twitters for the day

09:52 結局どこに「特別」を付与するのかが問題になるのだと思う。自らを特別な存在に仕立てるのか、それとも特別なコミュニティを切り取るのか *Tw*
09:54 ちょっと前までの典型的な医師のライフプランは、研修して一人前になったところで、大学院に入って留学して、博士号取ったあと臨床に戻って、そこで研鑚積んで専門医になって、 40 すぎたら開業する *Tw*
09:55 億の借金積むから、 40 の開業でも、本当はちょっと遅いぐらい。開業したらもちろん、今まで積んできた専門技能とか、腕の「冴え」みたいなものは一切不必要になって、あとは風邪の人とか、高血圧の人とか外科でも内科でも、同じようなことをする *Tw*
09:55 結局のところ、医師のキャリアプランの中で、研究して名を上げるとか、腕を磨いて何か名を成すとか、そんなことはすべて、開業した時点で不必要になる。 *Tw*
09:56 もちろん博士号持ってるとか、学会で有名といったブランドは、開業したその人を助ける貴重な武器だけれど、ある意味無駄な努力と言える気もする。使ってないんだから *Tw*
09:57 専門技能を発揮するには、それなりのインフラが必要で、たいていそれはものすごく高価だから、開業したらそんなもの持てない。それ持ってる施設は人件費にお金割けなくて、たいていの場合、給料安い *Tw*
09:58 開業したら、 1 度のお手つきで人生持ってかれるから、やっぱりリスクの高い専門技能は、生かせない。結局のところ、「腕磨く」という行為それ自体、もしも開業がゴールなのだとしたら、ずいぶん無駄なことをしている気がする *Tw*
10:00 腕というのはたぶん、投入した努力の平方根だけ伸びていく。最初のうちは、投入したコストに対する見返りは大きいけれど、コストを投じれば投じるほどに、返ってくる何かは減ってしまう *Tw*
10:00 40 歳まで全リソースを「腕」にぶち込んで、あまつさえ開業と同時にそれを放り投げるやりかたは、やっぱりなんだか無駄が多い。 *Tw*
10:01内視鏡を習ってる先生が、やっぱりそんなかんじ。何でもできて、もちろんすごく上手なのに、今度家継いで、開業したら、もちろん今みたいなハイリスクの手技はしない。うちの施設には、これからも教えに来てくれるらしいけれど、やっぱりすごくもったいない *Tw*
10:03 自分なんか、その人が内視鏡に投じた努力の数十分の一も努力してないけれど、その名人が開業したら、内視鏡続けるぶん、自分の投じた努力のほうが、対価を生んで、内視鏡やらないその人の腕は、もはや対価を発生しない。ものすごくもったいないけれど、しょうがない。 *Tw*
10:04 「箔」をつけるために腕磨く、今みたいなキャリアプランはだから、医師にものすごく無駄な努力を強いていて、もったいなさすぎる。もっと「そこそこ」を大量生産する術は、いくらでもありそうな気がしてくる *Tw*
11:29 「 MacBookAir は案外たいしたことない」なんて記事読んで、極めの誤謬なんてことを考えた。「たいしたことない」なんて思った人達は、たぶんもっと優れた技術者なんだろうけれど、そもそも「優れた」人でなくても、 MacBook は作れてしまった *Tw*
11:30 Air を批判した技術者はたしかに優秀なんだろうけれど、ネジ減らす設計できるようになるために、その技術者が自らに投じたコストは、その人が作り出したプロダクトに見合ってるんだろうか ? *Tw*
11:32 技術者の腕もまた、投じたリソースの平方根でしかパフォーマンスとして返ってこない。 MacAir を作った技術者の腕前は、もしかしたら日本人技術者の半分ぐらいしかなかったかもしれないけれど、裏返せばきっと、 2 倍を達成するために、日本人は 4 倍のリソースを突っ込んでる。 ...
