twitters for the day

06:40 ちょっと休めた。。土曜当直ではすごく珍しい。 *Tw*
09:47NASA を築いた人と技術」という本を読んでた。技術屋だったフォンブラウンと、科学的手法が好きな空軍との対立。空軍将校の科学者の意見を重視する手法というのは要するに、誤った判断の責任を、匿名的客観性を持つ科学者に転化する態度だった *Tw*
09:48 ロケット黎明期、まだ検証されていない、科学的回答が得られない状況はいくつもあって、フォンブラウン達ドイツの技術者は、それでも「技術的推量」を行って、即興的な判断を積み重ねて状況を乗り切ってきた *Tw*
09:49 技術が成熟して、科学がそれに追いついて、今度は統計学者が、技術の成功可能性を数字で論じるようになった。プロジェクトが大きくなるにつれて、統計的な手法が現場に持ちこまれたけれど、フォンブラウンはやっぱりそれを嫌っていたらしい *Tw*
09:50 ロケットなんかを見てると、技術が最初で、科学がそれを検証して、統計が最後。技術者はだから、科学者を嫌うし、統計屋をもっと嫌う。アポロ級の巨大プロジェクトを、逆に「ありもの」の技術を積んで作るときなんかは、それでも統計的手法を用いないと、政治の人達を説得できない *Tw*
09:51 統計は、プロダクトを作るときに必須のものなのか、それともやっぱりいらないものなのか。最近個人的には、やっぱり必須なんだと思ってるけれど、ロケットの伝記を読むと分からなくなる *Tw*
09:53 ジェット推進研究所は、昔は大学直属の組織だったから、信頼性とかいい加減だったらしい。月探査の頃に失敗が続いて、技術の未踏性を追い求めるあまりに信頼性を軽視するジェット推進研究所の立場は批判された *Tw*
09:55 NASA 本拠地から、システム工学の人達が乗り込んできて、ジェット推進研究所の製品は、「故障シナリオ」が多い、不必要に複雑だったり、冗長さを確保するための部品同士が電気的につながってたりといった問題が指摘された。この解析手法なんかは、職人的立場からは難しいのかも *Tw*
09:56 ゴダード宇宙センターは、根っからの学者の集団。大学文化とはまた異なった人達。ごくちっぽけな、エクスプローラー衛星をプロジェクトごとに打ち上げて、堅実なデータを取っていた *Tw*
09:57 NASA はやっぱりそれに目をつけて、もっと大規模な「展望台」衛星プロジェクトを提案したけれど、ゴダード宇宙センターの人達は、それに難色を示した *Tw*
09:58 か学者は本来保守的で、大型で汎用性が高いプロダクトよりも、既製品を活用して、安価に、かつ個人的に物事を進めるのを好むらしい。大型衛星はメリットも多いけれど、複雑で、何よりも「相乗り」を必要とする部分が、か学者の振る舞いと相容れなかった *Tw*
09:59 大型衛星の開発が難航する中で、もっとちっぽけな衛星を使わせてほしいなんて意見とか、そもそも成層圏まで届くロケットだけで十分だとか。衛星を打ち上げると、年の単位でデータを取らないと論文にならないから、大学院生集まらなくて大変なんだとか *Tw*
10:00 プロダクトというのは、技術的に優れていればいいんじゃなくて、ユーザーたる科学者の生活スタイルにあってないと、いろいろ厳しいらしい *Tw*
10:02 フォンブラウン率いる職人集団マーシャル宇宙センター、大学文化を引きずったギークの集団ジェット推進研究所、根っからの科学者の集まりであるゴダード宇宙センター。それをまとめる NASA がものすごく官僚的なのは、なんか分かる気はする。 *Tw*
10:03 いろんな文化を取りまとめる共通言語というのは、結局のところ「お金」という市場文化でなければ、規格化した、杓子定規な、「よさ」とか「正しさ」も自ら内包する、規格化、官僚化したやりかた。 *Tw*
