Thu, Dec 17

  • 02:12  武器となるよりどころは、シンプルで使いやすいに越したことはないと思う。
  • 02:17  原稿はそれでも少しずつ形になってはきたけれど、未だにこう、ネットで公開して、みんなの意見で教科書を改良、というサイクルが回らない。そういう意味では、同じようなことを8年ぐらい続けてきて、エンジンは未だにかからない
  • 02:18  結局こういうのは、一緒に仕事をしている先生がただとか、昔お世話になった人に原稿を押しつけて読んでもらって、それで評判を尋ねることしかできない。それでも誤字脱字の訂正をいただけるだけで本当にありがたいのだけれど、
  • 02:19  こう「お前の原稿はクソだ。こうすればもっと良くなる」という形式の意見は、やっぱりなかなかもらえない。「不愉快だから全部消せ」とは言われたことはあるんだけれど、その時も代案はもらえなかった
  • 02:21  Web サービスが始まって、穴が指摘されて慌ててるのを見ると、やっぱりどこかでうらやましいな、と思う。分野こそ違え、自分の原稿にだって絶対に穴はあって、それはなかなか埋まらないから
  • 02:29  ちょっと前に真空調理の記事が出ていたけれど、考えてみればあの機械のもっと大規模な奴は、病院の栄養室に入っていて、ずいぶん前から使っているのだった
  • 02:29  @twit_shirokuma ボルトアクションがAKに駆逐されたという。。  [in reply to twit_shirokuma]
  • 02:39  @twit_shirokuma いくつか「オンラインで医学教科書を」みたいな企画があったはずだけれど、やっぱり上手くいっているのを見たことがない。UpToDate とか売れてるみたいだから、たぶん無いんだと思う  [in reply to twit_shirokuma]
  • 02:41  でも今見てるDynamed もそうだけれど、なんかこう必殺技に欠けるというか、データベース形式のオンライン教科書は、エビデンスを重視するが故になのか、「書いてないだろうな」と思ったことは、ほとんど絶対書いてない。
  • 02:43  抗生剤の使いかたとか、たとえば「嫌気性菌を本気で殺しに行くなら、セフォキシチンでなければダラシンだ」みたいな、昔は抗生剤の強さ比べみたいな議論が盛んだったけれど、そこを「十分量使えばどれも一緒」とシンプルに断じて、見通しよくしたのが「青木流」と理解している
  • 02:44  「熱病」みたいな抗生剤ガイドブックで、抗生剤の使いかたはたしかに分かりやすくなって、あれは武器としてとても使いやすいんだけれど、理屈の上では効きそうな薬が、なぜか推奨されていなかったり、「どうしてこの抗生剤がここに?」みたいなのは、やっぱりある
  • 02:45  ああいうのはたぶん、「強さ比べ」時代の教えみたいなのを、やっぱりどこかで引きずっているんだろうけれど、裏側をのぞこうとしても書いてないから、時々困る
  • 02:47  裏側のことを知っている人が、知る必要のない知識にふたをして、物事の見通しをよくして人に教えるのはいいんだけれど、裏側をのぞくこともしないで、見通し良くなった世界の上で、わざわざ手続きを複雑にして、「厳密で頑張ってる俺すげぇ」って言う人がすごく困る
  • 10:43  揺れた
  • 12:36  うちの実家は東急建設が沼地を切り開いて作ったような土地で、家はと言えば全部東急の、それこそサザエさんに出てきそうな住宅街だったんだけれど、バブル前後でずいぶん変わった
  • 12:38  土地の値段がえらく上がって、家主が引っ越したあとの住宅は取り壊されて、「庭があって家がある」みたいな住宅が、なんだか土地に挑みかかるような、土地の大きさめいっぱいで立方体を作ったような、そんな家が増えた
  • 12:39  あの頃は何というか、お金に一瞬だけ上限というものがなくなって、土地の大きさがボトルネックになっていて、限られた土地面積に、少しでも多くのお金をブチ込むために、たぶんあんな形になったんだと思う
  • 12:40  今はそういう家も、中身が空っぽだったり、家主が自殺したり、いろいろあって、町並みはそれなりに落ち着いた。ぎらぎらしたのがなくなって、膨らんだ家と、土地なりの家とが交互に並ぶような、奇妙だけれど見慣れた風景に
