twitters for the day

10:39 議論の相対化を嫌う人たちなんかは、それを避けるための「型」みたいなものを持っていないんだろうか *Tw*
10:40 問題を相対化して撹乱するやりかたは、実際問題相対化を狙うほうからは無敵に見えて、ある程度界隈が盛り上がったけれど、それぞれの問題ごとに、相手の論拠を潰すやりかた以外の解決策が出てこない。 *Tw*
10:41 これは対症両方とか、局所治療の考えかた。根本治療を図らなければ、いつまで経っても再発する。 *Tw*
10:42 大昔、あるいは近未来、無敵を誇った北斗宗家の拳法は、無敵であったがゆえに受身の型を極められて、無効化してしまった。その反省が北斗神拳*Tw*
10:43 問題を相対化するやりかたもまた、ある種の一般化を行うことが可能だし、そんな試みは、たぶんどこかでやられて、すでに答えを知っている人がいるはずで *Tw*
10:43 だからこそ、相対論者との戦いに慣れている歴史畑の人達なんかは、相対化を図る人達が出てきたら、「ああまたか」みたいな反論テンプレートを持っていそうなものなんだけれど *Tw*
10:44 それはたとえば相対化それ自体の論拠を空虚にするような論理を発見しているであるとか、「このフレーズは相対化ワード」みたいなリストがあって、それが出た時点で、真っ当な学者は相手にしちゃいけないみたいなゼネラルルールを作るとか *Tw*
10:45 要するにそれは、幅広く効く抗生物質であったり、真っ当な学者であるためにはある種の「ワクチン」接種を義務付けるやりかたであったり *Tw*
10:47 そんな方法論抜きに、各個撃破を繰り返していたのでは、問題はきっと解決しないし、何かそんなやりかたを教えてくれるなら、自分が書いた文章が撃破されても、その対価として十分お釣りが来るぐらいに嬉しいんだけれど *Tw*
10:49 どこかに「いちいち潰すのも大変だ…」なんて呟きもあったけれど、「いちいち潰す」以外の方法論考え出すのも、たぶん「正当」を主張する人達に課せられた義務なんだと思う *Tw*
10:51 恐らくはいろんな分野、それこそ医療も含めて、正義とか道徳、事実みたいな揺るがないものから利権を得ていた人たちがサボってきて、今になって足下揺らいで大騒ぎになってる原因は、正当を守るための原因治療を怠ったことなんだと思う *Tw*
10:53 もちろんそれは、「相対」担いで現状破壊狙う人達にとっては狙いどころだし、その人達から見れば、「抗生物質」とか「ワクチン」に相当するゼネラルルールなんて、利権確保の詭弁に見えるんだろうけれど *Tw*
14:54 @masui 「 10 年短い」は、うちの業界では昔からよく聞かされる話です。たしか看護婦さんも短かったはず。 *Tw*
14:55 @masui 「病院の同僚が亡くなったよ」なんて話は、数年に 1 回は医局で耳にしますから、若い人の突然死が多いのではないかと思います。 *Tw*
19:22 議論を相対化するやり方が、とりあえず邪悪なものだとして、それが邪悪なわりに広がりやすいものならば、ある価値の絶対性を信じる人たちは、まだ感染していない人に 「 免疫 」 をつける義務が発生するのだと思う *Tw*
19:23 事実を事実であるというだけで、その絶対性を信じるだけでは、たぶんその事実から利権を得ている人の役割は不十分で、その人たちにはきっと、絶対的な事実が通用する社会を維持する義務が発生する *Tw*
19:24 感染症と、ワクチン接種の関係が近いんだと思う。インフルエンザのワクチンはまだ不完全だけれど、インフルエンザ感染症のない社会が 「 いいものだ 」 と考える人たちは、みんなにワクチンを接種して、感染が拡大するのを防ぐ *Tw*
19:25 あるいはそこには、 「 インフルエンザ最高。ワクチンなんて邪道 」 なんて唱えるナチュラリストが居るかもしれないんだけれど、その時は、 「 感染者 」 を免疫のついた人で囲んでしまったり、 *Tw*
19:26 マシンワクチンが義務化されていない日本の渡航者を制限するみたいに、ワクチンに反対する人たちをラベルして、その人達に対する隔離を図る *Tw*
19:26 足りないツールは2つ。相対主義に 「 感染した 」 人を診断するための、診断ガイドラインと、まだ感染していない人に免疫をつけるための 「 ワクチン 」 の作成と。恐らくそれは、絶対性を信じる人たちの義務 *Tw*
19:27 自分が何か 「 足りない 」 なんて思ってて、できれば教えてほしいものはなんなのかよく分からなかったんだけれど、医者論理で考えるなら、やっぱりそれは診断基準と、病気に対するワクチンの存在 *Tw*
19:29 個別撃破の戦略というのは、病気になった人を殺すやり方。自分が例えばあの人たちと泥沼議論したとして、今のところ、自分が 「 治癒 」 されるようには思えない。あるいは抗生物質あるのかもしれないけれど、自分なんかよりも知的に優れた人が、やっぱり「治癒 」 を選べなかったんだか ...
