Fri, Oct 21
- 13:11 米国家庭医の研修、自分がクリニックを開業する想定でパンフレットを作成してみるとか、履歴書でアピールすべき経歴の勉強とか、こういうのたしかに大事。それを学ぶことで、結果として自身の選択した仕事が何を達成すべきものなのかが理解できるだろうし
- 13:12 それでもパンフにしても履歴書にしても、あくまでもそれを手にとって審査する側がちゃんとしたジャッジを行ってくれる、という信頼がなければ、学ぶことそれ自体に意味が失われる。履歴書なんて、相手が信頼できないのなら、せいぜい嘘ついておけ、になってしまうし
- 13:14 心外に進んだ下級生と話す。内科が想像するような「いわゆる心臓外科医」は、もう若手ではいないんだと。血管外科であったり、胸部外科ではあったりしても、それは心臓外科ではないんだと
- 13:15 うちの県内で、「最年少のいわゆる心臓外科」の先生は、たぶんもう50歳ぐらい。心臓血管外科の看板を掲げているところで学ぶ若手はいるけれど、その人は、「いわゆる心臓外科」じゃない
- 13:16 こう、5年後に国道が舗装される場所で蝉の幼虫がふ化するようなもので、これから「いわゆる心臓外科医」を目指して、自分がオペレーターの場に立てるようになったときには、もう前立ちがいない。だったらもう、「いわゆる」なんて目指せるわけがない
- 14:38 戦争は変わった。。。
- 14:49 http://t.co/p4cAWZU6 物理学者のニールス・ボーアは、専門家とは「非常に狭い範囲で、生じうる間違いのすべてを経験した人」だと定義した。
- 14:49 これはすばらしい定義だと思うのだけれど、同時にこの定義は、専門家というものには「二代目」が原理的に存在しないんじゃないかとも思う
- 14:53 あるいは、その人が一番勉強したことを専門にするのは案外不幸なことなのかもしれない。その人が一番失敗した分野を専門にしたほうが、正解に近いのかも。勉強して到達した専門家が、もしも失敗体験に欠けていたら、その人はもう、一人では動けない
- 14:57 @fday_kabu そこからはもう、引き返せないでしょうね。。 [in reply to fday_kabu]
- 15:08 @raurublock きれいなのだけ摂取して、独り立ちして専門家を名乗ったそのとたん、まわりにはもう聞ける人がいなくて、「それは私の専門外です」と答えることしかできなくなってしまう専門家になってしまうという [in reply to raurublock]
- 15:15 http://t.co/w45EqI5v 橙乃ままれ先生の「通訳大事」 これは本当にそう思う。通訳買って出ようとすると、たいてい後ろから刺されるのも
- 15:39 「心臓外科は元々元気な人をもっと元気にする仕事だから簡単」という人と、「心臓外科は元々元気な人にメスを入れて絶対に歩いて帰さないといけない仕事だから難しい」という人が、同じ心臓外科医という仕事をしていたりする。
- 15:41 同じ光景を、楽観的に眺められる人と、悲観的に眺められる人とがどうしたっていて、世の中は悲観のほうがたぶん多い。楽観しないと成功もしないのだろうけれど、踏んじゃいけない何かを踏んで吹っ飛ぶのも、やっぱりそんな人たちではある
- 16:06 往診専業の開業って増えてるんだろうか? 診療可能な患者さんの数が距離で決まるから難しい地域は難しいだろうけれど、設備投資が極小でいけるのと、医療圏をある程度自分で開拓できるのが利点か。リスクは少なそう
- 16:08 @lynnlynn1 うちの県内なんかだと、逆に往診をやっている施設がどこにもなかったりするのです。。たしかに東京近郊は、もう老健施設なんかないですもんね。。 [in reply to lynnlynn1]
- 16:09 うちの地域なんかはそういう意味で、街の人口と老健のベッド数が同じなんじゃなかろうか、という気合いで老健ができてる。土地が安いからだと思うんだけれど。研修医の頃、退院先探して、神奈川県から見つかったのが栃木とか、ときどきあった
- 16:15 @lynnlynn1 たしかにうちの地域だと、半径16km 圏内というと、「ごくご近所」という印象になってしまうかもですね。。自動車脳。 [in reply to lynnlynn1]
- 16:16 @lynnlynn1 実際問題として、田舎の医療機関というのは、地元の高齢者を窓口にして、都市部で働く若い人のお財布から収益を得ているのですよね。。 [in reply to lynnlynn1]