10:04 自分なんかが志向している「規格化された医療」で救急を回すやりかたは、いろんな文化圏に属する患者さん達に対して、官僚的な態度をインターフェースにすることで、文化の壁を越える試み *Tw*
10:05 恐らく対極にあるやりかたは、アメリカ流に、いつも笑顔で 10 万円請求するやりかた。日本流というのはその中間でうまくいって来たけれど、分化が多様化して、追いつかなくなったんだと思う *Tw*
10:06 NASA を築いた人と技術は、いい本だったけれど、 4000 円という異様に高い値段が足引っ張ってる。新書 1000 円で十分な内容。あと日本の航空宇宙産業組織をやたらと理想的に持ち上げてるのが心情的にあんまり許せなかったり *Tw*
10:07 @marco11 ここはメモなので。。断片ごとに反応見て、あとから大きな文章にまとめる。まとめられれば。没にするのもすごく多いけれど。 *Tw*
10:12 ジェット推進研究所なんかは、火星にロボット送り込んだ人の文章読んでると、むしろものすごく官僚的な、確実さを重視する組織に見えたけれど、視点が違うとそうでもないらしい *Tw*
10:18 @m_um_u 科学志向と技術志向、技術志向の中に、さらにArt とCraft という2 方向があるお話は納得。
10:20 大丈夫そうだから帰る。36時間ぶり。。
11:25 @p_shirokuma フロモックス今ひとつかも。。肺移行あんまりよくないから。本気出すならクラリスとか。
11:26 たかだかマイコプラズマなんかでも、成人がかかると結構具合悪くなる人見かける。
11:53 今更ブロードキャスター見た。心配蘇生の患者さんを受ける病院がない話。予算が足りないとか全然ウソ。心配蘇生の患者さんは、受けるほうとしては一番楽で、やること決まってるから *Tw*
11:54 心配蘇生の患者さんだけは、診断しないでも心臓止まっていることが明らかで、自分たちにとってのトラブルを生む 「 診断 」 が発生しない唯一の病気。手順も全て決まっているから、心肺蘇生は、あれは医療じゃなくてスポーツの感覚。 *Tw*
11:55 やること決まっていることぐらい、受けるほうとして安心なことなくて、安心して全力出せることぐらい、救急やってて気分いいことないんだから、心肺蘇生をイヤだから断る施設は、事実上発生しない *Tw*
11:56 問題なのはむしろ、ものすごく軽い人だったり、夜中にちょっと思いついて病院に来る人だったり。相手が自分の症状に抱いてる重症感がぜんぜん読めないから、本気出したら 「 なにをする 」 とか怒るし、受け流して 「 明日また… 」 なんてやったら、夜中に来たのに点滴も入院もさせな ...
11:57 読めないぐらい怖いことなくて、だから軽い人見るのにはものすごく時間かかるし、重たい人はそもそも口きけないぐらいぐったりしてるから、そのあいだ点滴つないでほっとかれてしまう *Tw*
11:58 救急外来は昔は、病院の中で唯一、重たい人に大きなリソース避ける場所だったのに、今は声の大きさが支配する場所になって、時間帯だけ夜中になったからこそ、みんな疲れていなくなった。お金は結果ではあっても、本質とは遠い *Tw*
12:00 心肺蘇生の手順まなんだばっかりの頃は、それだけは自分も確信持って手を動かせたから、 「 心臓止まってくれれば、何やればいいのかわかるのに 」 とか、よく考えた。裏を返せば、手順書を、責任ある人が作ってくれれば、その症状に関しては、みんな変なストレス感じないで働ける *Tw*
17:42 @shalom_rajendra 「諸々のサービスはいずれ、判断のコストをサービス提供者からサービス消費者に引き渡すというか委ねる方向に動いていくべきで、いつまでも提供者側が判断コストを抱え込んでいると消費者に振り回されてサービス自体が自重で潰れてしまう」はよいまとめ。 ...
17:48 広告β の中の人は、文章からはガチムチの男性を想像していたけれど、はてなの方を見ると、行動範囲や立ち位置が女の人みたいに見えるときがある。 *Tw*