Sun, Jan 22

  • 18:24  その場所が閉じているときに、序列確認のコストというものが、時々とんでもなく高くなる。
  • 18:25  大学や、自動車教習所みたいな場所は、小学校から高校のクラスに比べると開いている。序列の確認コストがそんなに高くないから、いじめみたいな問題が発生しにくい
  • 18:26  この間何かのテレビで見た、若い石大工さん達の合宿所みたいな場所では、ご飯を盛る順番から、魚を食べる場所、風呂の順番や寝る場所に至るまで、全部序列が定まっていた。あれもある種の生活の知恵
  • 18:27  部屋を片付けるときに、「それはこの場所」とあらかじめきっちりと決めておくと、片付けがやりやすく、長続きする。これもたぶん、「果たしてこれはどこにおくべきか。どこにおくのがもっとも適切か」と思案するコストが案外高くて、掃除の手を止めるからなのだと思う
  • 18:28  体育会組織はたいてい、上下関係をはじめとする、何らかの序列をそこにいる人達に強要する。あれがたくさんの弊害を生んでいるようでいて、あの理不尽なルールがあるから、もしかしたら回避されている問題も多い
  • 18:29  体育会の部室並みに閉じていて、しかもルールのない「自由な場所」で個人的に思い出すのは「あしたのジョー」で、少年院のあの場所は、新人が一人はいるたびに大げんかしないと序列が定まらない
  • 18:29  @objectO 日本の石大工さん達でしたね。。  [in reply to objectO]
  • 18:31  「閉じた場所」と「ルールの不在」が、いじめみたいな理不尽を生む。理不尽なルールは、逆に言うと自然発生する理不尽を、あらかじめルールに肩代わりさせているというか。
  • 18:33  ちょっとした野球場ぐらいに広い駐車場があったとして、広さに見合った車がそこに入って、車を止めるべき「ここ」という場所を示す線がそこになかったら、間違いなく事故になる。近所のローソンがそれっぽくて、お店の割に駐車場が広すぎて、ちょっと怖い
  • 18:34  誰もが店の近くに車を止めて、だから車の密度は店の周囲が最高なのに、そこは安心して運転できる。「ここ」という場所が定まっていて、お互いの振る舞いが読める。ところが道に出るまでの距離が妙に長くて、土地が広くて、そこが怖い。平行に走ってるようで、微妙に近づいてきたり
  • 18:36  問題が変わるつど、恐らくはルールも変わる。そのつどあるべきチームの姿を考えて、それに従うほうが圧倒的に合理的なのに、掃除でそれやるといつまでも終わらないし、駐車場から線を無くすと車がぶつかる。学校の教室には、あるいは駐車場の線に相当するものが欠けている
  • 18:38  ボトムアップで自由にやるやりかたってすばらしいけれど、序列作成のコストと時間が常にトレードオフになる。小さな問題がたくさん降りかかるような組織なら、組織の形はガチガチに決めておいたほうが、問題に取りかかるまでの時間がその分短縮されて、それは硬直した組織の非効率に十分引き合う

Powered by twtr2src