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10:42 先週の末、顔の形が変形するぐらいに腫れ上がった人が来た。原因分からなくて、悪性腫瘍の可能性もあって、外科医は土日も出勤するから外科にお願いして、自分の中では「終わった」はずだった。
10:43 「絶対に、土日も病院やってるから、来て下さいね」なんてお願いして、それでも不安だったから、万が一来られなかった時用に、内服の抗生剤も渡しておいた。外科の先生にあと任せたつもりでいたら、今日来た。
10:45 土曜も、日曜も、もちろん平日も外来にはお願いしたし、2重3重に保険かけといたつもりだった。全部破られた。幸に、本当に幸いにして、来たらずいぶんよくなってたけれど、こういう人に下手にセーフティーネット的なものを準備してしまうと、最初からそれを利用されてしまう
10:46 最悪に備えたやりかたは、どうしてもそれだで「便利」に使われてしまうのが欠点で、おまけにその方が安かったりするのがどうしようもない。本当は、薬渡して、「飲んでもいいけれど、飲んだら1錠10000円ですよ」ぐらいのこと言わないと、こういう人は病院に来てくれない
10:47 自分の体に危機感持たない人が増えてる気がする。危機意識とか、保険会社とか、病院なんかに「丸投げ」できれば、たしかに余ったリソースを他のことに振れるんだけれど、それは人としてどうよと思う
11:25 インド人が日本の製薬メーカーを乗っ取ったお話とか、大手の製薬メーカーの人に「こんな話はどう受け止めてるんですか?」なんて聞いても、そもそも知らなかったりする。知らないことにするメリットとかないと思うから、本当に知らないんだと思う
11:26 田辺とか第一とか、本当の「大手」にとっては、まだまだ対岸の火事だと思ってるんだろうか。。
17:13 福島県で産科医が逮捕、拘留された一件、「あれはおそらく、検察審議会に対する配慮が起訴につながったのだ」という分析が面白い。面白いというか、なんか暗澹たる思い。
17:14 検察審議会というのは、「不起訴」になった事案を審議して、市民の声聞いて、「起訴相当」の判断下す場所らしい。妊婦さん亡くなった事例で、これは不起訴になる可能性が高いだなんて当初から批判されてたけれど、検察は、この組織に配慮して、起訴したんだろうと
17:16 審議会に「起訴相当」とか突っ込まれるの大変だから、配慮して起訴した。どうせ執行猶予判決になるに決まってるから、解決さっさとやろうとして医師拘留して、医師突っぱねて、今裁判中。拘留したのも検察の判断で、これもある意味、警察に対する「配慮」みたい
17:16 真実を判断する場所、たぶんそれは検察に限らず、科学の分野とか、あるいは医療現場なんかでも、真実の真実性に対する物言いする人多くて、判断を下す人達は、いろんなところに配慮する
17:17 真実と、配慮の仕事量と、いつの間にか天秤にかけられて、判断する人の頭の中に天秤が出てきたその時点で、真実はもはや相対化されて、あとは「配慮」の対象が増えれば増えるほど、真実それ自体は、どうでもよくなる
17:18 このへんやっぱり神様の仕事なんだろうなと思う。「おまえむかつくから死刑」のほうが、配慮の結果としてよく分からない落としどころにたどり着くより、よっぽどましに思えてくる。中国みたいなのは、それはそれで地獄なんだろうけれど
17:36 自分たちの正しさは、消去法で作られる。「病気じゃないこと」が正常であって、正しい「ここ」というのはない。動けない人が、固い床に寝かせられたら褥瘡ができるのは、医学的な真実。そんな人を、ふかふかの背筋まっすぐ布団に乗っけるのが正しいのかどうか、医学は断定できない
17:37 これで治らないなら万事めでたし、医学の大勝利なんだけれど、整体に通うような人は、これで症状とれるんだから、世の中なんか間違ってる。