twitters for the day

10:56 非同期型の組織を上手に回すコツというのは、各ノードの振舞いに「探索」という動作を組み込むことなんだと思う。マスタークロックに相当するものがない構造のとき *Tw*
11:19 NHK の鳥フル番組のあと、「怖いからタミフル下さい」の人達が殺到するかな、と恐れていたら、一人も来なかった。他の外来も同じ。中外製薬の人に確認したら、やっぱりそんなに出なかったらしい *Tw*
11:20 昨年のタミフル叩き以降、タミフルの出荷量は相当に減っていて、 NHK の力でも、神風は吹かなかったらしい。やっぱりネガティブな意見は長く効く。 *Tw*
11:22 研修医の頃、病院で亡くなった患者さんには、老衰だろうが末期癌だろうが、人工呼吸器つけて心肺蘇生やるのが当たり前だった。自分達の病院は、いち早く「心肺蘇生は行わない」の同意書を作ってて、当時はそんなことが画期的だった。 12 年ぐらい昔のこと *Tw*
11:24 今ではどこの病院でも、 90 歳の食べられない人なんかが亡くなった時には、何もしないで看取る。家族が希望すれば別だけれど。何が進歩したというわけではないけれど、文化が変わった *Tw*
11:33 昔はたぶん、生死の境目が、今以上にはっきりしていたのだとは思う。心不全の人とか、ガンの患者さんとか、今はある程度いい薬ができて、「治癒」まではいかないけれど、時間を引っ張ることは、相当程度できるようになった *Tw*
12:57日本医師会」を、「日本開業医師会」に名前変更を求める運動とかあったら面白いかも。区別されても、勤務医側困らないし *Tw*
13:00 @stand_up1973 有事備蓄はしてるはず。。その代わり、有事用の奴は「鳥フル価格」でバーゲンプライス購入してるので、今のインフルエンザには転用できなかったり *Tw*
13:00 インフルエンザ騒動も、今はタミフル一人勝ちだけれど、日本国内には、これから出てくる抗インフルエンザ薬という「実弾」がある *Tw*
13:02 政府の人達が本気だすなら、これが鳥フル最強なんてプロパガンダ出しつつ、鳥フルの恐怖を全世界的に煽ったなら、ラムズフェルド元国防長官が腰抜かすはず。こんなはずじゃなかったなんて *Tw*
13:03 たぶんそこまで事実を流動化して、初めて「実はそんなに恐怖じゃないんだ」なんて、鳥フル騒動の実像をだす人達が出てきて、自体の鎮静化はかるはず。日本に一人勝ち許すぐらいなら、「真実」公開したほうがましだ、なんて考える人達 *Tw*
13:03 今は何言ってもアメリカの利益につながって、「鳥フルはそんなに怖くない」なんて言ったら射殺されんばかりの勢いだけれど、たぶんもっと穏健な、「そんなに怖くないよ」なんて考える人だって一定数いるはず *Tw*
13:04 そのあたりきっと、地球温暖化のお話と共通で、真実というのは政治的な運用を経て、初めて両雄揃って、議論が始まる。鳥フル騒動の「議論」は、そんな意味で、まだ始まってもいない。 *Tw*
13:09 80 台の重症肺炎の人が落ち着いた。落ち着いたけれど食べられなくて、家族はそのまんま看取ることを望んだ。この人は結局病院で亡くなることを運命付けられていて、肺炎に対する治療は、予後を変えなかった *Tw*
13:10 90 歳の人が、腰痛で入院した。一人暮らしで、身寄りがいない。たぶん誰も責任とりたくないだろうから、この人は食べられなくなったら胃瘻入って、どっか老健施設探してあと 4 年ぐらい生きるんだろう *Tw*
13:11 医療が進歩して、結局グレーゾーンだけが広がった。「治った」と「病気じゃない」との境い目は、広大なグレーゾーンで、これは「平和」と「戦争じゃない」との違いによく似ている *Tw*
13:13 紛争を力技で解決して、ゲリラをジャングルに追い払ったあとは、紛争中の時以上に多くの人手が必要になる。平和維持軍が成し遂げたのは「平和」じゃなくて、「戦争じゃない」状態を維持することだから *Tw*
13:13 グレーゾーンから平和を作るのは、「詰み」という自覚。ゲリラの人達が、これから一発逆転狙っても、絶対に価値目がないと悟ること。 *Tw*