- 16:20 @lynnlynn1 今はもう、後方を引き受ける高次医療機関が人足りなくて厳しくなっていて、患者さんを送ろうにも無理だったりするのが、これからますます厳しくなりますよね。。 [in reply to lynnlynn1]
- 16:24 @lynnlynn1 心理の壁を突破する技術が普及した数年後、今度はたぶん、そもそもそこに人がいないという、物理の壁が来るんだろうな、と。。そのときに後方を頼む仕事を続けていたら、きっと自身が詰むんだろうな、とも [in reply to lynnlynn1]
- 16:33 @taroYamd ある程度「なんでも診療します」の看板を掲げつつ、手に余る患者さんを大量に紹介されて詰む、という事態だけは避けたいな、と。。 [in reply to taroYamd]
- 16:37 本拠地を定めず、連絡は全部顔本経由、GPSで位置を伝えて、全てのスタッフは現地集合、各自の受け持ち地域は一切重ならずという非同期クラウド開業も夢じゃないけれど、都内だと車の時間が読めないから厳しそう。
- 16:43 @lynnlynn1 全部進捗表にしてネットワーク越しに共有できたら、仕事がずいぶん楽になりそうですよね。。その代わり保険者求める書類とは全く整合しないという [in reply to lynnlynn1]
- 16:46 @lynnlynn1 総電子化は、まだまだ壁厚そうですよね。。 [in reply to lynnlynn1]
- 17:08 @lynnlynn1 その分野ならではのコツというか、やりかたというものがあるのですね。。 [in reply to lynnlynn1]
- 17:10 @lynnlynn1 なるほどです。。 [in reply to lynnlynn1]
- 17:24 「内科医が教える 放射能に負けない体の作り方」 という本が売られていた。すごい踏み込みするよな、と感心する。
- 17:38 成功した誰かを葛藤なく賞賛できたとき、年取ったんだなぁって思う。
- 17:45 @KKanehira あとから気がついて、ちょっと落ち込んだりするのです。。 [in reply to KKanehira]
- 18:45 画期的な何かが販売されるそのときまで、お客さんは自分が欲しかったものに気がつかない。それが発売されてアンケートを取れば、お客さんは口をそろえて、同じ製品の、もっと安価で高機能な劣化コピーを、と答える。お客の声に従うと、自分の首を絞めることになる
- 18:47 それはIT関連の製品にしたって、自分たちにしたって同じようなもので、誰かが道を切り開いて、お客さんは今度は、「もっと安価で高機能」を求める。後続がその声に乗っかると、結局地獄を見ることになる。救急医療もそうだし、一般外科、一般内科もそう
- 18:52 怪しい整体師やら、占い師やらがそれでも生活を回していける程度には支持を得られているのならば、我が家の科学顧問みたいな立ち位置って、商売にはならないものなんだろうか。。それこそネットで聞けば済んじゃうから、足下見られて買い叩かれるのがオチか
- 18:53 占いもオカルトも科学も地続きだったのに、科学が真っ先にコモディティになったのも、不思議といえば不思議。一番実利が大きな分野だからこそ、むしろ広まるのは遅れそうなものなのに
- 18:53 @taninon 「人が徒歩可能圏内に集まっている」ことが前提になって、初めて成立する仕事って、けっこうありそうですよね [in reply to taninon]
- 18:54 @rinnou そのあたり、科学がつまらないから一般化したのか、それとも一般化してしまったからこそつまらないという印象が形成されたのか。。 [in reply to rinnou]
- 19:08 @taninon 関西にはたしか占い師の組合みたいな団体があったりして、案外「固い」仕事なんじゃないのかな、と。。 [in reply to taninon]
- 19:09 @rinnou たしかにこう、全体を見渡して何かいう人が、いったとたんに科学者じゃなくなっちゃう、という問題はありそう。。 [in reply to rinnou]
- 19:14 @taninon 医院開業も含めた「待ち」しかできない起業って、外したときのダメージがすごそうで怖いのです。。 [in reply to taninon]
- 20:21 @fromdusktildawn 将来的には何となく、そうしたフランチャイズ方式に移行するんじゃないのかな、と。。 [in reply to fromdusktildawn]
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