Mon, Dec 07 - medtoolzの日記

16:04 「無限の暗示」みたいなのがあるんだと思う。「その問題は大きすぎて解けないから、もっと頭のいいやりかたを考えましょう」とか、あるいは「問題は無限にあるから、対応するために創造力を養いましょう」みたいな奴
16:05 「頭のいい人」というのは、創造力が豊か、というよりもむしろ「力技」を好むような気がする。無限の暗示から外に出て、「それは有限である」と看破したら、あとは力に走るようなイメージ
16:07 子供の頃には「算数は暗記だ」と教わった。小学校レベルの「すばらしい問題」なんて、そんなにぽんぽん作れるもんじゃないから、「覚えれば解ける」のだと。覚えるのは厚さ3センチぐらいの教科書なんだけれど、ひたすら解かされた
16:07 学校ではたぶん、算数という授業は、創造に連なるものとして習ったんだと思う。このへんよく覚えてない。でも少なくとも「暗記」のおかげで、受験には通った
16:09 問題を作る算数の先生が、どれだけ創造力に富んでいたとしても、たぶん「小学生に解ける」範囲の道具しか使えないままに、難しいのではなく、「いい問題」を作るのはたぶん大変で、塾の人たちが10人がかりで過去問揃えて分類すると、それに打ち勝つのはきっと難しい
16:09 だから問題はたしかに有限で、解析喰らうと、「創造」は、実は単なる作業になってしまう。
16:11 医師国家試験の勉強なんかもまた、あれは作業だった。「病気の数は無限だから深く理解するしかないのです」なんてならいかたはもちろんなかったし、「覚えろ」としか教わらなかった。それこそ辞書みたいな本を何冊もこなしたけれど、結局覚えられた
16:12 スーパーストリング追っかけてる人たちは、問題が「無限じゃないらしい」なんて聞いたとたん、勇躍力技の単純作業に乗り出した、らしい。それは無限だから、「もっと頭のいい」やりかたを考えましょうなんてことにはなってない
16:14 たぶん「頭のいいやりかたを思いつく」ためのコストと、「力技で、大量の単純作業をこなす」コストというものがあって、無限の暗示にとらわれた人というのは、たぶん後者を大きく見積もりすぎて、思考停止に陥る。「それは難しい」なんて独りごちて、満足してしまう
16:15 「創造性が試されるような問題を、単純作業の集積であると看破する」能力というものが、頭の良さというものを表現するための、一つのパラメーターなんだと思う
16:46 大きな有限と無限とを見分ける目というか。「大きな有限と小さな無限」のほうがきれいか
16:47 @sub_candle 君主論のそれもまた、「人の群れを操作するには創造性を要する」と考える人と、粛々と君主論書ける人との対比になっていそう。。 [in reply to sub_candle]
19:12 企業の面接なんかで、一緒にご飯を食べる試験というのはやるものなんだろうか。ご飯食べてる最中というのは、その人が一番無防備になる瞬間だから、いろんなものが見えると思うんだけれど
20:05 @haggie21 口のなかにものが入った瞬間に質問喰らうと、防御弱ってるから厳しそうなのです。。 [in reply to haggie21]
20:05 @yakeccd_ABCDELL やってる会社は、やっぱりあるのですね。。 [in reply to yakeccd_ABCDELL]
20:06 @n_kanezuka 交渉のテクニックとして、「相手に食事を食べさせる」というのはあるみたいですね。やっぱりその時が一番防御しにくいので [in reply to n_kanezuka]
20:07 @keyboardmania 「メシは速く食え」というのは、それでも病院に勤めはじめた頃、最初の頃にそう習いましたね。。 [in reply to keyboardmania]
20:08 @kosuke64 面接ディナーって、とてつもなく嫌そう。。食事の味しない。 [in reply to kosuke64]
20:22 @n_kanezuka それはそれでも、やられるほうはご飯がおいしくなくなるから、けっこう大変だったり。。 [in reply to n_kanezuka]
20:22 @keyboardmania 外来の長い病院だと、抜けられないから本当にご飯食べられなくなるんですよね。。 [in reply to keyboardmania]
21:41 @haggie21 根止めはなんというか、あれ喰らったら死にますよね。。 [in reply to haggie21]