昔の交友関係

ハンドルネームを固定していたり、携帯電話の固定IP でいろいろな書き込みをしている人なんかでは、
google でそれを検索するだけでも正体が分かることがある。

今はWeb のアーカイブ機能も充実しているから、過去数年来、同じハンドルネームを使った人が
どこに書き込みをしているのかなんて、ほとんど分かる。

Weblog の管理人には「コミュニケーション」という、
同じハンドルネームを使い続ける動機がある。

だから、その人の足あとをたどるとき、google は本当に役に立つ。

たとえばその人が医師になる前の書き込みから、対象の大学名と部活名が分かって、
そこから個人を突き止めるなんていうことは簡単にできたりする。

##ノーガードは最大の防御
ネットで何かを発信する医師は、一度は「在日医師RED」というハンドルネームの人の
一件を調べて見るといいと思う。

>自分は韓国国籍医師だ。今から点滴を操作して、日本人の患者を殺して回ってやろうと思う

そんな内容の書き込みが某巨大掲示板にあったとき、
最初は誰もが「単なる煽りだろう」と気にもしなかった。

ところが、みんな冗談半分で相手をするうち、
どうやらこの人が本当の医者らしいという話になって、
似たようなハンドルネームで、
他の掲示板に出入りしている人がいる…というあたりから一気に話が進み、
最終的に本人の実名から勤務先、学会発表記録から何から全部公開されてしまった。

今でもその人の勤務先はネットで調べられるし、事の顛末をまとめた「まとめサイト」もできていたはず。

ほんのわずかなスキルがあれば、ネット上の人物を特定することは極めて難しくなるのだけれど、
そのわずかな知識すらない人があまりにも多く、また自分だけ気をつけていても、回りから
匿名の壁を破られることもまた多い。

一番安全なのは、なんといっても危ないことをネットに書かないこと。

匿名で語れる場所なんかない。周囲の人は、自分が何か書いていることを
全部知っていると言う前提で記事を書いて、
となりの人が自分の日記を読んでも、
絶対に何もおきないと確信できること以外、ネット上に公開されるページには書かないことだ。