  • 12:41  バブルなんかは、自分たちの頃は学生だったから、ああいうのは他人事だったけれど、あれが実体験として残ってる世代の人たちは、それに乗っかろうが出遅れようが、あれを「自分たちの世代の功績」とこそ思えど、あれを失敗とは思ってないんじゃないかと思う
  • 12:42  町はたしかにむちゃくちゃになったし、豪華な家の中身もまた、あんまりいいお話しは聞かないんだけれど、何というか、町に突っ込まれたコンクリートだけは、今でもしっかり残っているから
  • 12:43  「ハコ」が残ってしまうと、それを失敗と思うのはあとからきた人たちであって、たぶんそれを世代の総意として作った人たちにとっては、口では失敗という意見に同調しながら、内心はたぶん、「それでも見ろ、ハコは今でも立っている」ぐらいに思ってる気がする
  • 12:44  ああいうのが象徴として残ってる限り、なんというか、世代の対立とか、価値観の相違というのは、もうずっと埋まらないんだろうなと思う
  • 12:59  @m_um_u そういう家が近くにあると、道の日当たりが悪くなるんですよね。。  [in reply to m_um_u]
  • 13:10  @SiTube エジプトのピラミッドみたいに、何百年もたったら外貨を稼ぐようにでもなればいいのでしょうけれど  [in reply to SiTube]
  • 13:13  あれは救急なのか、えらく重症ばっかり来る当直の実況と、その割に充実した余暇のつぶやきとが交互に来る人は、普段どういう生活サイクルなんだろう。「オンとオフとがある」時点で、なんだか同じ職業じゃないみたい
  • 13:14  最近は、無限責任ルールひいてる病院は減ってるんだろうか。。
  • 13:26  研修医だった頃、「どう?毎日昨日より賢くなった自分を実感できてる?」と笑顔で尋ねる家庭医の先生がいて、あのものすごくさわやかな笑顔が耐えられなくて、今でも何となく、頭に浮かぶあの人に、目線を合わせられない
  • 13:28  本当に頭を使う人が努力すると、現場から汗がどんどん減っていく。汗を増やす努力というのは、問題の総量が変わらない限り、何かが致命的に間違っている。人体が今も昔も人体である限り病気という問題の総量は変わらない
  • 13:29  @SiTube これがゲームだったら、日本なんてとっくの昔にほどけて無くなっちゃうのでしょうけれど、ちょうど微妙な場所の島国だから、バランスがとれて、今まで持っちゃってるんでしょうね。。  [in reply to SiTube]
  • 13:30  @haggie21 「阿呆に向かっていない」臨床家がいたら、そのひとたはぶん、まわりに多大な迷惑を及ぼしてるはず。「俺は努力した。それを認めろ。俺に同調しろ」なんて言い出して、雰囲気悪くする。無能のくせに。  [in reply to haggie21]
  • 13:59  RT @haggie21 感染症科医の先生も多いので申し訳なく思うけれど、わたくしにとっての「感染対策」は時として「感染症内科対策」に化けることが…
  • 15:12  「本当のお金持ちはお金をすごく大切にする」とか、「本当のお金持ちは案外質素」とか、そういう「本当のお金持ち伝説」みたいなのを、本当のお金持ちであるあの人は、いとも簡単に吹っ飛ばしたなと思う
  • 15:14  「金持ちって要するに、既得権に乗っかっただけの単なるバカじゃん」なんてレッテルを貼られた他の金持ちの人こそ、総理にもっと怒ってもいいのに
  • 15:16  @threelz それはたしかに。。でも一応、あんなのでも国の代表であるわけで  [in reply to threelz]
  • 15:17  ギガパッチ前提のマスターアップを「デスマーチ寛解」と言い換えるのはどうか。
  • 15:20  @threelz 代わろうにも「あれよりまし」がもういないというのが本当に怖い。。  [in reply to threelz]
  • 16:19  http://bit.ly/VRAzl Git のWikipedia を読んでる。リーナスさんという人は、写真だとすごくいい人っぽいのに、口の中に鬼でも飼ってるんじゃないかというぐらいに辛辣だ。。
