twitters for the day

07:19 久しぶりにえらい目にあった。当直してて、ようやく座れた。
07:20 外科の当番病院が忙しいとかで、「自転車で転んだ人」をうちで受ける話が来た。了承して、たしかにその人は自転車で転んでたけれど、その上を、自動車が通過してた。嘘つかれた。
07:22 内科一人じゃどうしようもないので、断った外科系総合病院に電話したけれど、さすがに嘘言うわけに行かなくて、本当のこと話したら、いきなり満床になった。気持ちはよく分かるけれど、こういうときは勘弁してほしかった。
07:23 来たときもう胸の形とか変形してて、血圧かろうじてはかれるぐらいだった。外科と放射線、検査呼び出して、その前に身内の方がたくさん来て、何だかアウトローな人達ばっかりだった。スタッフ揃うまでの20分がとてつもなく長かった
07:25 体の深いところの骨を何カ所も骨折していた。今はこういうとき、とりあえず全身CT気って、3次元の再構築がかけられるから便利。すぐとれて、解析部隊と治療部隊と、医師を2系統に分断できるから、効率がいい。
07:26 外傷のプロトコールは、あるいは今のCTで、これから変わっていくんだろうなと思う。正確な理学所見で、患者さんの話聞きながら診察とか、患者さん痛がって興奮してたり、酔っぱらって意識怪しかったりという状況を想定してない時点で、なんか間違ってる
07:29 多発外傷は、やること無数にあるようでいて、多すぎて何もできない。深部の骨折は、たいていが安静だけで治すしかないし、外から見えるケガは縫うけれど、交通外傷の時なんかは、「見える」けがについてはそんなに重たくない
07:30 外から見てると、患者さん寝かせといて、何本も点滴ラインつないで、あとはひたすら、ぬらしたガーゼで血をぬぐってるだけに見える。実際問題、それしかできない。待つだけ。
07:32 身内の人がたくさん集まってる状況で「待つ」というのが本当にきつい。外から見ると、それはボーッとしているだけにしか見えないから。持ち直せばもちろんそれでいいんだけれど、持ち直さなかったときの選択枝は、あるようでいてないから、すごく厳しい
07:33 外傷は、何だか「手術すれば直る」幻想に一番親和性高いのに、手術の有効性が今ひとつ証明できない分野で、「じっと見るだけで何もしない」がたいていの場合、スタンダードになる。腹部外傷の時は少し違うみたいだけれど
07:34 そう決めたのはえらい人達だし、実際問題、傍観者だったときには、「やっぱ自然治癒だよね」とか無責任なこと考えてたけれど、いくつもの「目」にさらされながらじっと待つつらさは、半端無く厳しい。。
07:36 @sentaro0525 体格がすごくて、エコーとか入らない。。心タンポナーデは自分の領域だけれど、エコー使って「気胸」の診断がきちんとできれば、本当に心強いんだけれど
07:38 FASTにしても、常にCTが暖まってる施設なら、さっさとCTに行ったほうが速いのかも。CTは昔は「死の門」とかいわれてたけれど、電子ものの進歩は、やっぱり早い
07:45 @Mobius 後半戦というか、「俺たちの戦いはこれからだ!」が今ぐらい。。。これから。。
07:52 うちみたいな施設は、そもそも多発外傷取るようには体制出来てないのに、設備のあるところには人がいないし、そういうところのリソースは、正直どうでもいい人、土曜日とかだと近所の老健なんかが発熱した患者さんを一斉に手放すから、そういう人から真っ先に食いつぶされる
07:53 それこそ「トリアージ」というのは、今現場で必要なのに、どこかに送ろうにもどこもいっぱいで、患者さん目の前で血を吹いてる。本当の重装備病院から人が減って、上手に機能できてるところ少ないと、こういうとき本当に困る
07:55 多発外傷と本気で戦えるだけの人的資源は、やっぱり公立施設でないとそろえられないけれど、公立になると今度は、とたんに仕事の効率が落ちる。
07:56 カテ屋さんの有名どころは、働けば働くほどに施設内での自分の立場がなぜだか悪いことにされて、自分が部長をやっている、一番忙しい病棟が、何でだか一番稼働してないことにされて、自らも、味方してくれた婦長さんも窮地に追い込まれて、みんな病院辞めた
07:57 病院辞めて、有名な部長追い出して、当の職員達は凱歌を上げたんだろうけれど、もちろんその施設からは人が減って、まともに機能しなくなった。その先生は開業して、馬鹿みたいな数の心カテこなすけれど、開業医だから、やっぱり複雑なケースは診られない
07:59 何でだか「公」になると、向いてる方向違う人達が大きな顔しはじめて、物事が上手く行かないよう、上手く行かないようにしようと、ヒマな人達がヒマな時間ぶち込んで邪魔しに来る。まじめな側から腐ってそこ辞める。
