twitters for the day

10:39 劇場の中の人が書いてた文章の反応「決議や謝罪要求の有無に関係なく、歴史的事実は存在する」はショックだった。まだ「真実」の絶対性信じてる人いるのか、なんて *Tw*
10:40 正月にグダグダとオークションの本なんか読んでて、結局のところ、真実というものすら絶対性は誰にも補償できなくて、あるいは市場は、それを決定できるのかな、なんて思ってる *Tw*
10:41 ホエールウォッチングの人達が船に乗り込んで、誰か一人だけ、トイレに行こうとした瞬間、巨大クジラがジャンプを見せて、何故だかピンポイントでその人をずぶぬれにする *Tw*
10:42 船中大興奮だけれど、その人はきっと、何故だか自分一人がずぶぬれになって、怒るはず。濡れたのは明らかに不幸なことなのに、周りはみんな、あなたはすばらしい経験をしたんですよなんて *Tw*
10:43 ほんの数秒前なのに、海見たってもう何もない。「真実」は、その人がずぶぬれになったと言う事だけで、他の人達の証言とか、喜びとか、濡れた人の不幸とか、すべては測定不可能なもの *Tw*
10:44 「その男が濡れたことは、果たして鯨のせいなのか ? 」クジラはいる。でも問題の真実性には、たぶんクジラの実在それ自体、何の力も持てない *Tw*
10:45 よしんばビデオ記録があったとしても、それすらも男が知能障害おこして「捏造だ」と断言したなら、真実にはなりえない *Tw*
10:46 濡れた男の社会的な立場は、真実を保証するのだろうか ? その人が著明な代議士であったり弁護士であったり、あるいはやくざ者の頭領だったら。もしかしたら船の人達は「クジラはいなかった」ことに同意するかもしれないけれど、それでもクジラは「いる」 *Tw*
10:47 同じ時空間を共有してすら、たぶん立ち位置というのはみんな異なって、男と客はまた違うし、客の中に緑豆の狂信者がいたら、クジラいないなんて言った男を刺し殺すかもしれない *Tw*
10:48 あるいは船に乗り込んだ子供 ( たぶん金髪幼女 ) にとっては、クジラが真実かどうかはどうでもよくて、なんだか大きな生き物がすごいことしていなくなった、という体験さえあれば、それで幸せなのかもしれない *Tw*
10:49 クジラの真実性は、たぶん船が港に戻って、海からいなくなってから、はじめてその意味を持つ。その「真実」から何かの利権が発生するうちは、たぶんどんな真実も、意志からの自由を手にすることはできない *Tw*
10:49 真実もまた、市場が決めうる気がしている。最近はそんな本ばっかり読んでる。 *Tw*
10:50 「男一人が濡れた」という、検証可能な事実を説明するのに、要するに船全体の幸福度を最大にするためには、どんなおお話がふさわしいのか。それを決定するにはたぶん、市場を設計するのが正しい気がする *Tw*
10:51 市場の設計は、それもまた設計者の数だけ存在する気がするけれど *Tw*
10:52 法律とか道徳、この船限定では「科学」でさえも、無数に存在する市場設計技法の一つだとおもう。恐らくそんなやりかたは、大多数の人を不幸にするような *Tw*
10:53 twitter とか、対戦格闘ゲームのルール実装の「公平」論議と同じ。まずは「幸福」を定義して、それを最大化させるやりかたが「正しい」という評価を得る。みんなが支持する幸福があって、それを最大化させるルールができて、それが真実として暫定的に受け入れられる *Tw*
10:55 たぶん 100 年ぐらいして、船に載ってた人がすべて亡くなった頃になって、ようやくきっと、「 100 年前、この船では男がピンポイントでクジラに攻撃される珍事があってね…」なんて真実が、肩の力抜いて語られるはず *Tw*
10:55 南京の問題と、「アイドルはウンコするのか」問題とを同列に語ったりしたら、なんだか全世界的に回しそうだけれど *Tw*
10:56 その真実から利権を得る人があまりにも多くて、実際問題検証を今から行うのは不可能な問題であれば、真実は相対的な決定を行うことしかできない気がする *Tw*
10:57 歴史修正主義の人達を「論」で潰すのは、だからやりかたとして間違えで、あの人達の言説が「真実」となったとき、誰に利益が発生して、誰に不利益が発生して、全体の幸福度が大きくなるのかどうかを議論しないといけないんだと思う *Tw*
10:58 アイドル問題なら、現役中は「ウンコじゃなくてなんだかファンタジーなものだよ」あたりが落しどころで、そのアイドルが結婚した瞬間、ファンタジーはようやく利権から開放されて、「ウンコ」として真実化するみたいな *Tw*
