2006-05-10から1日間の記事一覧

自分がショックの患者のCTを読むときは、まず心のう水を見て肺動脈を見て、その後一度鼠径靭帯が

写っている断面を探す。そこじゃないと動脈と静脈の区別がつかないから。その後、静脈系を上下に追っかけていって、 血栓を探す。その場で肺がんを見逃しても、たぶん読影の先生が見つけてくれるから、その場ではあまり真剣に見ない。半分は我流だし、いいか…

単純写真は、まず周辺から見る。胸膜を左右とも指でなぞって、その後肋骨を1本1本指で追っかける。

その後さらに肺動脈の走行を見て、肺野を観察するのは一番最後。側面写真の読みかたは、また別のやりかたがある。

ボールペンで殴り書きする人

鉛筆を使って描いたスケッチはきれいだけれど、道具を持ち変えなきゃいけない分だけ 手間がかかる。忙しいベテランは、たいていボールペンだけで描く。上手な先生がボールペン一本で描いた図というのは、 ごく簡単に書いてあるわりにはよく分かる。ところが…

青鉛筆(消しゴムで消せないから)を使って、本当のスケッチよろしく絵を書く人

上手な絵を書く医師がいたら、「どうしてその図は分かりやすいのか」を教えてもらうと相当勉強になる

##描きかたは教わらないと分からない 「カルテには文字だけでなくて絵を書きなさい」とはよく言われることだけれど、 上手に書くのはなかなか難しい。手術や内視鏡などの手技を行った後の手術記事。 胸部単純写真やCTスキャンなどの画像所見のスケッチ。 病棟…

「絵」は見たままをきれいに書くのではなくて、専門科ごとに伝統的な描きかたというものがある

描きかたは習うもので、見つけるものではない

言葉で解説してもらうだけではなくて、「どういうスケッチを書くのか」を

一緒に習ったほうがいい

手術の術式や画像所見の見かたを習うときには、

絵のうまい人から教わると理解が早まる。

絵を書いて理解する