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  • 勝ってきたばかりの小説というのはたぶん、梱包された IKEA の組み立て家具と、折りたたまれた抱き枕カバーの山みたいなものなんだと思う #
  • 小説を楽しもうと思ったならば、立体パズルみたいな家具をまず組み立てて、手近な「ヒトガタ」に、抱き枕カバーをかぶせて、楽しむための舞台を設営しないといけない #
  • 人の労力には限りがあって、机だとか本棚だとか、それが分かりやすい舞台ならば、組み立ても簡単だけれど、あんまり複雑な、前衛的な舞台装置を提供すると、組み立てるだけで、読者は #
  • 舞台を組み立てて、カバーをかけたヒトガタを配置して、初めて小説は、楽しむための準備が整う。SF 小説の立ち上がりの遅さは、このあたりに原因がある。 #
  • ロシアの原潜事故を扱ったドキュメンタリーを読んでる。潜水艦という舞台装置は、昔からいろいろ読んできたから、自分にとっては、その「組み立て」は容易なんだけれど、ロシア人の名 #
  • 名前を見ても、それが艦長なのか、水兵なのか、どんな顔をしているのか、どんな表情で会話するのか、浮かんでこない。「抱き枕カバー」の縫製が極めて複雑で、皺なく伸ばすのに、すご #
  • そのあたり、「プーちん」はすごいなと思う。分かりやすい。キャラクターの分かりやすさというのは、楽しむためにはすごく大切で、ロシア人の長い名前の人は、100ページぐらい読み進め #
  • 「カタカナ3文字名前辞典」みたいなライブラリ作って、小説家で共有してほしいなと思う。 50の3乗 だけ名前作れる。ロシアっぽい名前とか、日本っぽい、アメリカっぽい名前、怖い人、優 #
  • それが「ハルカ」なら閣下だし、たとえば「ンガベ」だったら、何となくアフリカっぽい。全部ランダムに書き出すと、それなりに法則みたいなものがありそうな気がする。国ごとに、名前 #
  • 表現の幅を制限すると、どうしてもオーウェルの「ニュースピーク」に行き着くけれど、あれが施行されても、表現の幅は、実はそんなに狭まらない気がする。絵の具の使用が禁止されたと #
  • 戦場において、縦深性は地形が生むけれど、外来診療の現場においては、それは時間的な深度に置き換えないといけない気がする。入院ベッド #
  • 「あなたに抗生剤は必要ない」「どうしてこんな時間に来たの?」「あなたの病気は専門外だ」という、この類型を丁寧語に言い換えたものが、たぶん医療ミスの引き金を引く。相手の不興?? #
  • それぞれ「抗生剤が必要かどうか、調べてみましょう」「ちゃんとした検査ができる時間まで、申し訳ないのですが入院して経過を見させて下さい」「私は無能なので、あなたの病気を診療 #
  • それぞれ「要求を縦深的に受ける」、「目的を、その時取りうる手段に適応させる」、「否定を自分の側に持ってくる」やりかた #
  • @myu65 翌日の朝になれば、検査ができるのですね。。で、日の高いうちに来なかった相手の非を責めるんじゃなくて、日没後に十分な医療リソースを用意できない医療者側の非を認めるんじ?? #
  • たとえば軽い頭痛で夜中に来た患者さんに、「大丈夫だから一昨日来やがれ」と返したら、トラブルになる。「今の時間はCTも取れないから調べられない。帰れ」と返したら、トラブルにな? #
  • 「今はできないけれど朝ならできるから、一緒に待ちましょう」というのは、一応教科書的なやりかただけれど、たぶん相手の意表を突く。入院したくないなら、その人はたぶん、「じゃあ #
  • リデルハートの「最小予期線」をつくやりかた。 #
  • 頭痛の人に「一昨日来やがれ」と全否定するのは、これは相手の最大抵抗線。ここをつくのは、やっぱり医療者側が全面的に悪い。 #
  • 同じように、「専門外だ」という言いかたは、医療者は基本的に万能であって、その上で、専門を持っていることが前提になる。だから「専門外」を宣言すると、「それでもいいから見ろ」 #
  • 暗黙にその人を診たくありません、という宣言をするときには、だからまず真っ先に「私は無能です」という宣言をしないとおかしい。この宣言を出したあとなら、さすがに「無能でいいか #
  • 医療のトラブル、特に外来でのコミュニケーションに起因するトラブルの大半は、医師側に、交渉のドクトリンみたいなものが備わっていない、習っていないことに起因する気がする。 #
  • 自らが、勝手に行き場のない袋小路にダッシュして、唖然としている患者さんの目の前で、勝手に自殺してみせるようなところがある。 #
  • 「総力戦」を可能な限り回避して、状況を「限定戦争」に持ち込むのが大切なのに、みんな大学時代から「お前達は無敵でなくてはならない」ぐらいの教えかたされるもんだから、勝手に総 #
  • で、みんなそれ以外のやりかた知らないし、習わないから、「診たら自爆」になってしまって、「診たら負け」「受けたら負け」、あげく現場には人がいなくなる、ような気がする #
  • 司法だとか、メディアへの不信という要素はもちろんあるんだけれど、まっすぐ一本の塹壕引く以外の戦いかた知らない兵隊が、戦車だとかミサイル余裕で売ってくる相手に対峙したら、そ #
  • @7th_sky 「プライドの高い自分」という立場の利点と欠点とについて、もっと学問があってもいいように思うのですよね。。「べき」論でなく #
  • 「医師はプライドが高い。だから医療過誤が起きる」で、ならば、医師はプライドを捨てる「べき」をやっても、誰もついてこない。物事変わらない #
