味方側に航空機や大砲といった「飛び道具」がある場合は、戦力はお互いの数の二乗に比例する

敵味方とも槍や刀しか持っていないときは、戦いは接近戦となり、「一人が一人を倒す」戦いになる。

味方側に10倍もの兵士がいても、10人が一人の敵に殺到できるわけではないから、
敵の兵士の数と同じだけ、味方の犠牲者が出てしまう。犠牲になる兵士の数は変わらない。

ところが、飛び道具が使える戦いになると、話は違ってくる。

航空機や大砲といった武器は、
遠くから敵を狙い打てる。味方の数が10倍あれば、戦力差は100倍に達する。
犠牲になる味方はほとんどいなくなる。

戦争というのは効率よく敵を倒す方法を追求するものだから、
状況に応じて戦略を変えなくてはならない。

ランチェスターの法則を生かした戦いかたというのは、以下のようになる。