Sun, Jan 24

  • 15:32  アジャイルレトロスペクティブズ」を今さら読んでる。この題名で、本屋さんに行くとPC書籍コーナーに並んでいて、隣に置いてあったのはネットワーク技術者向けの教科書だった。これだと知っている人でないと、この本に行き当たれない
  • 15:40  @katzchang 今はもう、書評サイト経由で密林クリックすることが増えたから、こういうのはこれでいいといえばいいのかも。それでもやっぱりもったいない  [in reply to katzchang]
  • 15:41  自分たちのムンテラは、フィードバックが事実上ゼロだから、改良の方向とか、評価とか、何もない。不愉快な患者さんは二度と来ないし、結果に満足した人は、たいてい病気が治っているから、ちょっとの瑕疵は目をつぶるし、やっぱり二度と来ない
  • 15:42  文句を言ってくる人の絶対数が、そもそもそれがあったら新聞種になるぐらい、少ない。文句を集めれば、改良の方向は見えるはずなんだけれど、それがあまりにも少なくて、そこから一般的な傾向を導くのは無理
  • 15:43  看護師さんたちは、インタビューという手法を使って、「看護コミュニケーション」というものを、一応作ろうとはしている。でもあの体系の中には主治医の振るまいが入ってこない。大きすぎる外乱要素を考慮に入れてないから、やっぱり厳しい。台風の中でトランプ城を作るための議論みたい
  • 15:44  説明の席に、書記代わりの事務の人を1人入れておいて、説明が終わったあと、主治医が退場して、その人が「ふり返り」を患者さんのご家族と行ってもらうと、あるいは上手く行くんだと思う。
  • 15:49  @mmilky 難しいのが「顧客の言葉を聞いてもいいものはできない」という、商売の鉄則があって、「言葉」というものを、じゃあどうやって解釈すればいいのか。  [in reply to mmilky]
  • 15:50  @Dominion525 説明という行為を軽んじる人と、すごく気にする人とが極端に別れてる業界だから、難しい。。  [in reply to Dominion525]
  • 15:52  医療限定で、一般論は、「ない」という結論になって、「俺答え知ってるよ」っていう人も、たぶん少ない。特にコミュニケーションの考えかたの中に、善悪とか、正しさという道徳方面の価値が匂う人は、全部フェイクだと断じていいんだと思う
  • 15:53  レベル159の踊り子だった。。
  • 16:08  @mmilky 人もいないし、そもそも医療従事者は、フィードバックなんて欲していないというのが問題なのかも。「問題だ」っていいたい人はたくさんいるんだけれど、解決してほしい人は実は少ないとか。。  [in reply to mmilky]
  • 16:41  @mmilky 縦割り感というか、病院という場所は、医療と看護、事務という3つの会社が一つの建物に入っているだけ、という考えかたをしたほうが正しいかも。。使う言葉からして互換性無いですし  [in reply to mmilky]
  • 16:42  @KaffeeBitte 看護のほうが、医師以上に縦社会というか、上を立てて、部長が一番えらくて、新人はウジ虫以下というのが徹底されているかもです。  [in reply to KaffeeBitte]
  • 16:42  @NATROM なるほど。。。  [in reply to NATROM]
  • 16:53  アメリカンフットボールのプロテクターを爆発反応装甲にしたら、北斗の拳っぽくなって盛り上がると思った
  • 18:44  動物愛護系の番組を見ていて思ったんだけれど、捨てられたペットの保護団体の人たちは、ペットショップでのペット販売に対して、ものすごい増税を政府にロビー活動するとか、そういう愛護活動はやらないんだろうか
  • 18:45  ペットショップで、チワワの子犬が40万円、そのうち税金が30万円ぐらいになると、もう子犬の販売は、商売にならなくなる。新しい犬を飼おうと思ったなら、だから本気で好きな人が高額を支払うか、誰かからもらうか、というルートになる
  • 18:46  動物愛護団体やら、あるいは保健所やらには、年間30万頭の、「無料の」犬がいる。「ペット上げます」のサイトとか見てると、あらゆる犬種の、子犬から成犬まで、大体そろってる