13:15 対話が難しい相手なら、圧倒的な物量を見せるしかない。だから人手がいる。「死んでない」人が治らないことを悟ってもらうためにも、たぶん莫大な人手が必要で、だからこそこの 10 年、拡大したグレーゾーンの維持に医者がいくら増えても足りない *Tw*
13:15 将棋世界では、「詰み」というのを自覚するのにも経験がいる。羽生名人前に「負けました」なんて投了した人がいて、名人の代わりに素人である自分が座ったら、たぶんそのプロ棋士は、もう一度やる気になるはず *Tw*
13:17 「詰み」というのはコミュニケーションの産物で、相手の力量を十分に理解して、さらにゲームの先を読むだけの知識を持たないと、「無駄な戦い」を避ける方向には話が転がらない *Tw*
13:18 老人医療のほとんどは、家族の方に「詰み」の状況を理解してもらうために存在している。医療者側とのコミュニケーションなんて、もちろん不十分だからこそ、「詰み」は遠いし、あまつさえ紛争が再発する *Tw*
13:19 国連の平和維持軍が、結局のところ物量見せる以外の方策が取れないのと同様に、このへんしかたがないんだろうか。 *Tw*
13:20 国を簡単に豊かにする術があるなら、ずいぶん話が違うんだと思う。ジャングルにこもったゲリラの人が、馬鹿らしくてゲリラなんかやってられなくなるぐらい、政府軍側の市街が豊かになったら、みんな嫌でも町に出てくるはず。銃捨てて。 *Tw*
13:20 「豊かにする戦略」を病院側にフィードバックすると何になるのかが、今一つわかならい *Tw*
13:37 そういえば法医学教室の教授が、もう定数足りてないらしい。理論上、医師免許持った人が大学の法医学教室に入れば、教授の口が空いてるらしくて、今医師以外の人でも教授になれるよう、話が動いてるらしい *Tw*
13:39 冷蔵庫の登場と、胃癌の減少とが時期的に同じらしい。塩漬け以外の保存方法ができて、野菜とか生魚とか、塩分低い食材が食卓に並んだきっかけ *Tw*
13:39 その代わり、大腸癌とは胃癌が増えたから、外科医の仕事はあんまり変わらないんだとか。 *Tw*
13:55 そういえば「お布団」というのは、すごい高付加価値産業なんだと思った。マットと敷布団、掛け布団がそれぞれ 10 万円ずづ、高級毛布が 5 万円とか、枕も探すと 2 万円とか *Tw*
13:56 どれもたしかに一生ものだろうけれど、普通に考えたらありえないお値段。彼らはそれを、「人生の半分は、人は布団の中で過ごしますよ」なんてやるらしい *Tw*
13:57 高級なお布団は、実際商売になるらしい。街中にはたしかに、布団の専門店は今でもあって、何年も前からずっと、彼らは潰れず、そこで商売を続けてる。 *Tw*
14:00 打ってるのはたしかに一生ものなんだろうけれど、裏返せばたぶん、一度売ったら 1 床分の利幅も、それに乗っけられるんだろう *Tw*
14:05 テンピュール最強とか思ってたけれど、高級布団の天井は、国産の方がはるかに高くてちょっと驚いた *Tw*
14:05 @acquo 首寝違えたばっかりだから、今ちょっと興味あったりして。 *Tw*
14:20 「端整さ」みたいなパラメーターは、もしかしたら欠点になるかもしれない。昨日読んだ「 12 月のベロニカ」と「ミミズクと夜の王」は、そんなイメージ。すごく上手な作家が、王道の展開、破綻のない伏線、きちんと検証できるトリックを仕掛けて小説書くと、どうも肩透かし喰った気分 *Tw*
14:21 ライトノベルみたいに、一つのジャンルが成熟した中で勝負するときは、何か引っかかり要素、突込みどころみたいなものを意図的に作らないと厳しいのかも *Tw*
15:33 タミフルとかリレンザも、値段下がったのか個人輸入で 7000 円から 1 万円ちょっとぐらい。日本でもらうと 3000 円ちょっとだから、それなりに現実的な値段になってきた *Tw*
15:34 保険抜き薬価が 3 倍ぐらいで収まるなら、「西洋薬箱」を保険使わないで作れるのかも。健康保険を迂回できるなら、一応ルール違反にはならないだろうし *Tw*
15:53 輸入可能で必要なお薬リストを「リンク集」の形で配布して、薬の使いかた、ごくごく簡単な自己診断の方法、自分の携帯電話番号をセット販売したら、足つかないだろうか。。。 *Tw*