11:21 @zahrky たぶん「 2 人だけ」問題それ自体がありえなくて、「友達が多いほうの真実が勝つ」とか、そんな結論に落ちるんじゃないかと *Tw*
11:22 船の中みたいに、その場だけで問題が系決するケースなんて特殊解で、そもそもはどこまでの範囲を持って「幸福市場」を論じるべきかなんて問題に行きつくような *Tw*
11:23 それを全世界全生物にまで広げて、気合ひとつで一般解導こうとしたのがあまたの宗教家なんでしょうが。。あんまりうまくいっていないような。それでも奇跡的な成功例だけが生き延びてきたような *Tw*
11:25 全共闘のお話とか、南京のお話なんかはたちまち炎上するのに、「 300 」みたいな映画が余裕で公開できるのは、つまるところテルモピュライの戦いから利権を引っ張れる人の数が、もはや無視できるぐらいに少なくなったからなのかなと *Tw*
11:27 イラン人 ( ペルシャ ?) の人達は、きっとあれ見て腹立ててるんだろうけれど、その反面、あの映画見て「レオニダス王かっけー」なんて思うイランの人も、きっといるような *Tw*
11:28 @marco11 だからこそ、真実は「検証」する対象ではなくて、各々が見たい部分だけ見るようにしようよ、と言う極端な相対主義が、何か答えをくれそうな *Tw*
11:32 未定義 > 相対主義。 たとえば南京の問題一つとっても、目の前にしゃれこうべ 100 万個並べられたって、否定する人はそんなもの証拠と認めないだろうし *Tw*
11:33 歴史修正主義の人たちが、実はものすごい人格者の集団でることを主張したところで、それこそ池田大作ノーベル平和賞の候補になってみたり、笹川良一だって海外では人格者で通ったり。 *Tw*
11:34 結局のところ、「真実」なんてものは、属事的にも、属人的にもそれを証明することなんてできなくて、「真実だから真実」なんてトートロジーに陥るのがオチ *Tw*
11:36 結局誰にもそれを証明できないのなら、一番高い「値段」をつけた真実を真実認定しましょうよ、市場原理主義最高、なんて。この場合「値段」と「お金」はイコールでなくて、むしろ「値段」は「幸福度」なんてあいまいなもの *Tw*
11:37 ニコ動じゃないけれど、「みんなを一番ニコニコさせた」説明を「真実」として暫定的に運用して、アイドルが結婚した、事件が歴史として風化した、何かの「役割」を追えた時点で、はじめて検証を行えば、実用上は十分かな、と *Tw*
11:39 「市場」という考えかたの歴史をひっくり返すと、昔の市場は本当にお金だけをやり取りするための装置であって、それが政治的な意味を持つようになったのは、本当につい最近のことみたいで驚いた。それこそ、アメリカの電波オークションあたりが、実用的にははじめてみたいな *Tw*
11:41 それこそ数千年オーダーの歴史を持っている「政治」のお作法に比べれば、「市場」を使った意思決定なんてたかだか 50 年。まだ若すぎるぐらい若いけれど、すごく面白い *Tw*
11:42 まだ若いからこそ、「市場」はこれから大失敗もたくさんしでかすのだろうけれど、今まで「政治」がなし得なかった、あるいは解決できなかった、意思決定に関する様々な問題に、新しい答えを出してくれる気がする *Tw*
11:43 誰もが嘘つかない、極めて有能な政治家と官僚とが国を舵取りすれば、政治による意思決定はうまく行く。理想的な、イデア的な解決手法だけれど、人間の寿命は有限だし、一つの時代に出現する有能な人物の数もまた有限だし *Tw*
11:45 三国志の群雄割拠シナリオみたいに、日本の国会に、それこそシーザーと関羽織田信長あたりが党首として活躍したら、たぶん日本無茶苦茶になるような気もする。軽トラックにジェットエンジン積んだみたいな *Tw*
11:50 産科医が笑顔で働ける世の中を作るのは難しいけれど、産科医を微笑ま「ざるを得ない状況」に追い込むことは十分可能で、両者は本来、区別をする意味がない。去年何回かこんなこと書いて、あんまり反響なかったけれど *Tw*
11:51 やっぱり方向性としては、これは正しいんだと思ってる。だからこそ医師の集団は、一方では自らを叩く状況を提案しながら、もう一方では自らを守るべく武装するのが「倫理的に」正しいし *Tw*
11:52 皆様の健康のためにとか、国民の福祉と幸福のためにとか、知能障害起こしたふりして現状にとどまるのは、倫理として絶対間違ってるんだけれど、状況から最大の利権引っ張るための「戦術」としては、たぶん極めて正しい *Tw*
