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10:42 超人ロックみたいな反則を除けば、「ものの価値を正確に査定する」能力というのは、中二病世界観においても、最強に近いと思う *Tw*
10:43 世の中で成功している、あるいは、能力があって、それをお金につなげることができた人というのは、たぶんものの価値判断がかなり正確であるか、他の人よりもすばやくできたか、いずれにしても価値判断のベクトルで語られる能力に優れてるんだと思う *Tw*
10:44 足が速いとか、力が強い、頭がいい、勤勉である、正直である、そんな「能力」もまた、それを持っていたところで、それを活かせる場所を見出す場所を探さないと、富は生まれない *Tw*
10:45 フォレストガンプは足が速かったし、足を通じて富に結び付けたけれど、あの物語はまた、「足の速さ」を何かの富に結び付ける「目」を持った、ガンプをとりまく人々の物語でもあったりする *Tw*
10:46 あの主人公が中途半端に頭が回ったりしたら、たぶん周囲の人達の思惑が期待通りに入らなくて、もしかしたら映画の主人公みたいな成功はおさめられなかったんだと思う *Tw*
10:48 「それで僕はやってない」は複雑。あれ見て「裁判官ってやっぱり馬鹿ばっかりだ」なんて感想持っちゃいけないのだけれど、やっぱりそうとしか思えない。 *Tw*
10:48 それもまた能力の問題。少なくとも裁判官になれるぐらいなんだから、あの人達は勤勉であって、ベクトルの向きはともかく、頭だっていいはず。 *Tw*
10:50 裁判所というのは、物事の価値判断そのものを行う場所。あの場所に立った誰もが理不尽さを感じてるのならば、それは裁判官に価値判断を行う能力が欠けているのか、裁判所という場所が持つ構造が、正しい価値判断を行うことができないぐらい、実装間違ってるのか *Tw*
10:53 あれなんかも遡って強弁するなら、満員電車に乗る時点で、その人は訴えられるリスクと、低コストとのトレードオフを自覚すべきだったし、それは相手の痴漢被害者だってそう。それは権利なんかじゃなくて、リスクとコストとのバランス感覚 *Tw*
10:54 痴漢冤罪の問題は、医療なんかに比べれば、まだ「安全をお金で購入できる」状態に近い。極端な話、電車一本買い上げてしまえば、理屈の上では、痴漢冤罪は発生しない。 *Tw*
10:55 満員電車は、そんなリスクと、低コストとのバランスの元にああなったのであって、あの状態でもなお「安全な電車に乗る権利」を主張するのが、本来間違えなのかも *Tw*
10:56 あれもまた、誰か特定の人物を「犯人」と名指しすることが、何の問題解決にもなっていない気がする。映画の中では、主人公一人がスケープゴートになって、そもそも満員電車を満員のまま運用していた鉄道会社の人達は、叩かれなかった *Tw*
10:57 国民善人がプチ株主化して、構造の問題にもっと関心持って、世論が実体としての力を持つことで、なんか物事回りそうだけれど、そうなって、会社がアンコントローラルブルになることを、池田御大が憂いてた *Tw*
10:59 痴漢問題に対しては、だから「女性専用車両」というのは、とても正しい構造上の解決ではあると思う。被害者となり得る人達に、選択の機会ができたわけだから *Tw*
11:01 あれをジェンダーの問題に絡めて、男だけれど「権利」を主張して、女性車両に入る運動してる人もいるけれど、あれは違うと思う。女性が「被害者」にしかならない判断というのは要するに、あまねく男性は、男性であるという利権にフリーライドしていると、世論が判断したわけだから *Tw*
11:02 女性だけに車両選択の機会が与えられて、男性にそれが無いというのは、列車という市場の中では、男性が支払うコストとして、一応妥当なんだとは思う *Tw*
00:44 「ローバー、火星を駆ける」はいい本だった。火星探査機が火星に着陸するまでの前半パート、技術者が苦労して喝采を浴びるまでが沁みた。後半は、地質と天文のお話で、技術成分少な目 *Tw*
00:45 宇宙みたいな超高信頼性が求められる分野は、他の分野と文化が全く異なってて、面白い。 *Tw*
00:47 信頼性視点からは、もっともすばらしいものは、古いもの。いくぶんましなのは、今あるものに手を加えたもの。最悪なのは、新規開発。マーズエクスプローラーは最新の探査機なのに、 1970 年代のバイキング計画のノウハウがそのまんま移植されたりしてすごかった *Tw*