15:54 みんなが自己責任ルールで運用できるなら、一応商売にすることも可能なんだろうけれど、誰か不実な人が会員になった時点で、携帯電話番号から足ついて、違反者として挙げられそう *Tw*
15:54 それでも医者としてでなく、友人としてのアドバイスだったとか言い張れば、大丈夫だろうか。。 *Tw*
16:18 @TsumuRi 「信頼」が恐ろしく困難かも。。内容の検証なんてできないし。血栓溶解剤 *Tw*
16:19 血栓溶解剤 43 万円とか、本当に頼んだら入れてくれるのかどうか。。 *Tw*
16:22 実際問題、夜間の救急外来で使うのは、抗生物質と痛み止め、眠剤、あと胃薬と吐き気止め、整腸剤ぐらい。これ以外の薬出す人は、要するに基本入院だから、薬箱に入れておく必要ない。 *Tw*
16:23 で、普段自宅で使ってる程度の薬なら、輸入業者のリストをちょっと眺めただけで、大体全部揃う。全部買っても 5 万円ぐらいで、それなりの量が揃う。あとは品質の問題。飲んでみるまで、あるいは飲んですら、中身が本物かどうかは分からない *Tw*
16:24 実物見てみないと分からないけれど、剤形とかラベルの効能書きぐらいは検証できるから、中国産とか買わなければ、まず怪しそうなのは弾けるだろうけれど *Tw*
16:25 あとはプレドニン抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤ぐらいか。。いずれにしても日本の業者が揃えてるということは、実際こんなのを日常的に購入している人はどこかにいるんだろう *Tw*
17:31 ベンゾジアゼピン系の抗不安薬以外は、抗がん剤だろうが降圧薬だろうが普通に輸入できるっぽい。 t-PA ですら、一応処方箋いらずで購入できるみたい。 *Tw*
17:33 認可されたばっかりのガバペンチンとか、リスパダールみたいな向精神薬も普通に買えるみたい。どうなってるんだろう。 *Tw*
18:16 @p_shirokuma 100mg 30 錠で 11000 円ぐらい >Lamotrigine なんでこんなの普通に売ってるんだろう。。 *Tw*
19:40 自分が普段使ってる薬を適当に輸入したとして、頭痛薬からアレルギーの薬、点眼薬とか喘息の薬とか、全部アリアリにして 7 万円ちょっとぐらい。どれも 100 錠単位の購入とか、ありえないぐらいに多いから、分けることが可能なら、半額から 3 割ぐらいのお値段 *Tw*
19:41 実際には、「分けた」時点で何らかの責任が発生するのか、あるいは共同購入を個人責任でやれば大丈夫なのか。いずれにしても、それなりに現実的な価格にはなりそう *Tw*
19:42 ベンゾジアゼピン系の薬はあると便利で輸入不可能だけれど、どの病院でも「眠剤下さい」の一言で、極めて手軽に手に入る。あえて輸入するまでもない。 *Tw*
19:44 @fromdusktildawn たしか果物を CT スキャンすると、 CT 値から糖度が推測できるはず。。みかんは厳しいけれど、スイカとかメロンぐらいの大きさなら、実用範囲かも *Tw*
19:52 実際問題、薬箱はかなり真剣に試してみたい。健康保険診療のグダグダさはもう変わらないだろうから、何かバイパス経路作っとかないと、自分みたいな一般医にはもう生きる目がなくなる *Tw*
19:53 個人輸入のお薬は、保険効かない分、国内価格の 3 倍ちょっと。必要なのは、夜中の救急外来とか、ちょっと忙しい時に 1 日持たせる量でいいから、そんなにはいらない。 *Tw*
19:54 ただ何をやってもグレーゾーンで、特に癌診療とか、大義名分があるわけでもないから難しいかも。救急診療こそは、本当はコンビニ受診をもう一歩進めて、電話受診でもいいはずなんだけれど *Tw*
19:57 抗生剤 2 種類、何か NSAID 、贅沢してプロトンポンプ阻害薬、整腸剤、ブスコパンプリンペラン、あと眠剤抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤と咳止め、目薬とかゆみ止めの軟膏、個人の趣味で不整脈の薬。これで 7 万円。どれも 100 錠単位だから、もっと安くなる *Tw*
