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  • 朝も早くからソセゴン中毒の人に怒鳴られる。「慢性膵炎で東京の病院にかかっている」「今出張中で紹介状も薬もない」「痛みが強かったらソセゴンをうってもらえと主治医に言われている」がキーワード #
  • みんな同じこと言うから、たぶんそういう知識が共有されているんだろうけれど、薬切れてから病院に来るからみんないらいらしてるし、たいてい怒鳴られる。 #
  • 負けて麻薬出しちゃうと、以降その病院が「かかりつけ」になって、そこから先は大変なことになる、らしい。出したことないから分からない #
  • こういう人は、良くも悪くも「麻薬をもらう」という目的を持ったプロだから、こっちが謝り倒して薬出さないと、時間の無駄だから、すぐ撤収する #
  • もちろん怒鳴るし机蹴るし、名札にらんで「街で会ったら覚悟しとけよ」とか言われるんだけれど、こういうのはある意味歌舞伎の見栄みたいなもので、様式美だと割り切れば、ダメージ少ない #
  • やっかいなのはむしろ、「目の前の馬鹿医者を教育してあげよう」と心の底から思っている人たちのほうで、こういうのは、良心から駆動されているほうが、受けるほうとしてはよっぽどやっかい #
  • 「悪人のほうがつきあいやすい」というのは要するに、目的意識をきちんと持った人と対峙するぶんには、自分にできることと、そうでないこととの境界がすぐにはっきりするからなんだと思う #
  • 「いい人」というのは、裏を返せば目的を定義できない人だから、自分の「よさ」を担保に、こちら側の、全面的な賛同を引き出すまで、よさの押しつけをやめない。 #
  • 手段と目的との境界があいまいで、そういう人を敵に回してしまうと、どこまでも追っかけてくるし、全人生かけて病院の時間を奪いにくるから、止まらない #
  • 同じ「怒鳴り」であっても、「この人は、こういう目的達成のために、怒鳴るという手段を選択したんだな」なんて分かっているときには、全然響かないし、響かないと分かった時点で、相手もすぐに撤収にかかる #
  • 目的意識のない、ただ腹が立ったから、とか、怒鳴ることで、こちら側を「矯正」してやろう、なんて思いの元に発せられた「怒鳴り」は、どう対応したら相手が満足するのか、そもそもそれが見えないことが、すごく怖い #
  • 謝っちゃえば満足するような人は、裏を返せばその場でこっちから謝るから、そもそもトラブルにならない。交渉のルールの、その外側から良心を発揮して、怒鳴りという手段をためらいなく選択する人がおっかない #
  • だからやっぱり「いい人」が怖い。いつも感謝して、全面的にお任せで、自分が持っているものを、こちら側に何でも差し出してくるような人。「よさ」をがんがんお布施しておいて、いざとなったら、こちら側から無限に持って行けることを、心から疑わない人 #
  • 取引の考えかたが成立しない、こういう人から「よさ」を一度受け入れてしまうと、その人がどこかのタイミングで「裏切られた」と感じたとき、よさの取り付け騒ぎみたいなことが起きて、大変なことになる #
  • よさの引き受けは、それこそソセゴン中毒の人にソセゴン処方するのと同じぐらいの悪手だから、これやってどつぼにはまる人も多いんだろうなと思う #
  • 誰かを本気で潰しにかかるなら、だから「怒鳴る僕だってつらいんだ」とか「君のために怒鳴るんだ」とか、「僕の価値を全面的に受け入れたら君もいい人間に生まれ変われる」とかそういう自己欺瞞の槍で武装しないといけないんだろう #
  • tinyurl.com/dnaehf いくら鹿児島でも、医師の年収2600 万円はちょっとすごい。。北海道の僻地並みだ #
  • @p_shirokuma 一種「オレオレ詐欺」と同じで、いくつもの病院を分業して回ったあげくに「カモ」を探して、そこから何か引っ張るんですかね。。手口が有名になりすぎて、今ソセゴン出す施設はほとんどないだろうけれど #
  • @TERRAZI 九州まで行くと、そのへん全然分からなかったり。。東と西とでは、同業者といえども交流全くないので #
  • 嫌要素を3つ重ねて理不尽に特攻してくる迷惑な人を描写するのに、「ベアークロー両手につけて回転ジャンプしたウォーズマンみたいな」というたとえを思いついたんだけれど、運用が難しそう #
  • 娘さんがお金貯めて、60万円の健康機器を買ってくれたなんて患者さんが来た。「効きもしないのにこんなものを」なんて、本人は至って冷静なのに。健康ビジネスがリーチする世代は幅広い #
  • 不景気になって、やっぱり「健康」は、商売のキーワードになる。「何もない状態」をして、そこに「健康」という付加価値を発明した人は天才だと思う。 #
  • 身体の健康は、もうほとんど掘り尽くされたから、これからはたぶん、「心の健康」というのが商売になる。定義が不可能なぶん、恐らくは身体よりも、こっちのほうが春香に広大 #
  • 自分たちの守備範囲は、「病気でない状態」を中心にした、ドーナツみたいな形をしている。状態が揺れて、ドーナツの縁に引っかかったところで病気が発生して、自分たちの出番が来る #
  • 身体だとそのへん分かりやすくて、「病気でない状態」と、「健康な状態」はだいたい等しくて、健康にも、範囲が決まる。ドーナツが有限なら、「ドーナツの穴」の大きさも、また有限になる #