00:48 NASA はそのあたり、使いまわし上手だよなと本当に思う。バイキング宇宙船のパラシュート持ち込んで、パスファインダーの輸送システム持ち込んで、ローバー本体もまた、昔の技術を応用して。枯れた技術を、垂直に、水平に、上手に利用するやりかた *Tw*
00:50 そもそも昔の技術持ち越そうにも、それやるだけの蓄積ないとそもそも不可能で、厚みが全然違うよなと思う。スペースシャトルご破算にして、次のモデルがサターンのエンジン、シャトルの燃料タンク、アポロの頭をくっつけたロケット。その不恰好さと、信頼の予測可能性に感動した *Tw*
00:51 真っ当な計画とか、達成すべき目標を明確にして、そのために引き受けた不恰好さとか、古臭さというのは、本当にかっこいい。無計画なハイテク積んで、その先に「何か出るだろう」なんて無計画なやりかたと対照的 *Tw*
00:53 「美学 vs. 実利」は、そのへん描いたソニーの自伝的物語。プレイステーション作った人も、世代を重ねていく中で、要するに「その先にあるもの」のビジョンを提示しきれなくなって、コンセプトが迷走したのかなと思った *Tw*
00:55 PS1 には、家庭用ゲームにポリゴン持ち込むという明確な目標があった。 PS2 にもまた、全ての背景を計算で作り出して、ゲームが面から「書き割り」を追い出すという目標があって、そのために必要なスペック考えて、リソース突っ込んでた *Tw*
00:56 PS3 は、もちろん不運も重なったし、報道の悪意に大ダメージ受けた感があるけれど、やっぱり PS2 の「その先」というものを、旗振る人が作りきれなかったのだとは思う。 *Tw*
00:56 全世界をコンピュータ化する夢というのはたしかにすごいんだろうけれど、それは分かりにくいし、クタラギ氏はそのあたり、プレゼンテーションにはお世辞にも向いていない印象 *Tw*
00:58 PS3 のコンセプトも、あるいはそのプレゼンテーションを、スティーブジョブス拝み倒して引き受け手もらったのなら、信者は高価でも買ったと思う。 PS3 の高価格は、その後の値下げも含めて、なんだか後手に回った印象 *Tw*
00:59 PS1 の頃、すごく分かりやすい「夢」を、開発する人も、ゲームする人達も、明らかに共有できたのとはずいぶん違う。技術が成熟していく流れのどこかで、技術それ自体の価値よりも、技術のすごさを伝えるコミュニケーション技法の価値のほうが、上回ってしまうポイントがある *Tw*
01:01 Wii なんかはそのへん、きっと上手く見切った。次はもう、今の画面それ自体が変わらないと、異次元の体験は難しいのかも *Tw*
01:02 マーズエクスプローラーもまた、なんだか神様が手助けしてくれて、いい図面引けたプロジェクトみたいな印象。「こんなこともあろうかと」みたいな場面がいくつも出てきて、結果として幸運な偶然を引っ張り込んだ *Tw*
01:04 本書いた作者の人は、その原因を冗長性と、安全マージンを可能な限り広く取った設計にみていたようだけれど。技術者が、自ら操る技術それ自体を信じきっていない中で設計したとき、何か生まれる気がする *Tw*
01:05 マーズエクスプローラー設計した人は、あれが最初から壊れる可能性を見込んで、プログラムにバックドア仕込んで、実際それが役に立った。アポロなんかも、アームストロング船長達は、最初月から飛べなくて、オルドリンがコンソールにボールペン突っ込んで、やっとエンジンに火がついた *Tw*
01:06 あれなんかもやっぱり、最初から「ボールペン突っ込める」状況作ってた人がどこかにいて、最後の最後で幸運引きずり込んだ気がする *Tw*
01:07 神様と仲のいい設計者の人達は、図面引くとき、確率論の神様と対話をしてるんだと思う。壊れそうなところを感覚すると、だから目の前の神様の裏かこうとして、何か仕込んどく *Tw*
01:08 優れた設計というのは、図面引いた本人は、しばしば自覚してないらしい。エクスプローラーの太陽電池パネルのデザインは、いくつもの試行錯誤の末作られたけれど、本人以外は「これだ ! 」なんて絶賛したのに、本人だけは手応え分かんなかったらしい *Tw*
01:09 その人はあらゆるパターンを調べ尽くして、しつこすぎるぐらいに改良プランを提示してたから、パネルに対するこだわりは、他の人以上に強かったはず。そのデザインのすごさというのは、非専門家のみんなは一目で分かったらしいのに、その人自身は、自分が何か成し遂げたことに、気づいてなかっ ...
