2006-06-20から1日間の記事一覧

「みんな」と「あなた」の使い分け

戦いというのは、結局のところ戦力の大きな方が勝つのだけれど、 どれだけ大きな戦力を用意すれば勝てるのか、という問題には、 「ランチェスターの戦争法則」という解答案がある。

人間性においては、生産者であるわれわれ農民の方が軍事に優っている自覚を堅持し、破壊者である軍人を教え導く心構えが大切であること。

愛情をもって道理をつくし、幼な子を教え導いてゆく態度で話し合うこと。

うそ、いつわりのことを言わないこと。

決して短気をおこしたり、相手の悪口は言わないこと。

耳よりも上に手を挙げないこと。

アメリカ軍と話しをするときは、なるべく大勢の中で何も手に持たないで座って話すこと。

その上で、「自分の実力であればどうだったのか」のシミュレーションを、個々の医師が表明する

マスコミの飛び道具が標的にするのは「医師一般」という概念。 医療者側がやらなきゃいけないのは、その概念の解体だと思う。医師の案件を報道した記者には、なんとしてでも「その人個人の見解」というものを表明してもらう。 「あなたならこうした場合、どうしま…

どんな案件であっても、その分野の「**神**」級の医者がそこにいれば、その事態は乗り切れた可能性があったことは認める

「医学的に見て正しかったのかどうか」を強調するのは止める

「あなたの個人的な見解が聞きたいんです」

何とかして相手個人からの言質を取るように交渉を進めると、けっこううまくいく。##マスコミと医師との戦いかた 医者がマスコミから叩かれるようになって久しいけれど、 たいていの案件では、やはり医学的にみてどうにも理不尽な叩かれかた。医師側は医学的…

「みんなはいいですから、あなたならこの人のケースはどう考えますか?」

自分達の立場が弱いときは、なんとかして接近戦に持ち込んで、「一人が一人を倒す」戦いで、相手の戦意喪失を狙う

これは本物の戦争での話だけれど、いろいろな組織、 あるいは個人との交渉ごとは、けっこうこの法則が通用する。##相手を一般化するやりかた たとえば、退院の交渉。一応、立場の強いのは医者側だから、可能なかぎり距離をとったほうが、交渉が有利に進む。…

自分達の立場が強くて、「飛び道具」が使えるときには、相手との距離をおいた戦いかたをする

味方側に航空機や大砲といった「飛び道具」がある場合は、戦力はお互いの数の二乗に比例する

敵味方とも槍や刀しか持っていないときは、戦いは接近戦となり、「一人が一人を倒す」戦いになる。味方側に10倍もの兵士がいても、10人が一人の敵に殺到できるわけではないから、 敵の兵士の数と同じだけ、味方の犠牲者が出てしまう。犠牲になる兵士の数は変わ…

剣のような原始的な武器を用いた接近戦では、戦力は兵士の数に比例する。