Wed, Sep 14

  • 00:00  @Shingi ありがとうございます!  [in reply to Shingi]
  • 18:02  angel dive を読んだ。巨大すぎてこれは揚がらないだろう、と思えた死亡フラグを、3巻費やして見事に立ち上げて見せた、というお話し。読みやすかった
  • 18:03  ペンシルロケットの伝記というか、記録を読んだ。いい物語だった。で、取材されていた人たちが「ロフトプラスワン」でロケットのことを語った本が別に販売されていて、それ読んだら「あれ嘘だから」なんて笑ってた
  • 18:05  感激って、何が成し遂げられたのかが大切で、誰がそれをやったのかは、ある意味読者にとってはどうでもいい。記録をまとめた本は十分に面白かったし、それを笑い飛ばした技術者の語りも面白かった。心証に葛藤はなかった。
  • 18:07  押しつけられた物語がしばしば不愉快なのは、成し遂げられた何かの価値みたいなものが、物語の要請で書き換わってしまうからなのだと思う。読者の側からは、しばしばそれを知る術がないにせよ
  • 18:08  概算する力というものが、技術者が成功する上では欠かせないものなんだと思う。ペンシルロケットの中の人は、3段式の巨大ロケットまでのロードマップを最初から作っていたというし
  • 18:09  それがたとえ妄想であっても、何か「これ」という目標があって、そこに至るまでの道筋はこれで、想定される問題点はこれで、それを迂回するためにはこれだけのお金が必要で、という計算が、できる人はその場でぱっとできる
  • 18:10  その場でぱっと作ったそれは、概算どころか妄想なんだろうけれど、概算力の高い人たちは、過去の経験に引き合わせて、妄想をあたかもブロックで積み上げたかのように堅固に見せる。それができる人がプロジェクトを引っ張るとうまくいく
  • 18:11  うちの父親は、たぶんそこそこ成功した技術者だったけれど、長さとか容積、面積を概算するのが上手だった。一目見て、あれが何メートル、あの容積が水で何トン、だいたい狂わないんだとか、昔聞いた
  • 18:12  あれは子供の頃、一種の超能力みたいなものだと解釈していたんだけれど、今思えばたぶん、たとえばその人が電柱の長さを知っていたら、それと比べてこれだけだから何メートルとか、既知の何かから推定をかけるのが上手だったんだと思う
  • 18:12  「その問題はどの過去に似ているのか、どの過去を組み合わせると望ましい場所にたどり着けるのか」を考えるのが大事なんだと思う。漠然と経験を積んでも、引き出しの取っ手がなければ使えない
  • 18:13  @shohirapaa あれが本当にうらやましいというか、自分はついに身につかなかったのです。  [in reply to shohirapaa]
  • 18:14  この間読んだ東大の先生がたの自伝も、何となく、頭の良さと概算力とは違うんだ、という傍証になっているような気がする。東大の首席を争う人たちで、成功する人と迷走した人との明暗を分けたものというか。最もあのレベルの迷走は、普通に考えれば大成功なのだけれど
  • 18:16  800馬力ぐらいある車でフルアクセル踏んだとして、間違いなくどこかにすごい勢いでたどり着けるだろうけれど、その車にハンドルがついていなかったら怖くてアクセル踏めない。ハンドルに相当するものが概算力で、ハンドルと馬力とのバランスが崩れてると不幸になる
  • 18:16  @niku_name 目利きのやりかたというものを、自分は結局、父親から習った記憶がないのです。「どうだすごいだろう」といわれたことはあったにせよ  [in reply to niku_name]
  • 18:18  @KKanehira 概算しないと損切りできないんだと思うのです。。  [in reply to KKanehira]
  • 18:19  到達度は概算した目標との差分で決まる。概算不在でフルアクセル踏むと、燃料がつきるかエンジンが吹き飛ぶか、車が走行不能になった場所が到達点になる。そこはどう形容したって失敗でしかない
  • 18:20  @xtammy123 「ここが成功だ。そこに行くためにはこれが必要だ」というのがきっと必要なんじゃないのかな、と。。  [in reply to xtammy123]
  • 18:21  ひたすら努力積むのって、ハンドルのない車のエンジンをチューニングするようなものなんだと思う。地獄のチューナー北見でさえ、「大事なのはまずは車に対する信頼感を高めることだ」と言ってた。
  • 18:22  「働いたら負け」的な考えかたが、最小射程の見切りであって、たしかに何もしないことがゴールなら、負けは絶対に来ない。射程はゼロでも無限大でもいけない
  • 18:23  @shohirapaa そういうの、今さらながら大事だったんだろうな、と。。  [in reply to shohirapaa]
  • 18:24  「君とは致命的なずれがある」というラノベを読んだ。叙述トリック的な部分が少しだけあったけれど、これぐらいの深度だと楽しめてありがたい。トリックが深すぎるとついて行くの厳しい。ミステリとか、あれ鍛えないと読めない
  • 18:25  @xtammy123 最もロケットの人たちなんて、到達点なんてあってないようなもんですよね。。  [in reply to xtammy123]