11:54 「舵を切る覚悟」という言葉は、だからすごくいろんな意味があって使いやすかった。倫理とお金とのねじれ。 *Tw*
11:55 道徳的に振舞うことが、医師の利益をも最大化するのに、それやるとみんなが不幸になるという。もちろんそれは道徳が間違ってるからに他ならないんだけれど、道徳の無謬性というのは、どういうわけだかみんな疑わない気がする *Tw*
11:56全共闘オンライン」は大顰蹙買ったけれど、実際問題、国会に突入する程度にはあの運動にコミットしてたうちの親なんかですら、あれを「お祭り」と総括していた *Tw*
11:57 あれを「戦い」とか「歴史的イベント」みたいに総括する人は、ポジティブフィードバック効きすぎて帰還不可能点越えてしまった人か、あるいは筑紫哲也みたいにあれを「歴史的転換」みたいに総括することから何かの利権を引っ張ってる人しかいないんじゃないか *Tw*
11:58 あの頃知らない世代にとっては、やっぱりあれは「面白そうなお祭り」でしかなくて、それをゲームとして戯画化するのは面白いと思ったんだけど *Tw*
11:59 お正月のおめでたい期間に、それでもあれ読んで不快になる人いたらそれはお正月じゃないから消した。 *Tw*
12:01 @marco11 お正月期間終わったら、どこかで戻します。。 *Tw*
12:15 @REVI 科学と道徳の説明として支持。「誤差を減らす」と「疑わないことで無謬を確保」。もう一つの道として、みんながニコニコできるものを、暫定的に真実認定するという道を探ってみたいな、と *Tw*
12:17 ありえない世界設定の中にいろんな「真実」放り込んで、主張する正しさを検証するという方法論はできそうな。というか、やったらものすごい分量になった。前置き 6000 字かいて、本文1 000 字 *Tw*
12:18詭弁のガイドライン」はそのまんま、真実認定の方法論に読み変えられそう *Tw*
13:19 「 アイドルはウンコするのか 」 問題を、波動関数の収縮問題として真面目に読み替えた人はいないんだろうか。。トイレの扉を開けるまでは、その真実性は重ね合わせの状態になっていて、観測 = 覗きを重ねるたび、事実は多世界的な解釈へと拡散していくみたいな *Tw*
14:43 「 ドラグネットミラージュ 」 、得手が書いた小説は、挿絵を記号化している好例だと思った。表紙見た時点で 「 ダメだ 」 と思ったら、読み終わったらこの絵でないと,と思った。堅苦しくなく続きが読みたい。 *Tw*
14:45さよならピアノソナタ 」 、もう一山あっても良かったような。ゴミ捨て場の盛り上げどころは、もう少しあざとくやってもらったほうが、厨房スピリッツに火がつくような。作家の良識が足かせになった? *Tw*
14:47 そんな健全さに比べると、 「 バニラ 」 の「同性愛女子高生なら、何人ブチ殺し立って許してくれるんだよっ 」 という強いメッセージは、いっそ潔いと思った。ライトノベルなんだからこそ、世の中に間違った価値を力いっぱい叫ぶのは正しいことなんだと思う *Tw*
14:48 「 空とタマ 」 、主人公の悲惨な過去話とか、ヒロインの不幸話とか、なくてもいいエピソードをわざわざくっつけて感動引っ張ろうとしたたり、上質な食事に蜂蜜ぶっかけて美味しくいただきましょうみたいな無理を感じた。もっとぶっ飛んでもいいような *Tw*
14:50 要するに自分は、ライトノベルというお話に、なにか常識揺らぐきっかけみたいな、極端な状況設定を頭の中に持ち込むことで、自分を取り巻く実世界の常識見直すきっかけがほしいのかななんて思った。好きなお話と嫌いなお話、吹っ飛んだものは基本的に 「 好き 」 度が高そう *Tw*
14:53 鉄球姫の世界観は、ちょっとスチームパンクっぽくて好きかも。パワードスーツ闊歩する世界をファンタジーに置き換えながら、戦う手段は頭から叩き潰すところに共感を覚えた。物理法則のを1つだけ書き換えて、後は全て真面目にまわした世界は素敵 *Tw*
14:54 そのあたり、矛盾が出るたびに超技術とか、モノポールとか適当に持ち出しては主人公無敵化して行くやり方なんかは、やっぱり共感できない。結局のところ、作者が真面目にやった世界設定は、やっぱりやっただけ面白さを引っ張れるんだと思う *Tw*
15:12 事実というものは、それを相対化して運用する意志がどこかに出現した時点で、もはや絶対性を保ち得ない *Tw*