2005-10-25から1日間の記事一覧

分かりやすいマニュアルへの試行錯誤(2)

##分かりやすい/読みやすいとは 以前書いた病棟ガイドもいいかげん古くなったので、今年こそ内容を書き改めたい。 できれば、もうすこし分かりやすい内容で。 洗脳とか、ゲーム脳化とか、そういった下衆な意図無しのやつを。工業製品の取扱説明書は、読者に「…

全体像を把握するのが容易。「目次」を用意しなくても、紙のどこかに重要な単語だけ集まった場所を作れる。

##やはり出てくるマインドマップ しばらく前からマインドマップを使っている。[FreeMind](http://www.freemind-club.com/)というソフトをいれて、 PC上でアイデア出しやまとめをするのに用いているが、 慣れるとかなり便利だ。今回の文章を書くのに作ったマ…

流れを表現するのに適する。これは従来の文章でも可能だったが、並列、分岐、因果関係といった構造を表現するには、フローチャート型式以外では不可能。

内容の重要さに重み付けが可能。上の方ほど重要、中心に近いほど重要といった、位置を用いた内容のランク付けが可能。

読む順番を決めなくても読める。見出しは中心に、内容は末梢に配置できるので、読みたい所から読める。

並列表現が可能。従来の箇条書きでは順番が出来てしまうため、厳密な平等表現は不可能。

禁止事項も、規則を破るとどんな結果が待っているのか、具体的に書く。

これを読んで、自分がどんなことができるようになるのか。 果たして読むに値する内容なのか。こうした不安感がぬぐえないと、読者は集中できない。 読者が安心して読める文章は、読みやすいし分かりやすい。それでもなお、マニュアルを読むのは面倒だ。工業…

結果志向で書く。「○○をしてください。すると、こういったことがおきます。」という、行動の結果何がおきるかを記載する。

行動の目的については、紙面が足りないなら省いてもいい。

最初に概略を書く。これから提示される手順がどんなものなのか、事前に分かってもらう。

マニュアルに情報を並べる順番は、製品を開封してから電源を入れ、実際に使って見るまでを順を追って書く。

ユーザー視点での順番を心がける。

読んでもらうためには、まず読者に知識を与え、

さらに安心感を与え、同時に潜在的危機感へも訴えながら、文章内容を理解してもらう。