「良く」なるためなら不連続なイノベーションを許容できる人と、今までの生活習慣を変えるのを拒む人。

前者の人は、ただ「正常になった」だけでは納得しない。過程を重視するし、数字を残すことにこだわる。
後者の人は、たとえばHbA1Cなどどうでもよく、今までどおりお酒が飲めるかどうかにしか興味がない。

2種類の人に、2種類の方法。けっこう上手くいきそうなのだが、問題なのはどういう人が、どういう
考えの持ち主なのかが全く分からないこと。

何回かの外来を経ていくと、大体読める。それでも、初診で来た人がどういうカテゴリーの人なのか、
それを見定めるのはまだ全然できない。

入院中のムンテラ。悪くなったときのフォロー。
外来以外のコミュニケーションの場はいくらでもあるけれど、
2種類の人がいたとして、じゃあ2種類の戦略をどう使い分ければいいのか、
それぞれのタイプに対してどういう
方法論で攻めればいいのか。まだ全然分からない。

集中治療を離れて外に出て、たぶんこれから当分一般内科。あと10年ぐらいすると、
ノウハウたまるだろうか…。