  • 16:24  @bornfromsilence ずっと病院に引きこもってますからね。。。  [in reply to bornfromsilence]
  • 16:30  出版社でも「Milestone」とか「RC1」という言葉を使う、というのが面白い
  • 17:55  若手向けのセミナーとか、分野を分割してそれぞれの専門家に語らせるんじゃなくて、専門家を一堂に集めて、ノート持った若手が、自分の疑問に思った分野を片端から埋めていく会だったらぜひとも参加したいんだけれど
  • 17:56  なんというかセミナーというものは、講師に「総論」を語らせた時点で負けなんじゃないかと思う。総論は誰が語っても同じだし、あの部分は、業界の神様が書いたのをなぞるだけで済むから、講師の頭は汗かいてないし
  • 17:57  むしろこう、セミナーに講師が現れたその瞬間から、セミナーに参加した若手が講師に殺到して、その人の「葉っぱ」部分、その人しか持ってないような、各論分野の裏技とか経験とか、そういうのを思うさまむしれたら、元取れたと思うのに
  • 17:58  ありきたりな総論聞かされて、持ち時間の最後の10分、「ちょっとお得な話」を小耳に挟んで、2時間のセミナーを2時間分堪能いたしました、というのは、それは講義を聴いたことにならないと思う
  • 18:01  自分の予定を相当具体的に流した上で、患者さんの詳細なお話をつぶやいている同業者が増えてる気がする。おおざっぱな場所と、当直予定が手に入れば、個人の特定とか簡単なのに
  • 18:03  こういう場所が、全てのログが取られていて、全文検索できるから交流範囲を特定するのも余裕で、一度つぶやいたらもう取り返しがつかないということを、みんな分かってやってるんだろうか。。
  • 18:03  書いちゃいけないことを書かないこととか、意図的に欺瞞情報を混ぜるとか、そういうのは基本以前だし、むしろblog やmixi よりも、Twitter のほうがよっぽど危険だと思うんだけれど。。
  • 18:06  @haggie21 本当はそういうのがお得なんだけれど、質問状等のセミナーというのは、今度は聴衆の予習が前提になるから、「お得じゃないセミナー」というのは、案外講師と聴衆と、内容よりも「出席した証」がほしい人にとっては、共依存なのかも  [in reply to haggie21]
  • 18:07  @Opi もちろんそのほうが面白いから、そのままなまあたたかく追っかけてるのですが。。  [in reply to Opi]
  • 18:09  @haggie21 そういう人の「経験上こうだ」という話こそ、たしかにお金払ってでも聞きたい。  [in reply to haggie21]
  • 18:10  @kazstar そのへんはセミナーによるのでしょうけれど。。  [in reply to kazstar]
  • 18:11  @greatJT 個人情報のゴミ箱あさりってすごく楽しいのに、やる人も、意識する人も、あんまりいないような印象。。  [in reply to greatJT]
  • 22:21  今は原稿をSubversion で暫定的に預かってもらって、誰かがコミットすると、それがTrac というホームページに反映される。メールも自動配信される。打ち合わせなんて一切ないのに、原稿を送って3時間もすると、製品プロトタイプのPDFが送られてくる
  • 22:22  今の時点でそもそも、企画は本決まりになっていない、出版所のご厚意で、言わば遊ばせてもらっている状態なんだけれど、これをアジャイルと言っていいなら、たしかにこういう状況を一度体験してしまうと、後戻りできないぐらいに快適
  • 22:24  計画段階で快適そうなやりかたと、実際やってみて快適なやりかたとは、やっぱり超えがたい溝みたいなのがあるんだと思う。今はなんだか、みんながてんでばらばらに動いて、企画が通る前に製品ができて、会議の前に発売日が決まる。
  • 22:27  こう、階段を上るように一歩一歩物事を進めたほうが圧倒的にきれいで、いまのやりかたは、階段をわざわざ崩しているようにすら見えるのに、なぜか圧倒的に快適というのが面白い

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