寡黙なのに信用される人は、たぶん言語外の情緒メッセージを7つ以上出していた

その人が抽象化されたとき、あるいは「理解された」とき、
以降のその人の言動には一定のバイアスがかかる。
一度それがなされると、それを覆すのは難しい。

##先入観を操作する
個人に対する先入観をより好ましい方向に持っていければ、その後のつきあいかたは
相当有利になる。

ところが、情報要素はある程度操作可能でも、情緒要素は無理だ。
情緒というのはフィードフォワード的な要素だから、予測が立たない。だから、
「**うれしい驚き**」なんてめったにおこらない。

幸い、情報と情緒の2つの要素は独立して定量することが難しい。

つきあいにくい人でも有用なことを教えてくれる人は多いし、
役に立たなくてもつきあって面白い人もいる。

情緒要素の不足を情報要素で補って、情緒が抽象化されるタイミングをコントロールしてやれば、
自分に対する印象を少しでもいい方向に持っていけるかもしれない。

情緒の評価というのは、1回の外来程度の短時間で行われる。この間に少しでも
肯定的な評価を引っ張り出す。