Wed, Jun 13 - medtoolzの日記

14:31 ゲームにおいて、奥の深さとは中級者と上級者との実力差。間口の狭さとは、初心者と中級者との実力差。
14:34 間口が広くて奥が深いのがいいゲームの定義であるとして、中級者とあたった初心者はそこそこ遊んだ気分になれ、研鑽を積んだ気分になった中級者は、上級者とあたったら完膚なきまでに叩きのめされないといけない。ひとつのルールで両立するのはけっこう難しい
16:22 偶発要素は間口の広さと奥行きの深さとを両立するときの鍵になる。初心者と中級者にとって、偶発要素とはニュートラルなリスクであって、リスクに対して強い手札を持つことが上手下手を決める。上級者にとって、ゲームとは今度は、偶発要素を理解することそのものになる。
16:55 すごい才能を持った子供には問答無用で素晴らしい機会が与えられるべき、という論には賛同したいのだけれど、裏を返せばどうしても、こんな制度をまじめに検討すると、「そこそこ」であって、かつ身内の経済的なバックアップが期待できない子供は機会を失う、ということでもあって
17:47 佐々淳行の「重大事件に学ぶ危機管理」という本を読んでる。危機管理のやり方はさておき、全盛期の雪印のエピソードがほんとうに面白い。あの会社がかつて、どれだけの信頼とブランドイメージを誇り、食中毒の対応を誤ることでどれだけ多くのものを失ったのか
18:37 危機にあって自らリスクを取って活躍する、乱世の英雄的なリーダーが状況を乗り切る逸話は読んでいて気持ちがいいのだけれど、逆のパターンもぜひ見てみたい。個人の独断専行が招いた悲惨な状況とか。顔の見えない会議室が大活躍した事例とか
18:37 個人の独断専行が無残な状況を招いた例は、そういえば去年、けっこう有名なのがあった。
18:43 厳しい局面を乗り切るためには乱世の英雄タイプが必要だ、という論に反論の余地はないのだけれど、英雄というのは、成功した人が事後的にそう呼ばれる側面がどうしてもあって、原子炉に詳しいボクは、英雄を目指して無残なことになった
19:04 RT @REVI: “マルチ商法の方がいう成功のイメージがテンプレな理由” http://t.co/aHfeZHno
19:05 たしかにこう、ノマドと言ったらカフェと人間関係で、カフェという場で人間関係をお金に換えるお仕事はと言えばネズミ講だ。。
20:51 ゲーム作りの入門書を読む。これからこの業界に入ってくるかもしれない一般の人達に向けて書かれた本なのに、「業界人の1日」みたいな仕事の紹介に「24時から打ち合わせ」みたいな表記が出てくる。体壊す人多そう。
20:55 @kumabcdefg 英雄になりたかった人と、英雄にならざるを得なかった人との違いなんですかね。。 [in reply to kumabcdefg]
21:02 蝉丸P の本、密林で随分前から予約注文してあったのにまだ未発送。。。
22:28 熟慮に基づいた決断と、無知に基づいた強弁とは、外から見ると時々区別がつかない。自由に嘘がつけるぶんだけ、無知の言葉には矛盾が少なく、いっそ説得力を感じたりもする。
22:52 問題に精通した人は、予期していなかった質問をされても動じない。問題について無知な人もまた、何を聞かれたところでそもそも理解をしていないから、予期していなかった質問が来ても動じようがない。
22:54 無能が旗を振り、無知がまわりを固めると、問題が致命的であることが露呈するその時までは、物事が案外うまく行っているように見える。問題を解決する能力を持たないその人達は、ちょっと見た目問題解決の専門家に見えることすらある
22:55 専門家と嘘つきとは、「あなたは何を知っていますか?」と問われると、同じ答えを返す。「あなたが知らないことはなんですか?」とか、「あなたが不得意な分野はどこですか?」と質問すると、もしかしたら両者の鑑別ができる
22:59 全ての専門家が、必ずしも分かりやすく物事を説明するのが上手であるとは限らないけれど、専門家でなければ、難しい問題を、歪みなく分かりやすく伝えることは不可能であるとは言える。ひろゆき流の、「わかりません。理解できるように説明してください」と求めるあのやりかたは有効なのだと思う
23:02 こう、菅総理を無能と叩きつつ、状況の管理はどうあるべきなのか、無能の招いた飛散を解説しながら自説を展開する人はけっこう多い。最近そういうのを結構読む。で、鳩山総理で同じ事を試みる人はほとんどいない。叩くことはできても、解説ができないからなんだと思う
23:21 @dankogai 見積もりは、専門知識がなければ無理ですもんね。。。 [in reply to dankogai]
23:22 @kumabcdefg 佐々淳行にしても、官僚の世界では疎んじられてましたもんね。。 [in reply to kumabcdefg]