08:02 大阪府の公務員バッシングは、もちろん見えてるものなんてごく一部の、一番面白そうな場所だけ切り取ってるんだろうけれど、公務員の人達が、「自分たちがこう見られている」にあそこまで無頓着な、脇の甘い振る舞い繰り返してるの見ると、やっぱり向いてる方向違うなと思う
08:03 ああやって、メディアの前で「戦って」見せることが支持につながった時代って、三池淡紅闘争の時ぐらいまで遡らないといけないような気がする。
08:05 @sentaro0525 そもそも「それ」しかやる能力がないとか、同じ疾患しか診ないから、鑑別診断は紹介してくる医師にアウトソースしてるとか、理由はたくさんあるんでしょうが。。何よりも、いっぱいやりすぎて、ノイズとしてそんな症例がどうしても入り込むのが大きいのかも
09:39 弁護士の人達が書いてた交渉マニュアルみたいな本を漁ってたことがあって、どれ見ても「真心見せれば分かってくれる」とか、お花畑ばっかりで嫌になる中で、唯一「使える」ノウハウ書いてたのが、橋下府知事の本だった
09:41 まだテレビで有名になる前に書いてた本だから、たぶんそれなりに、自分の意見も入ってるんだろうけれど、府知事が自分で書いてるどおりの人間ならば、お互いの腹の内をぶちまけて、落としどころを探るやりかたはしないはず
09:42 むしろ極論をぶち上げて、お互いの要求をバランスさせる中で、「支点」に相当する場所をドライブするやりかたを好むような印象。今やってるのも、そんなやりかたの延長に見える。だからたぶん、府知事側は、一切の妥協をしない気がする。
09:43 公務員の人達も、あれだけの職員集めていながら、一人の人間敵に回して勝てないとか、議論下手だなと思う。府知事の後ろに座ってる人だって、どちらかといえば、きっと府知事が負けるところ見てみたい人ばかりだというのに
09:44 全方向敵を座らせて、それでもなお、見えない支持を信じられる人間というのは、やりかたはどうであれ、やっぱすごいなと思う。それがどんな「正義」を背負った人であれ、敵対する目線が集まると、もう本当に怖いから
09:49 いつか「極限状況コミュニケーション」のやりかたをまとめた本とか書きたいんだけれど、きっと誰か書くんだろうとおもいながら、相変わらず誠意だとか真心だとかやさしさだとか、そんなのばっかり。自分の半径2m圏内だけ相互不信地獄なんてこと無いはずなのに。
09:56 人間の心象は、EAA 適応系のホモトピー群として記述することができる。
09:58 人種だとか性格だとか、個性といったものはホモトピー群として同型であって、本質的に区別し得ないものへと還元できる
09:59 一見に他何かであっても、変換不可能な何かを持つ人が、たぶんどこかにいる。
10:00 マグカップとドーナツは、外形は違っていてもホモトピーであって、位相幾何学的に同じものだけれど、穴の空いたマグカップは、それが普通に利用可能なものであれ、位相敵には全く違った何かとして扱われなくてはならない
10:01 怪物は目に見えないし、一見すると、日常生活に溶け込んでいる。
10:05 本当の異常さは、マグカップに空いた小さな「穴」のようなもので、それをマグカップとして使ったかぎりでは、その異常さを感覚することはできない
10:08 心象の位相を共有できない人というのは、それは本来怪物でしかないのだけれど、人として接する分には、おそらくその異常さを感覚するのは難しい
10:11 心象の位相普遍量を定量するやりかたを見つけられれば、あるいは世間から怪物をあぶり出せる。連続写像を用いて心象をEAAに向けて還元していくようなやりかた
10:12 ブレードランナーに出てきた心理試験みたいな状況を、位相幾何の教科書から引っ張ってきたバズワードで埋め尽くすと、ラノベっぽい文章が書けそう
10:12 こういうのは、「こうだったらいいな」と思うよりも、「こうである」という前提で、実世界を見直すと、結構面白い。
11:22 原初の心象を共有していなくても、状況が「コップ」であることを要請すれば、誰もがそれに適応する。
11:23 「球」はコップになる。「ドーナツ」もまた、取っ手のついたマグカップとなって、状況に適応する。穴が無数にあいた怪物もまた、穴のあいたマグカップとして、状況に溶け込んでしまう
11:24 同じ状況に追い込まれても、ある人間は人間であり続けるのに、ある人間は、怪物へと変化する
11:25 状況が「コップ」を要請しているときには、コップであることには意味があって、コップの形に最大に適応した心象が覇権を握った
