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  • 「生データを見て自分の意見を形成するのは面倒くさい」というのが根っこにある。だからみんなマスコミの言うことを信用するし、世論は作られて、流される。面倒くささをもっと軽減できれば、みんなだからそっちに流れる #
  • 新聞は、買わないといけないし、めくって読まないといけない。ニュース番組なら見ていればいいけれど、本題に入るまで時間がかかる。まとめサイトなら、クリック一発でいける。閾値が下がれば、操作可能性はもっと広がる #
  • ネットが当たり前の世代がこれから増えて、マスメディアが引き潮になって、生データへのアクセスが誰にも簡単にできるようになって、恐らくは世間というものは、たぶん今以上に「馬鹿になる」のだろうと思う。面倒くささの回避というのは、要するに思考の放棄だから #
  • 複雑な問題を、仕分けしないでまとめて「こうだ」と単純化する、広い意味での政治というのは「要するに」のぶつかり合いで、帰趨を左右するのは、効果でなくて分かりやすさ、呑み込みやすさ。毛沢東は「要するに」の達人だった #
  • いろんな物事を深く考えているような人間が、自分の分野で「意図を含ませた要するに」を発信して、流れを作るやりかたというのが、たぶん自分が生きているうちに主流になっていく。ネットはもう少しだけ広がるだろうし #
  • 「要するに」の受け入れ閾値の低さ、もう一つ、伝播可能性の高さをどうやって作ればいいのか。より強力なミームを、どうやって形成すればいいのか。文章の到達点の一つである「社説の文章」とは、また違ったやりかたがたぶん必要 #
  • 読者に動作を要請してはいけない。小指一本動かすことを求めただけで、たぶん需要の閾値は一気に下がる。現状を肯定し、継続を保証する代わりに、ただ信じることだけを要請するのが正しい。 #
  • 「信じる」というのは、本当は「動作」よりもずっと大きなものを要求することなんだけれど、「たいていの読者はそんなことに気がつかない」ということを、情報を発信する人は、信じないといけない。 #
  • 核心は、発見されないといけない。押しつけられたものに対して、人は反発して、今いる場所を守ろうとする。何かを見つけた人は、動いてそこに近づいていく。意図した場所で発見されるように置かれた何かは、読者を強力に誘導する #
  • 「誠実だけれど間抜けな発信者」の言葉を、誠実さを買った読者が「信じ」て、間抜けな発信者の穴を、読者が「発見」するのがいいんだと思う。「こいつは間抜けだけれどいいやつだから、俺たちがついていないと」が、扇動のキーワードになる #
  • 「誠実で間抜けな発信者」が、たくさんの人に信じられ、助力を得て成長し、頭に上り詰めた物語が、そういえば某時代のドイツであったり、某時代の中国であったりはする。 #
  • そういう意味では、ネットがあろうがなかろうが、扇動の文法というのは、今も昔もそんなに変わらないのか。。自分からして、古本で勝った昭和50年頃の扇動の教科書で、未だにこうしたものを書いてるんだし #
  • 所得税のない国をほめる首相」というのは、要するに「自分には税金をちゃんと使う能力がありません」と世界に宣言しているようなもんだと思う。本来なら「税制度がないのですか?かわいそうに」と言わないといけないのに #
  • 建前として税金をきれいに語るなら、あれはお金という形で国民の知恵を収集するための手段なのであって、王様1人の財産で全国民養う制度は、お金の使い道を、全て王様が決めないという点で、税制度に比べて圧倒的に劣っているのに #
  • 税金のない国の王様に対しては、だから「あなた友達いないんですね。かわいそうに。私には納税者という、莫大な数の友人がいます」ぐらいの切り返しをしてほしい。裏表が本当にないのなら #
  • @shalom_rajendra 逆逆絶対楽。。。信じるほうがよっぽど簡単。得るものはよく見えるけれど、失うものってものすごく見えにくいし #
  • @blindwalk塀の中の懲りない面々」だったか、刑務所の中で「竿師だった」という人が出てきて、伊達男どころか全然冴えない中年男で、「でもそういう雰囲気で相手の同情を引っ張るのが極意なんだ」とか、なんだとか #
  • @chirannkannkou 「あらゆる振る舞いを正当化する」のは、政治家の基本で、それができない人は、そもそもああいう仕事をしちゃいけないと思うのです。 #
  • @SiTube 人生かけてありがたいお経を持ち帰ってきた三蔵法師に、「それZipでちょうだい」なんてメールしたら、たぶん1MB にもならないであろう、というのがなんか悲しい #
  • @wideangle ドラマなんかに出てくる「馬の背中にめいっぱい積める程度の両」を想像してました。。もっとうんと多いのですね。。 #
  • @wideangle 22馬力! #
  • @ozero 「経」というもの自体が、ある思想の圧縮ファイルみたいなものなんだから、お経を書いて残した人たちなんてメガデモ作者と同じなんだし、お経の声明会というのは、デモパーティーみたいなものなんでしょうね。。 #