01:11 これなんかもたぶん、神様が「書かせた」要素は絶対あるんだと思う。人間の手で成し遂げようと工夫してたら、今度は逆に、神様に裏かかれた構図。どちらにしても、「人だけ」で作ってない人が、幸運引きずり寄せる図面を引ける *Tw*
01:13 @gamella 異次元体験が次にくるんだとしたら、ゲームセンターの復権だったらうれしいかな、と。。 *Tw*
01:15 最近のプラネタリウムでやってる CG 映画の没入感は、「次世代」感覚させるのに十分な説得力。コストかかりすぎではあるけれど、 Wii みたいなインターフェースの工夫が止まったら、やっぱりディスプレイのこと考えざるを得ないと思う *Tw*
01:17 それこそ「家庭にドームを置いて、現実的な価格で、ゆがみのない疑似立体画像を提供するデバイス」を、 PS5 あたりの目標にしてくれるとすごくうれしい。もうゲームじゃなくてもいいから、銀河鉄道にもう一度乗りたい *Tw*
01:18 @Makoto_T 電池パネル設計した人も、日本の折り紙研究してたらしいですね。。 *Tw*
01:19 宇宙開発の本読んで、プレイステーションの本読むと、近い将来、地上ではハードの開発だけ終えたらロケットに積み込んで、ソフトの開発はそれから手をつけて、アプリケーションはあとからロケットに電送する時代が来るのかな、なんて思った *Tw*
01:20 マーズエクスプローラー計画なんかも、打ち上げ日というカットオーバーだけが決まってて、あらゆる要素技術に締め切りが設定されてて、そのことごとくが破られて、トップの人悲鳴あげてた。開発は、どの業界でも同じ。マンパワーかけても、予算ぶち込んでも一緒 *Tw*
01:24 惑星開発がこれからどんどん遠くなって、予算とか時間に無理が出てくるなら、汎用性と冗長性を最優先にしたハード打ち上げて、ソフトウェアは公募したり、外注したり、オープンソース化していろんな意見もらったりする開発手法とか妄想した *Tw*
01:25 ロケットの中ではたたまれた本体が眠ってて、地上では同系のロボットが動かされて、ロケット飛んでる間に検証作業やって、出来上がったアプリケーションは、あとから電送。帯域幅の問題とかすごいんだろうけれど *Tw*
01:26 アポロ 13 号帰還計画なんかは、人間というものすごく汎用性の高い部品積んでたから、月着陸船をそのまんま地球帰還船として利用したり、宇宙船内のあらゆるパーツを組み合わせて、必要なコンポーネント作ってた *Tw*
01:28 あれなんかは全部、音声で伝えられた「チェックリスト」として無線電送されてた。アポロのバックアップクルーの誰かに、「こうしたい」という考えを、誰にでも分かる手順書に落とし込む名人がいないと、あれ無理だったと思う。 NASA すごいなと思った *Tw*
01:28 今の感覚だと、なんでメールしないんだろうなんて思うんだけれど、考えてみればあれはまだ、自分が生まれるはるか前のお話。 *Tw*
01:40 大兵力を用兵して、厚みで押し切る勝ちかたするためには、ものすごく分かりやすくて強力な目標示さないと、兵力集中できなくて、結局勝てない気がする *Tw*
01:41 たぶん「小さく勝つ」のは案外可能でも、資金とか、人材が膨れ上がったとき、絶対勝てる戦をどう勝ちつづけるかのほうが難しいのだと思う。あるいは、別の専門家がいるのかも *Tw*