2006-07-14から1日間の記事一覧
最近読んだ「補給戦」という本から。##停止するためには補給が必要〜中世ヨーロッパ以前
効率よく拾う仕組み電子化すれば万事解決なんていうことは絶対無くて、もっとアナログなやりかた、 人の流れを効率よくするノウハウというのは、たぶんどこかの業界にあるような気がするのだが。
動いている軍隊の補給のほうが重要な問題になった病院の中での「補給戦」に相当するものは何なのか。補給というのはつまるところ、人やものの流れをどう現場までコントロールするかという問題で、 道具の近代化とはまた違った側面をもっている。医者が一人しか…
軍隊の移動スピードはあんまり変わっていない
「**戦争は、決定的な場所に最大の兵力を集中することを知っている者が勝つ**」。第二次世界大戦のこのことわざは、補給の問題が第一次大戦のころから何も変わっていないことを表している。##現代の戦争
食料については相変わらず「武装遊牧民」のころから進歩が無かった
大量運搬が可能なハイテクが登場しても、兵士の荷物の運搬を列車自体に依存することなく、 スタンドアロン性を保ちつづけたフランスの知恵というのは何かに使えそうな気がする。ハイテクといえばドイツだけれど、第一次世界大戦当時の補給戦では、ドイツは圧…
列車による補給を上手に行っていたフランス軍では、以下のような工夫をしていた。
複数科にコンサルトすると、患者さんは1日中病棟からいなくなる。各科に「個々に進撃」してもらうと手間が省けるのだけれど、なかなか上手くいかない。##列車を使う工夫〜第一次世界大戦
軍隊が進撃するためよりも、軍隊が停止するためにこそ補給が必要であるというくだりが面白い。 ##補給路は複数で〜ナポレオンの時代
調達で、河川をうまく利用できたときだけは船で補給ができた