  • 18:27  @niku_name 体内にメートル原器を鍛えて作るという。。  [in reply to niku_name]
  • 19:14  電気代値上げして早速ボーナス支給します、という東電のあれ、心情的には憤慨するにやぶさかでないけれど、病院に置き換えるとそんなものかもしれないなとは思う
  • 19:15  たとえばある地域にそこしかない大きな病院があったとして、どういうミスだか、ある疾患が何年間も見逃されていたとか、あるいは受けるべき患者さんを全く受けていなかったとか、とにかく何かの機能不全が発覚すれば、当然賠償責任が発生する
  • 19:16  で、その病院が叩かれて、賠償しないといけないときに、じゃあ「職員は当然給与返上だ」というのはそこに住む人の感情だろうけれど、それやるとたぶん、当事者でない医師だとか看護師、選択枝を持った職員はいなくなる
  • 19:17  東電にしたところで、何万人もいる巨大な組織なんだから、みんな道義的な責任を感じこそすれ、本当に当事者意識持ってる人と、全くの他人事だけれどたまたま同じ組織にそういう人がいた、という認識の人と、きっと温度差はある
  • 19:18  で、何かのトラブルが発生したときに、トラブルの当事者にはたいてい、それ以上お金を生み出す余力なんて残っていないから、当事者でない人に働いても割らないと、賠償の責任は果たせない。ところがそういう人はたいてい、選択枝を持っている
  • 19:19  選択枝を持っているひとをその場所に、トラブルがあって叩きの目線が集中しているその場所にとどまってもらうためには、どうしても対価が必要になる。お金を生むためにはお金を稼げる人が必要で、そういう人の対価を下げると、稼げるお金はむしろ減る
  • 19:35  そういえば奥さん用にMEDIAS の防水のほうを買った。防水がついてワンセグがあって、というのが条件だったからとりあえずこれでいいのだけれど、Galaxy ってやっぱりよくできてるんだな、と改めて思った
  • 19:36  機能的にはそんなに変わっているわけではないのだろうし、細かい部分の作り込みはさすがに日本製だけあってすばらしいのだけれど、肝腎のタッチパネルが今ひとつしっくり来ない上に、電源オフにするとホームキーも反応を止める
  • 19:38  こういう大きな携帯電話は、GalaxyならScreen off and lock アプリを使って、画面上に電源オフのショートカットをおける。で、ホームボタンで復帰すると手元で全ての操作ができる。MEDIASでこれやると、電源止まるとホームボタンも死ぬ
  • 19:39  結局あらゆる操作を筐体正面にある電源ボタンから始めないと厳しくて、動作のとっかかりにするには、今度はこの位置は厳しすぎる。慣れるであろうとは言え、全ての動作を手元で完結できないのはやっぱりつらい
  • 19:40  @aroku_full それはたしかに。。  [in reply to aroku_full]
  • 19:57  @shinore そのあたりはもう、業界またぐとわかんないですよね。。  [in reply to shinore]
  • 19:57  @sakuden 手元のGalaxy は、普通に復帰できるのです。。  [in reply to sakuden]
  • 22:18  例によってたぶん山本七平だけれど、米国のマスキー法を見た日本政府が当時、もっと厳しい環境基準を打ち出したのを怒ってたのを思い出す。そもそもどうして基準が作られたのかを理解できないのに、もっと厳しいと胸張るのは間違ってるのだと
  • 22:19  放射線の安全基準は、事故前ならば海外よりも日本が厳しくて、で、事故が起きて、いきなり基準が甘甘になった。そもそもどうして基準が厳しかったのか、それが甘くなって何がおきるのか
  • 22:21  より厳しいことを持ってして、勤勉であると評するのは基本的に間違っているのだと思う。厳しいことを尺度にするのは、仕事の成果を汗の量で測定するのに似て、成果に対する理解がどこにも存在しない
  • 22:24  自分たちはたとえば、ニュースで報じられているよりもはるかに強い放射線に触れる機会は時々あって、それでも自身に何もおきていないことを根拠に、放射線をそんなに恐れない。でもそれは、理解を根拠にしているのとは全く違う
  • 22:27  全く同じ事例が過去にないものは、どちらの立場であれ、たぶん無知を根拠にして何かを語ることしかできない。でもそこであきらめると大声コンテストになってしまうけれど、より説得力のある概算を語れるのなら、その人を信じたほうがいいような気がする
  • 22:28  今回のような災厄が、過去に例がないとして、こんどはじゃあ、どの部分が、どの過去に似ているのかを検証するのには意味がある。過去におきたことならばそれに関する知識があって、それを積むと概算になる
  • 22:31  スケールの違う何かを拡大して「正解はこうだ」という概算は説得力が薄いような気がする。同じ機序でスケールの小さな何かと、同じ規模で機序の違う何かをそれぞれ引いて「落としどころはこうだ」というのが個人的には好み

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