19:29 あるいは自分みたいな相対主義者というのは、ばい菌みたいに抗生物質に対する 「 耐性 」 が身についてしまったのかもしれないけれど *Tw*
19:30 @marytan すごくかっこいいかも。。 > 芸術家の役割。 *Tw*
19:31 少なくともそこには、医者の居場所はなさそう。 *Tw*
19:32 たしかに 「 境界をあっさり越える 」 ことこそは、芸術家にだけ許された特権かも。 「 学 」 に対して力を持っていないようでいて、実は根本から書き換える力を持ってたり *Tw*
20:26 医療現場は厚生省に対して 「 現場にもっとお金をよこせ 」 と叫んだけれど、政府はほんのわずかだけお金を投げて、現場はそれを 「 不足だ 」 なんてあざけってる。喧嘩の戦略としては、医療者側の失敗だったと思う *Tw*
20:27 ちゃんと喧嘩するなら 「 いくら下さい。その代わりこんなことを達成します 」 という宣言を行うべきだった。 「 お金下さい 」 だけで、 「 不足だ 」 と返すのは、乞食の論理。ビジネスとは違う。 *Tw*
20:28 必要な対価に対して達成しうるコミットメントを行うならば、それに対して不足なお金をもらったところで、それは政府側の非を責める根拠になる。今のわずかな捨扶持見て恨み言語ったところで、世論はもう、恨む医療者を卑しいと感じるはず *Tw*
20:32 劇場世界観での演じ方を、医師会は何か間違えた気がする。このあたりたぶん、ゼネラルルールがあるはずなんだけれど。喧嘩の文法みたいな。 *Tw*
20:33 ワクチンがワクチンとして成立する条件は、なんといっても簡便なことと、早く効くこと。接種に1週間の入院が必要で、効果発現まで1年かかるなら、そんなワクチンは普及しない *Tw*
20:34 ワクチンは厳密である必要は無く、そもそも 「 感染していない 」 人を 「 感染しにくくする 」 程度の効果が上がれば、感染を防ぐに十分な効果が期待できる。もちろん完璧であるに越したことはないんだけれど、 「 注射一発 」 はとても大切 *Tw*
20:35 きっとそのあたり、確実性と簡便さとのトレードオフが存在して、 「 芸術 」 というものの効果は、たぶん確実さをある程度犠牲にする代わり、浸透力がものすごく高いような気がする *Tw*
20:37 ワクチンの効果的な接種戦略は、ネットワーク屋さんがいろいろ考えてる。接種者で病人を囲む 「 人間の鎖 」 とか、ネットワークでハブになる人から優先的に接種する戦略とか。 「 あなたの友達を紹介してください 」 なんてやると、ハブに到達する次数を縮められるとか *Tw*
20:38 インターネットなんかは、それこそ 「 ハブ 」 の可視化が容易な世界なんだから、正義の絶対性信じる人たちは、たぶん真っ先に 「 ハブ 」 の人達を捕まえて、その人達に感染が成立する前に、 「 ワクチン接種 」 を行うべきだった *Tw*
20:39 感染した人を各個撃破するよりも、未感染の人を 「 免疫化 」 する方が容易というのは、これもまた疫学者が信じる 「 絶対 」 ではあるのだけれど。 *Tw*
20:39 易学やってる連中が、心のそこから嫌いで嫌いで嫌いで嫌いでしょうがない自分なんかですら、ワクチンの効果はまだ信じてる *Tw*
