Sat, May 15

  • 14:37  考えてみれば、自分の得になることを「いいことだ」と判断するためには、まずはそういう教育を受けないと無理。何もインストールされていない人というのは、たぶん「まわりがいいと言っていること」をいいことであると考える。経済学者が宗教家に勝てない道理
  • 14:38  教育機関はしばしば、「お得」に従って行動するのはいいことじゃない、という価値を子供に入れる。あれは刷り込みとして、あんまりいい効果もたらさないような気がする。みんながお得を目指した結果として、いい均衡状態になる
  • 14:59  最近はこう、密林が販売しているものが、商品それ自体じゃなくて、密林に対する信用みたいなものになりつつあるような気がする。お金の取り扱いだとか、商品の評判とか、評価付けみたいな部分で
  • 15:00  ネット通販はどうしても、相手側にクレジットカードの番号を送る必要があって、相手が信用できないと、これはやっぱり怖い。買ってないものを買ったことにされることだってできるだろうし、お金もらって、品物送らなくたっていいわけだから
  • 15:01  こういうのの信頼は、だから繰り返しを行うしか無くて、ネット越しにお金を支払って、支払ったお金のとおりにものが来るということを繰り返して、そういう体験をした人がまわりに何人も出現すると、今度はたぶん、密林に対する信用それ自体が、すごい価値を持つ
  • 15:02  ネット通販の会社から情報漏れたりだとか、通販使ったら、知らない業者からダイレクトメールが送られてきたとか、ああいう話が時々聞こえる中で、密林はなんというか、固い。たぶん自分で通販サイト立ち上げて商品売るよりも、密林に商品を置かせてもらったほうが圧倒的に効率がいい
  • 15:03  信頼というのはたぶん、財布の緩さというか、支払いの閾値を下げる力だから、知らない人の、知らないサイトにお金と情報を送るのはためらわれても、密林になら、お金を払う。信頼担保のマージンというのが、馬鹿にならなくなってくる
  • 15:04  本当はこういう部分こそ、日本だったらどうせ銀行と国家とはほとんど一体なんだから、インターネット上での支払いインフラを、国と銀行が作ってくれると、お金の流れが一変すると思うんだけれど、それやると、既存の流通がダメージ受けるから、やっぱり無理なんだろうか。。
  • 15:05  ほんとうはこう、たとえば農家の人がネット日記書いて、「今日は人参が何ケース採れました」なんて写真を出して、それクリックしたら、それが支払いになって翌日には実物が届くとか、十分あり得る未来だと思うんだけれど
  • 15:06  エアカーとかワープとかまだ無理だけれど、遠未来SFが描いてた社会のインフラというのは、今ある技術で似たようなのがけっこう作れるのに、法律とか、そういうのに対する信用とか、人間側が律速段階になっているものは、結構あるような気がする
  • 15:07  で、たぶん人間側を改造するのに頭のいいやりかたというのはそんなに多くなくて、何かのきっかけで人が一気に変わるというよりも、地道な繰り返しを目指したほうが正解なんだと思う
  • 15:12  「税制で国民に正しいメッセージを送ることができれば、日本経済は力強く復活します」みたいな経済学者の力強いメッセージを、病院語に翻訳すると、下痢の人に油っこいものを大量に勧めるような処方になる気がするんだけれど、このへんはたとえ話をしちゃいけない領域なんだろうか。。
  • 15:13  @mmasuda 密林がひとり勝ちしていて、別にそれで全然困らないんだけれど、国産のインフラとか、あるいは国立のインフラというのがあってもいいし、景気対策とか言うなら、むしろそういうのこそ作ってほしいな、と。。  [in reply to mmasuda]
  • 15:15  医療だとこう、人体を休ませることで、本来の機能が復活する、という原則でものを考える。経済の人はむしろ、病気の人に対して、本来の生活というか、かくあるべき生活を行わせることで、いつしか本来の機能を取り戻す、という考えかたをしているように思える。同じ自然治癒力でも印象が違う
  • 15:59  @cjwwa ただまあ人体で社会のアナロジーを行う時点で、相当無理があるわけで。。  [in reply to cjwwa]
  • 16:00  @odorujou このへんは「お上」意識というか、お金のことはお上に任せておけ、という感覚が、やっぱり根っこにあるんじゃないかなと。。  [in reply to odorujou]
  • 16:15  #maoyu この物語はなんというか、これが本になったのを見たいというのと、この本を読んだ子供が大人になった社会をすごく見て見たいというのと2つのわくわく感がある。その代わりたぶん、前者目指すのと、後者目指すのと、想定とか内容とか、告知のやりかたとか、変わってきそう
  • 16:19  #maoyu 前者目指すなら、掲示板の空気をそのまま再現したような、むしろありきたりの本とは異質なものになってほしいし、後者目指すなら、これはもう、「ハリーポッター」と一見区別がつかないような装丁に、勝間和代さんの顔写真と解説を大きく入れた腰巻きをかぶせるぐらいのものになる
  • 16:21  #maoyu 読めば面白いから、いずれはいろんな人に広まっていくような気がするけれど、時間の締め切りみたいなものがあるなら、手段はしばしば、みんなが同意できるものにはならない気がする。それこそ「まおゆう」でそのあたりは、いろんな形で取りあげられていたけれど
  • 16:21  @odorujou そのへんはもう、経済の人たちのお仕事ですね。。  [in reply to odorujou]
  • 16:23  @azumahirofumi むしろ整体のアナロジーと、経済学者の考えかたとは、どこか似てるかも。。西洋医学だと、「正しい姿勢」という考えかたが、そもそも無いですし  [in reply to azumahirofumi]
  • 16:32  @gigir 時間を早回しにした結果として、いろんなところに歪みが生まれて、未来予測が困難になっていくあたりが、なんだか物語が実世界を浸食していくようで、とても面白かったり。。  [in reply to gigir]
  • 16:40  @tokeisaka ありがとうございます。。  [in reply to tokeisaka]
  • 16:58  「こうあるべき」とか「こうしてほしい」を提案する人はたくさんいるけれど、誰かの「こうしたい」に対して「こうすればいい」を提案できる人はとても少ない。数少ない「こうすればいい」に耳を傾けた結果として、しばしば「こうあるべき」の人たちが敵に回って、なおさら物事は回りにくい
  • 17:15  何かイベントを企画するときに、「何をしたいのか」から入る人と、「どれぐらいの規模で、どんな人に向けたイベントにしたいのか」から入る人とがいて、後者の割合は、やっぱり少ない

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