11:33 作り出した製品が、ソニーの薄型ノートと MacAir と。見た目変わらなくて、もしかしたら向こうのほうが話題になったら、技術者が自らの腕を極めるために投じたりソースは、丸々無駄であって、技術を極めることそれ自体、優れたプロダクトを作るときには、本質になり得ないことになる *Tw*
11:37 大昔、スイス全盛だった腕時計業界にセイコーが参入したとき、中身見て絶対かなわないと思ったらしい。スイス製の精度はすごかったけれど、正確な時計という、機能の本質につながる部分は案外簡単に再現できたから、日本はプラスチックの歯車使って、安直な時計作ったらしい *Tw*
11:38 見た目だけもっともらしくて、中身はちゃちで、でも正確な日本時計は売れに売れて、今ハスウォッチみたいなものをスイスが作って、セイコーは逆に、細部にまでこだわりぬいた製品作って、ブランドに走ったりしてる *Tw*
11:39 技術力とブランドイメージは、たぶん車輪の両輪みたいなもので、自分のリソースをどちらにどれだけ割くべきなのか、もっと真剣に考えないといけないんだと思う *Tw*
11:40 ポアンカレ予想解いたロシアの数学者みたいな、世の中から隠遁した伝説の技術者みたいな人が居たとして、その「伝説」すら広まらなかったら、その人が技術にかけたリソースは、たぶんすべて無駄になる *Tw*
11:57 結果志向と方法志向との誤謬がどこかにあったのだと思う。いいプロダクトを作るのに何が必要なのかを考えて、リソース配分を行った Mac の人達と、技術極めた先にいいプロダクトが現れると信じて、ひたすら腕磨いた日本の技術者と *Tw*
12:07 @s1061123 同業者目線は、きっとどの業界でも強いのかもですね。。
12:11 大きなモデルの蹉跌 *Tw*
12:11 @REVI 大きなモデルの蹉跌という言い回しはかっこいい。。「蹉跌」ってまだ自分で使ったこと一度もない。 *Tw*
12:16 「いい腕の先にいい製品」の物語で本当に幸せになりたかったなら、「その物語こそが正しい」という考えかたで、顧客を染め上げないといけない。それやるには広告にリソース割くことが必要で、技術に命かけてる人は、やっぱりそれができない *Tw*
12:16 成果を伴わない努力の災厄にちょっと似てる *Tw*
12:18 技術立国を日本が目指すなら、「ハードディスクごとに音質が違うんです」なんてのたまうオーディオ評論家を、もっとたくさん育てないといけない。アンプとかスピーカー買ったら、まず 20kg ぐらいの鉛板乗せようとしてた人達 *Tw*
12:20 「統計的に優位でない」が主流の世の中では、 Mac に勝てない。「差が出てるんだからこれは事実だ」を主流になるよう、物語を書き変えないといけない。統計学者が日本を滅ぼす。日本のあらゆる場所から統計野郎を放逐しないといけない *Tw*
12:21 セシウム原子時計で炊飯器の電源周波数を理想化すると、お米の味が全く変わってくる。 *Tw*
12:22 電源コードを純銀に交換するのは、炊飯マニアの基本。 *Tw*
12:25 昔はアンプのアース線を全部交換したりしてたから、炊飯器マニアの人達を笑えなかったり。 *Tw*
12:35 @Stella_NF 最近の炊飯器は、一時期のピュアオーディオに近い状態になってきたような。そのうちマイナスイオン放出するようになる。きっと *Tw*
12:42 http://tinyurl.com/yvmfnx ちょっと違うけれど、職人の物語の典型例として、全ての製品にこんな物語くっつけて、世界中の富裕層目指して製品作るのが一つの戦略ではある *Tw*
13:48 月食と書くと科学なのに、月蝕と書くととたんに中二病臭あふれてくるのは何でなんだろう。。 *Tw*
13:51 2 年前に、手術中に血液足りなくなって、妊婦さんがなくなった。 1 年前から、今度は輸血の合併症に対する批判が高まって、すべての輸血製剤に放射線照射が義務付けられた。放射線かかった輸血製剤は返品出来なくなったから、今度は病院は、「万が一」のために輸血製剤を用意できなくなっ ...
