Fri, Sep 03
- 11:48 http://bit.ly/dA6tF9 単行本校閲にまつわるトラブルのお話。こういうの読むと、やっぱりSubversion 使った出版社とのやりとりというのは、本当に快適だったなと思う。
- 11:58 縦深というものを利用できるようになったのは、けっこう最近のことのような気がする。昔はどちらかというと、外来という場所をラインだと考えていて、ここを破られることを、どこかで「負け」と認識しているところがあった
- 11:59 「何とか外来で頑張ってみましょう」なんて言葉はよく使っていたし、今でもいろんな近隣施設で、「外来で頑張って」、そこじゃなくて別の病院に来ました、という患者さんも多い
- 12:00 外来を、防衛ラインみたいに考えると、そこを「破られた」ら、何というか、そこから先のプランがないから、責任だけ増えてしまう、と考える。外来で頑張ると、それが主治医の責任軽減になるんだ、と、恐らくどこかで信じてる
- 12:01 実際にはむしろ、「入院を希望したのにそうしてくれなかった」ことのほうが、トラブルの種を生むような気がする。もちろん今はもう、物理的にベッドが空いてないというのがあるのだけれど
- 12:02 病院という道具を、外来、外来ベッド、入院ベッド、重症個室や機械だらけの状態、高次医療機関という、縦深性を持った構造であると認識すると、恐らくは受け止めるのが前提の、外来対応ができるようになる
- 12:03 これをやるにはもちろん、主治医が入院の調整から転院の折衝まで、自分の権限でできることが前提になるから、研修医でこれやるのは難しいのだけれど、縦深が前提として利用できると、いろいろ楽になる
- 12:06 外来から入院ベッドへ、応対の場所を移動することで、今度は交換条件じゃないけれど、「こうしましょう」という提案が、こちらから出せるようになる。外来で頑張る、そこ破られるとノープラン、というやりかたでなしに、移動を受け入れる代わりに、次のプランを提案するような
- 12:06 患者さんが入院とか、希望を述べて、その時に、その希望が叶った前提で、こちら側が行うであろうこと、そこから先のプランみたいなものを、その場で提案できるようになると、交渉が楽になる
- 12:08 「入院させて下さい」「外来で頑張りましょう」をやると、トラブルの種ができる。「入院させて下さい」「入院しましょう。こんな流れで状況を見て、いついつに結果をお話しして、それがこうなら、次にこうしましょう」みたいな話をその場で返せると、主導権取れる
- 12:10 何というか、「何していいのか分からないからとりあえず入院して全部調べて下さい」みたいな訴えで来る人が、「外来で頑張りましょう」をやって、トラブルになることが多い。患者さんはノープランで、医師の側も、入院後のプランが立てられない人
- 12:11 お互いノープランだから、外来がいきなり最終防衛ラインになって、線1本の、縦深を持たない攻防になってしまう。突っぱねて、実はやっかいな疾患がバックグラウンドにあったりするから、「不明」というのはやっぱり怖い
- 12:14 医療者側が「退く」ことを前提にプラン組んどけると、お互いの関係に縦深が生まれる。退くというのは妥協して負けるんじゃなくて、プランに基づいて行われた後退は、これは敗北でなく、状況のコントロールだから
- 12:17 「入院させくれと頼んだのに「拒否」された」なんて、語加須具か起こって別の病院に来る、という状況は実際良くあって、後医は常に名医だから、その時は時間がたって、状況も悪くなって、入院の絶対適応になってることも、どうしても結構ある。
- 12:18 こういうのは恐らく、「医学的に入院の意味がない」から、外来主治医が突っ張ったんじゃなくて、入院を前提にした不明に対するプランというものを、その人が持っていなかったからなんだろうと思う。逆のケースもあるし
- 12:20 考えてみれば自分たちは、「病名がついてからの対処」については習うんだけれど、病名の付け方はそんなに詳しく習わないし、病院という建築物の使いかたみたいなものは、もっと習わない。総論抜きでいきなり各論だけやるような
- 12:33 @secseek 施設ごとに状況が違いすぎるから、このへんはわからないのですが。。 [in reply to secseek]
- 22:58 @Drickurs それはたいせつ。。 [in reply to Drickurs]
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