20:41 @TsumuRi 「 だんじり祭り 」 では珍しくない光景 > 祭り好きの医者。実況中継やってる人を知ってる *Tw*
20:42 明日当直だから早く帰る。。 *Tw*
22:16 @p_shirokuma 衰退の2巻はいい本だった。ビックリするぐらいまっとうな、昔ながらの SF 物語。 「 夏への扉 」 みたいな、本当に真っ直ぐなお話。 *Tw*
22:18 昔読んだ 「 児童性愛者 」 という本の 「 悪役 」 は、正義を自覚的に運用する人たちの典型だった。社会的な地位の高い人ばっかりで、自分たちを病的な、治療が必要な弱者であると規定していた。 *Tw*
22:18 弱者であるからこそ、自分たちは 「 権利 」 を勝ち取るために団結する必要があって、治療のためには 「 薬 」 が必要で、それを海外の貧困解決と引き換えに、手に入れましょうなんて論理を展開していた *Tw*
22:19 ジャーナリストが潜入しても、中の人たちはみんな 「 弱者 」 で 「 いい人たち 」 で、その人自身、娘が居るのに価値観揺さぶられて大変そうだった *Tw*
22:20 正義とかゆるぎないものを自覚的に運用する 「 悪人 」 を前にした正義の味方は、もしかしたら、どちらが本当に悪いのか、少なくとも局所的には分からなくなってしまう気がする *Tw*
22:21 子供向けの勧善懲悪ものなんかで、あるいはそんな 「 可哀想な悪人 」 を出したりしたら、みんな揺さぶられると思う。朗読者の力量が圧倒的に高くなければ、どちらが善なのか、分からなくなるかもしれない *Tw*
22:22ベニスの商人 」 なんかも、たしかシャイロックをかわいそうな人として描き出した演出があったはず。作者はそこまで想定してたのかどうか *Tw*
22:22 感染症予防に使うワクチンだって、そもそもは 「 半殺し 」 にしたウィルスを使うから、一歩間違えればそれから感染する危険だってゼロじゃない。正義のワクチンもまた、接種のやり方間違えたら、それは相対主義者を増やすのかも *Tw*
22:24 @marco11 いろいろ考えるだに、やっぱり 「 絶対 」 は無いのかなと思うんですがね。。運用したもん勝ち *Tw*
22:26 シンプルで爽やかで面白くて、しかも 「 読んだ 」 という満足が得られて考える、ハインラインはやっぱり得手な作家だったんだろうな、と思います。御三家の中で一番好き *Tw*
22:29 アンパンマンバイキンマンに止め刺そうとして見下ろしたら、見方がみんないかがわしい目で正義の味方を見つめて、アイデンティティ喪失したアンパンが腐り落ちるエンディングとか、やなせたかしが本気出したら書きそう。。、 *Tw*
22:31 @uprime たしかにエンダーは、生まれたんじゃなくて要請されて誕生した人だった。。 *Tw*
22:39 @hamanako 駆け込み訴え? でしたか。。太宰はたしかに相対論者。 *Tw*
22:41 @alohakun たぶん難しいのと、安い抗生剤で比較的安価に治療できるから商売にならないのと、あともう1つ、それを予防するのが 「 倫理的に 」 正しくないと思う人たちが居るからなんだと *Tw*