Fri, Jun 22
- 12:53 少ない予算から予算以上の成果を生み出せる人はけっこういる。ところがたくさんの予算から予算なりの成果を生み出せる人になると、その数は大幅に減ってくる
- 12:54 @Drikurs やっぱり予算ですよね。。 [in reply to Drikurs]
- 13:03 やりくりする能力と、大人数や大予算をその大きさなりに使ってみせる能力とは、求められるものがずいぶん違ってくる。手術用のメス刃がチェーンソーの代替にならないのは当たり前といえば当たり前なのだけれど、後者の能力って、どうやって身につければいいのか
- 13:05 マイクロソフトにしても、Google にしても、独特の面接として紹介されるエピソードはたいていフェルミ推定で、ああいう概算の能力が、大きなものを大きさなりに使いこなす上での基礎になるのだろうけれど。
- 13:09 なにか大きな事象に遭遇して、同じベクトルの最悪と、自分が見知った他の事例とを引きあわせ、今度の事例がどの程度のものなのかを概算する。見知った事例と概算との距離をさらに概算して、対策に必要な予算や人員を推定する。原子炉技術者の人がこの間どこかでやってた
- 13:10 ああいう概算能力みたいなものこそが、大きなものを相手にする仕事をする人には最も求められるものであって、そういう意味で、今政治やってる人の中で、誰がこれをできるのか
- 13:11 田中角栄の選挙第一声、「あの山削っちゃいましょう。余った土は海に入れて佐渡ヶ島とつなぎましょう。山がなくなれば雪は全部関東の方にいく。新潟の耕作可能免責は飛躍的にひろがる」というあれは、ほんとうに見事な概算だと思う。無茶苦茶なのに、風景がありありと見えるというか
- 13:12 「現実を見てリアルに考える」ことと、概算を放棄して、認識可能な細かい数字のみで手に負えない大きさのものを語って見せようとするのと、ぜんぜん違う。できないって言えないからしょうがないにせよ、「私は現実がみえる」という論は、「私は能力が足りません」とだいたい等しくて
- 13:14 消費税の論議にしても、そういう「山削っちゃいましょう。そうすれば」的なお話が出てこない。「そうすれば」を、それがよしんば妄想であっても、不思議なリアルと一緒に物語ることができれば、山を削る話を聞く人も、受け止め方が全然違ってくるものなのに
- 13:18 ちょっとしたビルを建てようと思ったら、鉄骨と重機がなければ話しにならない。真面目を全面に出す人は、レンガは積むと高くなるという観察にすがる。「一生懸命やれば、レンガを積んでもビルは建つ」といったりする。建築の知識がない人でも、それは無理だとわかるから、話に説得力が生まれない。
- 13:50 @Drikurs お金を使いこなせる人が、相応のお金を使ってほしいですよね。。 [in reply to Drikurs]
- 13:54 @amiyuto 私達が白衣を着て仕事をするときには、座るときに引っかかるので、一番下のボタンを外していることが多いのです。腰から上が強制換気になればうれしいな、と [in reply to amiyuto]
- 13:59 原発再稼働のあれも、概算の話がぜんぜん聞こえてこないのがおっかない。ぶっ飛んだものを指さして、「まじめにやってます。大丈夫です信じてください」と言われたって、信じられるわけがない。「今度吹き飛んだときのためにこういう避難計画を設定しました。準備はできています」がせめてほしい
- 14:01 ビルが崩れて、崩れたビルを目の前にして、大工さんがきれいにレンガを積む練習をどれだけやってみせたところで、その人に次のビルを頼む人はいない。「見て下さい。ミクロン単位の制度です。信じて下さい」なんて大工さんが胸張ったら、「仕事、向いてないと思いますよ」なんて言いたくもなる
- 14:03 概算できない人が上司になると、部下の技量をレンガの積み方で評価するようになる。必要なのがビルであっても、上司に図面を読む能力がなかったら、「お前、ここに来てレンが積んでみせろ。ほら1ミリもずれている。たるんでいる」なんて部下をしかる。こういうのが連鎖すると組織が死ぬ
- 14:04 個人ではなく、組織の概算能力みたいなものは、恐らくはその組織が長く続くほどに、一方向的にどんどん落ちていく。ビルを作る人達が家を作るのも難しく、ブロック塀を積める人しか残らず、最終的に誰もが「素晴らしいレンガ積み」の達人になって、その組織にビルを頼む人がいなくなる
- 14:05 @ToruMasala 平和を願って、戦争のことを学ぶことを禁じるのと同じぐらい、それは危ないことですよね。。 [in reply to ToruMasala]
- 14:08 戦争と平和というのも、対立する2つの考えかたと言うよりは、ドーナツ状の領域が戦争、ドーナツの穴に相当する「戦争でない状態」が暫定的な平和、という関係なんだろうと思う。今たまたまドーナツの穴のどこかにいるだけで。平和の中心があるわけではなく
- 14:08 @orangebako 今の政府とか、そういう「詰み」感がすごいですもんね。。 [in reply to orangebako]
- 14:11 でも、ブッ飛ばないリアクターを作るのは専門家の仕事で、リアクターがブッ飛ぶ前提で予算組んだり避難計画を策定したり、その計画に必要なインフラを整備するのが政府の仕事で、政府が安全に首突っ込んでどうするんだよとは思う
- 14:23 @Inabaku 昔から変わんないんですね。。 [in reply to Inabaku]
- 14:32 @KoujiMatsumoto 「既知のものから未知を概算する」のって、いろんな仕事の基本であるはずなのに、選挙みたいな仕組みだと、努力だとか誠意だとか、むしろ対局にある考えかたを訴える人が強いんでしょうかね。。 [in reply to KoujiMatsumoto]
- 14:33 でもそういう意味で、「土建屋が政治屋になる」という大昔のありかたは、あれはあれで正解だったような気もする
- 16:50 SEALs のヘルウィークからチームワークを取り去るとデスマーチになる
- 16:54 画面を見てると兵士5人ぐらいに教官1人、それが3交代で24時間、研修生同士がちょっとでも諍いを起こしたらその瞬間に教官が割って入る体制。「いじめを無くす」って結局こういうことなわけで。うまいやり方があるのではなく、徹底的なやりかたと、それに必要な予算があるだけで
- 18:20 偽善の先に善があるのだと思う。内面の偽を認識しているからこそ、形骸は誰かにとっての善になる。偽善の反対側にあるのはひとりよがりな善の押し売りであって、内面の善意はたいてい、かわいそうな誰かがかわいそうで在り続けることを要求する
- 18:24 http://t.co/3otbbwUF 人格を創るのは「身体的な体験」 蝉丸P の本にはたしか、「身体に騙されるな」と書いてあった。
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