ロードマップが予告どおりになったときの次の手、あるいはそれがうまくいかなかったときの次の一手を示すこと

こんなことぐらいじゃ解決しないことはたくさんある。

産科救急なんていう問題はまさにこの類で、今はちょっと逆風吹きすぎ。
絶対に何らかの形でゆり戻しはくるだろうけれど、このままいくと映画「皇帝ペンギン」の世界
(種の保存のため、日本中の産婦さんが何百キロもの距離を旅して、
伝説の「**子供が生める病院**」へと集まってくる)
が冗談でなくなってしまう。

それでも、対話を続ける以外に信頼関係を築く術は無く、
これを放棄した時点で信頼なんか無くなる。

##信頼関係の空白を埋める
信頼がなくなったとき、未来を志向したサービスは継続する意味を失う。
サービスの受け手は対価を支払うことを止め、新たに
「失われた過去」を査定してくれるサービスを探しはじめる。

マスコミや法律家というのは、信頼関係の空白という商品に、「解釈」というサービスを加えて
対価を得る産業だ。

おこってしまったことがどんなにひどい物であるのか。
その被害を受けた人々はどれだけ悲惨なものであるのか。その過去の描写にこそ価値がある。

大事なのは過去だけ。
そこから先の未来は、あんまり関係ない。

彼らが嫌がる行動をしようと思ったら、彼らが面白くない状況を継続すること。
商品になる「信頼の空白」を出来るだけ作らないことだ。

医療者と家族とが淡々と対話を続けている状態は、マスコミにとってははなはだ面白くない、
手の出しようが無い状況。

>何を聞いても意味ありげにニヤけるだけの医療者、「真実が知りたい」と泣く家族、
医者の悪事を暴く正義のマスコミ。

こんな「面白い構図」を描かれる前に、踏みとどまってとにかく話す。

マスコミは嫌いだけれど、住んでる土俵が違うから、いくら争おうとしても
勝負にならない。

一矢報いるには、彼らの居場所を無くすしかないと思う。。