13:52 昔は 20 単位ぐらい取っておいて、 3 単位使ったらあと返品とか、自由にできた。不安だから輸血確保しとくとか、普通にできた。今の輸血は「買いきり制」だから、売るほうは楽だろうけれど、買うほうは恐ろしく厳しくなった *Tw*
13:52 安全問題なんかは、現場に近い場所に居るほど割り喰って、割り喰う人が増える影に隠れて、そこから利権かすめる人が必ず出てくるから嫌。 *Tw*
13:53 信頼担保の高コスト化は、値段つり上げて喜ぶ人が必ず居て、その人見つけて叩いても、「安全なのは良いことだろ」みたいに開き直られるから、強いこと言えない。 *Tw*
19:36 http://tinyurl.com/273hl9 ブログを書いた。開業医のインフラただ乗り論と、市場化について。このあたりは同じこと何度も書いてるけれど、何の反響もなかったり。開業した先生がたの意見を聞いてみたいのだけれど *Tw*
21:37 検死が 2 件。あれは、確実なことしか断言したくない医師側と、とにかく病名に帰着させたい警察側との駆け引きが案外大変で、医師が譲らなかったら必然的に「心不全」になってしまう *Tw*
21:39 心配蘇生しながら運ばれて、亡くなった人は、その時点では「心臓が止まった」ということ以外、何一つ確かなことは言えない。外傷があろうが、吐血してようが、病院にきた時点で心臓止まってたわけだから、因果関係は分からない *Tw*
21:39 事件性があったら、警察は本気で動かないといけない。あの人達が一度本気を出すと、ものすごい人数動き出すから、彼らはできれば、病名に行き着きたい *Tw*
21:41 亡くなった患者さんに、亡くなってから CT を撮らせてもらうことが増えた。 CT 切って、大きなくも膜下出血とか脳出血とか、あるいは胸部大動脈瘤が破裂してたら、かなり高い確率で、それが原因で患者さんは亡くなったはず。相談して、診断書にそう書く *Tw*
21:42 高齢の患者さんに CT 撮って、たとえば巨大な肺炎の影見つけたとしても、それは「心臓が止まった人に肺炎があった」とは言えても、「その人が肺炎で亡くなった」のかどうかは分からない。なくなった瞬間に、医師は立ち会ってないから *Tw*
21:43 このあいだの、若い力士の人が「心不全」と診断されたやつも、たぶんこんなやりとりがあったんだと思う。全身アザだらけの、健康そうな若い男性が、心臓が止まった状態で病院に担ぎこまれた。たぶん CT 撮って、骨折ぐらいはあったかもしれないけれど *Tw*
21:44 その人はその時点では、「全身に外傷を負った、心臓が停止した若者」であって、「外傷のため亡くなった人」にはなりえない。医師がそこで踏み込むか、警察が「事件性あり」と判断すれば後者になるけれど、医師が「断言可能な真実」の範囲にとどまる限り、医師側からは、心停止という診断しか出 ...
21:46 恐らくはこんなやりとりの末、医師側は「心臓が止まったということ以上のことは言えない」なんて突っぱねて、警察側はそれ聞いて、「事件性なし」なんて判断したのだと思う。現場の警察官は伝言するだけで、実際事件性を判断するのは、警察署内のもっと上の人だから。 *Tw*
21:47 何となく、あの事件は誰かに悪意があったと言うよりは、アナログな伝言ゲームに不備があって、ニュアンスが伝わらなかったんだと思う。もちろん、確実さを求められる昨今、誰も「踏み込み」を行わなかったという部分は責められてしかるべきだけれど、何となく、どうしようもなかった気もする *Tw*
22:00 @syo68k 仕事柄「間違う」ということを極端に恐れてたり。その人が亡くなっていても、そのへん全く同じかと。。
22:01 @ma_shimaro 病院は確実なものを重ねて、原因分からなくても治癒に持っていくやりかたで、警察はある程度の曖昧さを許容しつつ、何よりも原因を追求するやりかたするので、お互い歩み寄れなかったり