *Tw*
10:16 たとえば日本一の神経内科医と、 4 年目ぐらいの、腕の悪い眼科医との生産性を比べたら、下手すると 100 倍じゃ効かないぐらい、眼科医の生み出すお金のほうが多い。神経内科は診察に 30 分かかって、 500 円ぐらいにしかならないけれど、眼科はその間、白内障の人を 3 人 ...
10:30 @obacan2 案外 HDD の容量が一番近いかも。。演算速度は、 10 年目越えた頃から 30 年目ぐらいまで、そんなに極端には変わらない気が。修行期間終えて「製品」になってしまったあとは、経験値が全て *Tw*
10:32 バクスターアメリカで販売していた中国ヘパリンが、アレルギー出して大変らしい。 http://tinyurl.com/2txn8t 母集団分からないから 350 人という数が多いのか少ないのかよく分からないけれど、少なくとも普通は、ヘパリンで人は死なない *Tw*
10:34 病院で点滴を受けた人は、事実上全てといってもいいぐらいにヘパリンが体の中に入る。それぐらい一般的な薬だし、バクスターという会社もまた、誰もが知ってる程度には大きな製薬メーカー *Tw*
10:35 ヘパリンが原因で血小板が少なくなる合併症が知られているけれど、あれは無症状だし、人は死なない。報道だと「アレルギー反応」とか書いてあるから、やっぱり何かあったっぽい *Tw*
10:39 @REVI 実際問題、アメリカではすごく上手に終わった治療を訴訟されて、裁判所で「ごめんなさいドクター。うちにはお金がないんです。支払いを考慮してくれれば、今すぐ取り下げるのですが」とか「いい人」が頭下げたりするらしい *Tw*
10:40 @obacan2 よく分からない症状を治療可能な状態へと帰着させるのが上手になるイメージ > 経験値。でもその能力は、むしろない方がお金になる。検査いっぱい出せるから。 *Tw*
10:49 @fromdusktildawn そんな気が>非対称情報。医師の場合は、みんなで高止まりしている印象。特にアメリカなんか。 *Tw*
10:50 命に対する貢献度みたいな評価パラメーターを作れるのなら、アメリカ最強の移植外科医と、フィリピンの田舎で保険活動してる保険婦の人と、収入逆転したっておかしくないのに *Tw*
10:51 一時期ナースを増やすと保険点数を上げましょう、なんて告示が出て、公立病院がいっせいに看護婦の引き抜きに走って、公立病院の給料が一気に上がった *Tw*
10:52 筑波では、ベテランナースの年間給与が 1000 万円越えて、民間病院の 2 倍になったらしい。今はしご外されて、来年度からそんな得点得るのがすごく難しくなった。もちろん一度上げた給与も下げられないから、公立病院は来年度、もっともっと厳しくなるはず *Tw*
10:56 @fromdusktildawn やっぱりソーシャルブックマーク的なシステム作れると面白そう。「口だけ」の人も、「技術だけ」の人も同列に評価されちゃうだろうけれど、それでいいんだと思う。それが顧客満足につながっているのなら *Tw*
10:57 ものすごい腕前を持った人は、みんながその人を誉めそやすから、そもそも「いい人」にしかなり得ない。誰もがその人のことを嫌って、患者さんの評判も最悪なのにすばらしい腕前の人なんて、やっぱり多くない *Tw*
11:47 身体の情報構造 http://tinyurl.com/37ppxv というかんがえかたがすごく面白い。振る舞いそのものを直接記述してはいけない。身体という情報構造を記述して、それを駆動し、創発的に振る舞いを生むのがソフトウェアの仕事。 *Tw*
11:48 動作を直接記述するやりかたは、「 if 」で記述した状況以外に対応できない。診断なんて行為を記述するときにも、あるいは身体構造記述するやりかたしないと、曖昧な状況に対応できないのかも *Tw*
11:49 デブサミというのは「デブ」と聞いた時点で全く興味なかったけれど、すごく面白い話がたくさん聞けたみたい。アナウンスの敷居を、もう少しだけ下げてほしかった。 *Tw*
11:53 でぶサミの講演ログとか、あるいは出版物の販売とか、なんかそんなサービスないんでしょうか ? 誰か教えて。 *Tw*
11:57 「でぶ」のもつ語感の破壊力というのはどこから来るのか本当に不思議。どんなにすばらしい人格者でも、「だってあいつデブじゃん」の陰口ひとつで、その人の威光効果は一瞬で地に落ちる。 2 文字でここまでの破壊力 *Tw*
12:08 @sava2 ありがとうございます。探してみます。
13:41 ジャンプしたりダッシュしたりといった行動の最中、筋肉というアクチュエーターは、走りたいとか飛びたいとか考えない。自身に入力された神経電位と、関節からの張力とから、自身の動きを創発する *Tw*
13:43 脳神経もまた、筋肉に「 10 グラムで 4 秒間収縮を維持せよ」とか、そんな命令を発しない。頑張れとか、せいぜいそんな程度の情報しか送らない。身体という構造と、重力という力、地面の粗さみたいな情報が、人体を走らせたり飛ばせたりする *Tw*
13:44 診断という行為もまた、筋肉である医師自身が「病名」を思いうかべた時点で認知のゆがみが生じてるんだと思う。患者さんが症状持って、病院という身体情報持った構造に刺激を入力して、中の人達は結果が見えないまま、右往左往しているうちに、「治療」が創発されるのがきっと正しい *Tw*
13:45 合気道の人達は、人体を「ハック」することに、部分的に成功しているのだと思う。上手な人に技かけてもらうと、握手しただけなのに、自分の足まで他人に動かされてる気分になれて、とても面白い。面白がってるぶんにはどこも痛くない *Tw*
13:46 診断という情報構造を記述しないといけないんだと思う。もちろんそれをやるには、その人自身が人類以上、「超医師」的な存在でないといけないのかもしれないけれど *Tw*
13:47 @hmori 医療はあくまでも実学です。。 *Tw*
13:49 最後はきっと計算量の問題。実際問題病名駆動型の今のやりかたで、診断にたどりつけなくて困っている人はごく少数。少数でも「いる」時点で大いなる問題だけれど、カットオフを低くとるなら、すでに問題は「解決されている」ともいえる *Tw*
13:50 実用上困ってないものを、今さら理想的でないといって「改良」する行為は、歴史的に不幸になるケースが多い気がする。 *Tw*
13:51 このへんはまじめに考えて何か生み出すより、さっさと髪型をもじゃもじゃパーマに作り変えて、茂木のニッチ狙って芸能界デビュー考えたほうが実用的なのかも *Tw*
13:54創発」に代表される複雑系ワードは、それを実用的に使って何か生んだ人と、言葉を運用することで自分が幸せになった人と、両方作り出した気はする。複雑系とかネットワーク科学は、そのあたりスピリチュアルの人達を笑えない *Tw*
13:58 @marco11 横文字を漢字パワーで運用することの原点は、「神経」という命名あたりだから、医療はあんまり強いこと言えなかったり *Tw*