11:26 状況がもはや「コップであること」を要請しなくなったとき、その形に最大適応を果たした心象は、もはやその形を捨てられないけれど、適応する理由を失った「怪物」は、そのありようを自在に変える
11:27 状況は変化する。たぶん怪物は増える。現状に最大適応した種は、もはや狩られる対象として怯える日々。「怪物探し」を生業にする人たちが生まれる
11:28 昔の吸血鬼ものだとか、隠れ暮らす狼男みたいな状況設定に、進化心理学位相幾何学と、あと民俗学ぶち込む。きっと面白い中二病ラノベになる
18:08 家帰って休んで寝て、結局また病院にいる。昨日来た人もとりあえず落ち着いて、ようやく一息。土曜日の入院を受けると、日曜日も自動的に主治医になる。新しい病院は、このへん「引き継ぎ」なんだろうけれど、一長一短。
18:09 心象位相解析、そういう学問を頭の中でとりあえず妄想して、「ブレードランナー」の世界観をそのまま昭和50年頃に持ってきて、怪物を捜査する人を主人公にした刑事ドラマ仕立てにすれば、既存のプロットそのまんま持ってこれそう。
18:10 高ストレスな状況に追い込まれて「怪物」になる人もまた、たぶんそうなる直前までは、自分が怪物であったことすら自覚してないはず。普段はむしろ、適応に無理がある分、「普通の人」よりわずかに劣った、地味な人にしか見えないし、まわりも本人もそう思ってる
18:11 不況だとか戦争だとかで、社会の圧力が増して、社会のあちこちで、予測不可能な「怪物」が生まれて大混乱になる。警察組織に「予防」義務が発生して、仕方ないから、怪物化する前の人間を捜す方法論が編み出される
18:12 捜査官はだから、一見すると社会の「弱者」みたいな人の中に入り込んで、その中で、むしろ保護されている人を引きずり出して、心理テストみたいなことをする。「陽性」扱いされたら、文脈上射殺される。
18:13 それが正しいのかどうかは誰も分からないし、もちろんそれをやる人は、鬼だとか死に神だとかいわれて、社会から叩かれる。解析の方法論それ自体に疑義を呈する学者も大勢いる
18:14 「解析」というやりかた自体、怪物素因のある人に負荷をかける行為だから、その素因がない人もまた、怪物に引きずり込まれたりする。テスト受ける捜査官が、たまに自分の「まともさ」に疑問を持って壊れたりする
18:17 なんか「ポアンカレ予想」に相当する仮説にのめり込むあまりにおかしくなって、キノコ取ることにしか興味ないロシア人の友人とか絡ませるといいのかもしれない。全て分かってて、いつも本当のことしかいわないんだけれど、飛躍が激しすぎて誰にも伝わらない。榎木みたいな
18:18 背景とかプロットとか、どうせ既製品の使い回しになるんだから、あと大事なのはギミック部分か。陰陽道とか、レプリカントを置換しうる何か妄想科学の手法
18:24 @fuku33 たしかに。。そば食べながら、ファイバー即だとか切断面だとか、トポロジーと心理学をぐちゃぐちゃに混ぜた疑似科学が延々語られたら、頭おかしくなれそうですよね。。
18:34 @fuku33 でも実際に文章におこそうと思ったら、柳田国男なんかに当たらないといけないし、トポロジーの勉強なんてしたことないし、疑似科学を一から組むのは、やっぱりすごく大変そう。。小説書く人達の勉強量というのは、きっと莫大なのだろうな、とも思ったり。。
21:48 NHKバングラディシュ特集を見てた。グラミン銀行都か、NGOブラックとか。
21:49 政府の補助を最初から当てにしない、NGOが「勝手にやる」やり方がすごく上手くいっているのが興味深かった
21:49サラ金が世界を救う」やり方というのは、もちろんカメラが追っかけてるのはいい側面だけなんだろうけれど、やっぱりなんだかうらやましい
21:50 政治化とか誰も信用できなくて、バングラディシュ辺りから見れば信じられないお金が政府に集まって、それが全部といっていいぐらい、無駄がねとして出血する
21:51 それを税金として収めるのか、それともどこかNGOっポイ企業に投資してもいいのか、選べたら本当にいいなと思う
21:51 これから先の高齢化時代、それこそ団塊世代の人たちが選挙に行って、若い連中は忙しくて、投票率落ちる
21:52 ドイツの選挙が「元老院化」して、高齢者の意見だけが、投票を通じて国民の声として反映されるようになった。
21:54 経済ルールが上手くいっているように報道されてるバングラディシュはその代わり、たぶん人口それ自体がそこまで多くないとか、総資産がそもそも少なくて、外資の力が莫大だとか、日本にそのまんま当てはめることは、できないんだろけれど