CPRコールをかけるときの、院内の符丁
日記をつけている本人にとっては何の価値もない情報であっても、
解析者にとっては宝物だ。
そんなものが分かるだけでも、病院名は相当絞れるし、すくなくとも「身内」を装う
強力な助けにはなる。
管理人にメールをもらったり、
掲示板に書き込んでもらったりすれば、IP アドレスが抜ける。
IP からその人の住んでいるところぐらいは分かるから、
結構な確率で勤務先が特定できたりする。
##リンク先は大丈夫?
いろいろなサイトにリンクをしてもらうことはうれしい。
うちなんか叩かれっぱなしだけれど、叩きリンクであっても、
やっぱりうれしい。
無断リンクの是非をめぐる論争があった最近あったけれど、無断リンク、是非して欲しい。
無視されるよりはずっとうれしいから。
むしろ問題なのは、ネット上、あるいは実世界の「友達」からリンクを張られることだ。
相手が自分の実名を知っている人ならば、その人の紹介文には注意したほうがいい。
匿名のお医者さんのサイトで、その人にかかっている患者さんのページがリンク先にあって、
その先生の開業している病院名を思いっきり書いている人を見たことがある。
そんなにあからさまな例でなくても、前の「ゴミ箱あさり」の方法論というのは、
リンク先のページでも当然つかえる。
対象の実世界での知りあいのうち、一人でも人物特定ができるなら、対象の人物特定は
相当楽になる。
このあたり、現役の医師よりも、むしろ医学生のサイトの方がよっぽど脇が甘くて、
自分の大学の先輩医師のサイトとか、同級生のサイトとかを「○○大学リンク集」なんていうくくりで
紹介している人がいたりする。
本人には裏切る気はないんだろうけど、いざという時は、
匿名性はその人のサイトから突破されるだろう。
実世界で顔を知っている知人にリンクを貼ってもらったり、
オフ会(みんな結構やってるらしい。一度も声をかけてもらったことがない…)なんかで
みんなで会うときは、セキュリティのレベルは、集まった人の中で、
もっともスキルの低い人が決定すると
思ったほうがいい。
自分のサイトの匿名性をしっかりと保っていても、
自分の知りあい全てがそうしてくれるとは限らない。
危ない橋を渡っている人、何人かいるんだけれど、かかわりあいになると
自分が火傷をしそうで、怖くて何も言えない…。
##危ない mixi
ソーシャルネットワークの大手、mixi は危険だ。
招待された人しか入れないから安全と思っている人がいるかもしれないけれど、
匿名性を保って何かをするときは、あれほど危険なものはないと思う。