  • むしろそういう自分を変えないまま、安全度を高める振る舞いかたを記述したり、やりかたを教育できると、随分変わるような気がする #
  • @7th_sky まとめたいんだけれど、断片ばっかりなんですよね。。。 #
  • @zaw それが一番安全ですよね。。分からないと言える強さみたいな #
  • そもそも医師とはどういう存在なのか。プライドが高く、常に無謬であることが求められ、どんなときにも冷静沈着、患者と出会ったその瞬間、「あなたの問題点は全て把握済みである」と #
  • 不測の事態が生じたところで、もちろん「不足」が許されるわけもなく、どんな状況においても、医師はあらゆる可能性を織り込んで、当然のように対処することを求められる。 #
  • 正面からあたった場合、病院内で白衣を着ている限りにおいて、医師は9 割の確率で、対峙した相手を論破できる。その代わり、9割から外れた人間を相手にした場合、針の一刺しで、その医 #
  • こういう状態が、恐らくは自分達の職業の出発点であって、世間様はもちろんそう見るし、自分達もまた、そのステレオタイプに従うことを教育されて、実際問題、そのとおりに振る舞う人 #
  • ワードナの逆襲」 の主人公みたいなもので、一見どれだけ強くても、一度しくじったらもう完敗だから、そういう状況を前提にした振る舞いかたというのは、当然あってしかるべきだと?? #
  • 前提をひっくり返したところで、すでにそう見られている目を変えることはできない。へりくだって、優柔不断で、「僕分かりません」を繰り返す医師なんて信用されないし、よしんばそう #
  • 「間違えてはいけない」状況で間違えないためには、頑張るんじゃなくて、間違える状況を避けないといけない。 #
  • 「なんでこうしなかったの?」と叩かれないためには、全部の可能性を潰すんじゃなくて、「こう考えてこう動いていたんです」なんて、突っ込まれる前に、一貫した判断基準をその時創作?? #
  • このあたりは旧軍と全く同じで、自分達は針一つで死ぬ身分なのに、「医師たるもの正々堂々正面突撃」しか教えないものだから、前線からは人がいなくなる #
  • 丁寧な応対とか、へりくだった態度を教えたりだとか、何の意味もない。せいぜい「竹槍の先端にアルミホイル捲いとくと、貫通力増すぞ」ぐらいの貢献度でしかない。 #
  • 大学には、心理学の先生もいれば、精神科医もいるのに、なんで医療交渉の技術が発達しなかったんだろう。そういうの好きそうな人たくさんいそうなのに #
  • どの業界においても、交渉協議を作ろうと思ったら、「俺たちは無駄にプライド高くて、よく間違えて、訂正できなくて、また訂正を許されない生き物なのだ」とか、おのれの欠点を規定す #
  • それなしに、「医師免許を持った我々はすばらしい」なんて立ち位置変えないで、「親切な応対」を学んだところで、親切に刺されて終わるだけだと思う #
  • @keyboardmania リスクのつかみかたという、業界で最も大切な教義は、自分達は習わないのです。。看護師さん達もそのへん一緒 #
  • @keyboardmania 「こうすべき」みないなべき論ばっかり。 #
  • @sync_sync おお。。なんというか、資質の問題云々以前に、方法論それ自体がない感じなのですね。。 #
  • 派遣村、あれだけ大騒ぎして、500人「しか」集まらなかったというのは面白い指摘。ボランティアはその3倍。コミケと比べてみたい。コミケスタッフ、1700人もいるんだろうか。 #
  • たしかに。。でも伝統的に、無駄に偏差値だけ高い連中が集まったからこそ、今みたいな白衣文化ができたとも言える。。 #
  • @zaw あの「接遇講習の無意味さ」とか、上の人たちは分かっててやってるんだか、それとも信じてやってるんだか。後者ならもう、大学つぶれるしかない気もする #
  • 旧軍がガダルカナルで苦戦してた頃、その頃になってようやく、軍隊では「これからはアメリカ戦だ」なんて、ジャングル戦の授業が始まったんだという #
  • それまでは、戦といったらロシアとの戦争、満州の寒い地域での戦闘しか、教える側も経験無かったから、みんな南方に行くと分かってるのに、寒い地域での戦い方を習ったんだと #
  • そのへん何となく、「上」の人たちは、まだ現場の変化を全然分かってないんじゃないのか、なんて思うときある #
  • 飲み会なんかで、院長の世代、今60代の人たちから、「真心さえあれば大丈夫だから。みんな分かってくれるから」とかいわれると、目の前真っ暗になる #
  • @ottohseijin 七平七平。。敵も味方もいっぱい作った人だったけれど、「敵」がいなくなる中、リバイバルかかってますよね。 #
  • @ottohseijin 医療交渉というのは、十分一つのジャンルになりそうなものなんですが。。 #
  • @zaw そう信念の問題。それがないところに、接遇講習とかいって形だけ作ったところで、何の効果も期待できるわけがない #
  • 大学ごと、病院ごとに、診療教義というか、交渉協議が作られてしかるべきなのに、誰もまとめようとしない #
  • @REVI まったくまったく。。。戦略無いのにひるむな戦えって無理だと思う #
  • @lastline かっこわるい。。なんか、戦闘機が進化したみたいだった一昔前に比べて、明らかになんか無理してるデザイン。 #
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