  • @dankogai おおおお。。。。 #
  • エビデンスに基づいた」でなく「エビデンスに(も)基づいた」と、「も」をごく小さなフォントで入れるというのはどうか #
  • 「その技師が作った道具は世界中の人に信頼され、子供もまた彼の作った道具を手に、社会を変えようとしています」という文章で、実はAK47の紹介をするとか #
  • ルーデルの武徳、カラシニコフの誠実、ライパー中将の判断力 #
  • 「無駄取りを吠えすぎると若手の芽が枯れる」って書いて、「じゃあ政治家の子供は若手じゃないのか」という突っ込みをいただく。政治家の子息は、考えてみればそのまま政治家になってる人が多いから、あそこはまだ当分合理化しないんだろう #
  • @taninon それはもしかしたら、昔の若手職人が「旦那」からもらう最大の贈り物が「機会」であって、技術じゃないのに通じるかも。 #
  • ライパー退役中将のあれは、「目線」なんだと思う。シミュレーションとはいえ、圧倒的な戦力差が想定されていた米国正規軍を皆殺しにして見せた、あの能力 #
  • 戦局眼というのは、たぶん「自分にできることとできないこととを正確に把握した上で、行動決定に必要なもの「だけ」を見る」ことができる目線なのだと思う #
  • 「眼」なんて言葉が付いているから、戦局眼はしばしば、レーダーかテレパシーみたいな能力だと考えられがちだけれど、目線の方向は、むしろ半分以上、自分自身に向けられている #
  • 味方の能力、できることとできないこととがきちんと把握されていなければ、行動を決断するのに、そもそも何を見ていいのか分からない。分からないなら、どれだけたくさんの情報を集めても、それを行動に転化できない #
  • 戦局眼を持った人というのは、たぶん自身を把握する能力に長けていて、莫大な情報を前に、むしろ視界を限定することで、代わりに意志決定の速度を得ている #
  • 相手がいくら莫大な戦力、莫大な情報能力を持っていたところで、意志決定ができないのなら、死体に等しい。 #
  • 研修医がどれだけ莫大な電子データベースにアクセスできたところで、自分自身に向けた目線を鍛えないかぎり、そもそも自分が何を分かっていないのか、それ分からないから、きっと動けない #
  • 知識を蓄えたり、手技を磨くことと、戦局眼に相当する何かを身につけることとは、たぶん相当に異なる。このへんが、エビデンス野郎への違和感なのだと思う #
  • 「ルーデルの武徳、カラシニコフの誠実、ライパー中将の目線を備えた、そんな医師に皆さんがなってくれることを望みます」なんて書いたら、どんな殺人マシン作りたいんだって突っ込まれそうだ。。 #
  • このへんは、前から謎だった。挿管するとかCTスキャン切るとか、何か決断するとき、自分はたいてい、患者さん見てない。なんというか、自分に聞いて、物事を決断していた #
  • マニュアル作って、もちろん「こういうときにはこうする」をたくさん作るんだけれど、書けば書くほど、「自分は全然そうしない」という壁があって、おかしいなと思ってた #
  • これはある意味「適当にやってるんだろ」なんて言われて、反論できないんだけれど、いろいろ勉強して、大きなトラブルもなく生き残った帰結として、やっぱり自分は、何か決めるときには、患者さんの状態じゃなくて、「自分自身の体がどう思ってるか」みたいな #
  • なんというか、自分で決めるのとは少し違う、自分の背骨にたずねるというか、とにかく思考のベクトルは、そのときには患者さんじゃなくて、明らかに自分の方向を向いていることがほとんどで、それで上手くいっていた #
  • だからこそ、患者さんの状態で駆動されるフローチャートは、結局書けなくなって、今作っている本からは、そういうのがなくなった。あれは面倒だから書かなかったの半分だけれど、むしろ自分に素直になると、そういうのが嘘っぽすぎて作れない #
  • @gong01ムーミン谷のゴルゴ13」はかっこいいですよね。 #
  • @twit_shirokuma EBMを駆使してるEBM論者は、あれはずるくて、EBM使ってるふりして、その下で昔鍛えた超能力使ってるから、たち悪いんですよね。。 #
  • @twit_shirokuma 櫛の歯みたいな「間隙」部分を、あの人たちだけ火砲支援受けているのに、信じた若手は、間隙を前におびえたり、ベテラン信じて撃たれたりするんですよね。。 #
  • 論文とか統計は、あれは外向きの視線で、EBM使ってるベテランの人たちが、自分たちは絶対やってる内向きの視線に言及しないのはずるいというか、それ教えないと、若手死ぬだろうよと思う #
  • @gong01 まさにゴルゴ。。 #
  • @twit_shirokuma 内向きの目線は統計には乗っからないかもだけれど、大事ですよね。 #
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