19:58 @sync_sync 向精神薬とかは、もうプロの領域だから、電話受診とか絶対無理。。あくまでも電話で「これ飲んでください」なんてお願いして、翌日外来受診までつなぐための薬だけ *Tw*
20:00 あとは「医師のアドバイス」というものが、「友人として助言しました」なんて強弁してどこまで通用するのか。不特定多数の商売にした段階で、叩かれそうな予感。。 *Tw*
20:03 PPI は、何だかんだいっても効くのと、事実上副作用が発生しないのがありがたかったり。高いけど。防御因子強化薬は、やっぱり効きが悪い気が。 H2 は売薬のくせに、副作用怖い *Tw*
20:04 自分が想定してる「薬箱」は、量の間違いはとりあえず覚悟の上で、「飲む前には絶対電話下さい」で安全を確保するやりかた。だからこそ、不実な人を排除できなければ、絶対成り立たない *Tw*
20:06 リタリンは良くも悪くも効きすぎて、あれこそ精神科の学会が指定した医師限定で使えるようにしておけばよかったのに。実際恩恵受けてる人がこれだけいて、いきなり販売停止とか、やっぱり下策だと思う *Tw*
20:09 @mercysluck いつかそのうちβ版から開始してみたかったり。ある意味ネット世間ならではのサービスになり得ますし。。 *Tw*
20:11 こんなサービスこそ、それこそ何年も前からネットで発信続けてる人同士みたいな、その人の信頼を担保する何かがないと無理だと思う。契約書ルールでは、医師側も、サービス受ける側も、怖くてやってられない *Tw*
20:13 @chanm twit でタイムライン眺めてるとハート見えなくて、気がついたときにはもう乗り遅れてたという。。 *Tw*
20:15 救急外来に来る患者さんの 90% は、その日に来なくても大丈夫で、歩いてきて、歩いて帰る。こんな人達は、だからみんな「救急箱」の顧客になり得る *Tw*
20:16 問題は、この人達に「救急箱」と電話サービス提供したら、たぶん電話対応だけで医者が潰れる。電話サービスは、「お互いの信頼一発かけ放題」にするしかないから。 *Tw*
20:17 電話番医師の時間という、限られたリソースをどう分配するのか。結局そこにも共有地のジレンマ問題があって、とりあえず「小さな世間」というルール以外の解決策が思い浮かばない *Tw*
20:19 初期の mixi みたいなやりかたで、出会い系みたいな契約になるのが正解なんだとは思う。医師一人が、 50 個ぐらいの救急箱を受け持つような。 *Tw*
20:20 @p_shirokuma たぶんそのとおり。。。「いい人」であることが利益に直結する構造作らないと、このへんいつまでも変わらないような *Tw*
20:24 結局 Web での継続的な発信行為をお金に結びつけるのは、「こいつはとりあえず裏切らない」という信頼認証の部分。通信医療は、一つの正解だとは思ってる。あとは安全率をちょっと下げた、比較的低コストの介護サービス *Tw*
20:25 ネットでどんなに偉そうなこと書いてても、たぶん人間のピーク性能は測れない。その代わり、「こいつは分からないときには分かりませんと言うだろう」みたいな、嘘つかれるリスクを測ることはできそう *Tw*
20:27 構造を工夫して信頼コストを下げたことが成功につながった例と言えば、グラミン銀行。裏返せば、初対面で、お互い信頼関係が結べる人数は、せいぜい 5 人ぐらいなのかも。 *Tw*
20:28 @REVI なんか「紳士の薬箱」なんて表現すると、とんでもないものが入ってそう。。 *Tw*
20:29 @sync_sync けっこう誰もが一度は夢見るような > 薬箱。そもそもが大人数相手に大儲け狙える商売にはなりそうもありませんが。。 *Tw*
20:37 弁護士のサービスは本当に欲しい。でもあの人たちこそは本当の希少人種で、ネット世間にほとんど出てこない。たまに出て来ておしゃべりすると、文化全然共有できなくて泣きそうになる。泣かされたこともあった *Tw*
20:38 「紳士の薬箱」という言葉は、なんだかすごく気に入った。自分でサービスはじめるならこんな看板で。。 *Tw*
22:01 アイマスというメディアを通じて 「 紳士 」 という記号を理解する人が結城さんの過去ログを読むと、 「 紳士 」 という言葉のズレになんだかニヤニヤしてしまう *Tw*