  • 「精神の健康」というのは、そもそもが、ドーナツのたとえが通用するのかどうかすら怪しいところがある #
  • 「病的な精神」のありようは、一応教科書に記載できるから、有限で、医療のドーナツは、精神科領域においても、一定の大きさと、限界とを持っている #
  • ドーナツ本体に比べれば、「穴」はもっと小さくないと、せめて有限でないとおかしいのに、「心のドーナツ」は有限なのに、ドーナツの穴は広大で、限界なんてないように見える #
  • 心の健康は、だから掘り尽くしても限界の見えない、肥沃で広大なビジネスの土壌であるとも言えるし、詐欺師の跋扈する魔界であるとも言える。 #
  • 「心の健康」世界は広すぎて、スピリチュアルカウンセラーと、医師免許持った人たちは、対立することすらできないかもしれない。舞台が広すぎて、索敵しようにも、下手すると探せない #
  • このへんが、疑似健康商売と、身体診る内科外科とがすぐに対立する、今の健康業界とは大きく違ってくる #
  • @p_shirokuma 「経済的野心」はすごいかも。。。禅宗の人たちが「野心」抱いたらとんでもないことになる。悟り開いてるくせに #
  • @bornfromsilence とにかく「見えない」というのが問題大きすぎて、糸口が見つからないのです。。 #
  • @p_shirokuma 忙しさは元凶。。それはもしかしたら、伝統宗教の人たちも一緒なのかも #
  • @rheabird 今は「分かりませんごめんなさい」という人が増えている印象。。開業している古い人たちはそれをやりそうだけれど #
  • @bornfromsilence 生活習慣への介入は、ばらつき多すぎて、平均すると「意味がない」なんて結果になりがちで、我々は不可知の立場しかとれないのですよね。。薬はそのへん、のむだけでそれなりに効くから、平均出してもたしかに「効く」という結果が出る #
  • たとえば外来ブースの2つあるクリニックに、片方に内科医、もう片方に整体師を置くと、来る人はみんな両方にかかろうとして、お互いは、たぶん1時間もしないうちに大げんかになる #
  • 同じクリニックに、片方に精神科医、もう片方にスピリチュアル金髪デブを設置すると、そもそも「客層」が全く違う上に、片方にかかった患者さんは、もう片方には興味示さないか、「見せ物」として楽しんでしまう #
  • 全然住み分けてないのに、「心の健康」の守備範囲は広すぎて、物理的にこれだけ近づけても、たぶん喧嘩のやりようがない。見ている相手が違いすぎて #
  • バチカン市国には、精神科医の資格を持っていて、バチカン公認のエクソシストの資格を持っている人もいるらしい。 #
  • DSM と「悪魔憑き」は、あの国では余裕で共存しているし、日本でもそれは、だいたい似たようなものなんだろうと思う #
  • @bornfromsilence 「ない」というのが答えかも。。生活習慣を語る本を書く医師は、たいていの場合臨床やってなかったり、同業者からうさんくさく見られてたり、「どうしてあの人がこうなっちゃったんだろう」なんて、同業者が首ひねってたり、そんなのばっかり #
  • コレステロール限定だと、自分はいつも、漠然と油控えめ、健康によさげな生活を半年続けて、無理っぽかったら薬飲みましょう、なんて持ちかけることが多い。あと病院には栄養士がいるので、西洋医学推薦の健康にいい食事は、その人に任せてる #
  • @p_shirokuma 私はルしファーと戦ってる人に加勢したことがあります。。やっぱりセレネースで。 #
  • ああいうときに、すかさず黒鍵投げたら説得力あるんだろうけれど #
  • @bornfromsilence データが事実上ないか、「分からない」という結論になってるのばっかりだから、勢いで押すしかないのですよね。。 #
  • @p_shirokuma たしかに。。。あれ使うと、とりあえず外来の秩序は復活する。 #
  • @hms_ulysses たしか悪魔払いを「処方」するための手続きみたいなものが相当厳格に決められてたはず。。ヨハネパウロ二世が、一度悪魔払いに挑んで失敗したなんて話もある #
  • バチカンエクソシスト」という本に、そのあたり詳しい。 #
  • @myrmecoleon 「医療エンターテイメント論」は、中の人的にも肯定できる側面多数。。無症状で歩いてきて「CT撮ってください」なんて人は多いし #
  • @shalom_rajendra 「健康を意識したその時点で、その人は不健康である」というのが一番厳密な定義かも #
  • @Tonbi_ko 一度「こっち側」に入ると戻れないのです。。 #
  • そういう意味では、「プラセボ限定外来」で、患者さんから「効かないぞ」ってクレーム入るまで何日間持ちこたえられるか、を測定できたら、医師としての、その人の人間力みたいなものを測定できるのかも #
  • ダルシムは、ヨガのイメージ改善に、相当大きな貢献をしている気がする #
  • tinyurl.com/agtwqb BBCトーク番組は、本当にレベルが高いというか、揚げ足取りしないというか、面白い。言ってることむちゃくちゃなのに、それが不思議と下品に聞こえない #
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