  • 18:47  犬それ自体の販売で食べられなくなれば、ペットショップはおもちゃだとかエサだとか、そういうのに力を入れざるを得なくなる。捨てられて殺される犬が減るだけで、家庭にいる犬の総数には変わらないから、市場それ自体が細ることには鳴らないと思う
  • 18:48  ホームセンターのペット売り場みたいなところが滅ぶだろうけれど、なんというか、その増税で失われる雇用の総数は、たとえば土木関係なんかに比べると、少ないと思う
  • 18:50  @kina_ 「闇で安価」に買う人は、そもそもペットを捨てたりしないから、大丈夫なんじゃないかと。。「捨てる」みたいな行動をする人は、それこそホームセンターで子犬見て、後先考えずに「ちょっと買う」人でしょうし。「安く買いたい」とか、自ら動く人は、たぶん捨てにくい  [in reply to kina_]
  • 18:54  @dankogai 「何かの目的のために増税を迫る」というやりかたをする団体が少ないのが不思議なのです。補助を求める声は多いのに  [in reply to dankogai]
  • 19:09  @kina_ それはそうかも。。ただし高額商品になるのなら、外面だけはきれいになるかも  [in reply to kina_]
  • 19:10  @hitoshi うちは捨てられた子を拾って育てたから、買うというのがどうしてもよく分からないのです。  [in reply to hitoshi]
  • 19:11  @dankogai 自動車業界と環境保護団体とは、なんだか「闘争」の規模が2まわりぐらい違いそうですよね。。  [in reply to dankogai]
  • 21:11  話しあいの前に、目標を宣言するのは大事なんだと思う。「今日は検査の報告だけさせていただきます」とか。「今日は退院の時期を相談したくて来ていただきました」とか。大事なのは、「宣言」は宣言であって、ゴールでないこと。ゴールを焦るとドツボる
  • 21:12  目標は、宣言したとおりのことを行うこと。特に「退院の相談」については、一度の会見で、相手のコミットを引き出すことをゴールにすると失敗する。目標はあくまでも、退院という言葉を家族と自分たちとの間に言葉として出すことまでで、結論は目標じゃない
  • 21:13  で、目標なしの「いわゆるムンテラ」、世間話と最近の状況、あわよくば退院の話、みたいなやりかたをすると、議論が迷走する。弱いと相手にドライブされるし、下手すると御用聞きになる。「功」を焦って変なタイミングで退院とか切り出すと、唐突に過ぎる
  • 21:14  このあたりをアドリブでできる人は上手なんだろうけれど、準備で済むことは、準備しておいたほうがいいんだと思う。準備といっても、「今日は何を話して、どこまで決めるか」を、心の中で決めておくだけのことだから
  • 21:16  理解を共有できないと交渉は始まらないし、お互いに納得のいく結論に到達できなければ、交渉の意味はない。交渉をはじめるためには目標が必要であって、交渉に臨む人たちは、しばしば目標なんて持っていない。だから用意しておかないといけない
  • 21:17  こっちからご家族を呼び出しておいて、「で、今日の会議は何話すんでしたっけ?」みたいな状況になっていることは、同業者見てるとけっこう多い。
  • 21:17  @sentaroo 言葉で宣言するのが、けっこう大事だと思うのです。  [in reply to sentaroo]
  • 21:18  個人的には常に上手な撤退というか、水入りを考えてる。いいたいことが漠然としすぎていて、わけが分からなくなっている人に、「時系列に沿って、簡潔に、症状だけをまとめて下さい。あなたの判断は要りませんから」とかやると、絶対怒られる。
  • 21:20  人にはそれぞれ、ちょうど「貯金」みたいな、支払い可能な説明リソース量というのがある。漠然としている人は、許容できる説明パワーがすごく少ないから、医師側から「簡潔に」なんていわれると、貯金は一瞬で赤字になる。
  • 21:21  こういうときはずるいけれど、とりあえず病院に来てくれたことを歓迎する言葉だけ出して、「あとからまた改めて話を聞かせて下さい」とか、「とりあえず、危ない病気から検査しましょう」とかいって、1時間ぐらい検査室に行ってもらうようにしている。その間に「貯蓄」が増える
  • 21:23  で、検査データと、貯蓄の済んだ説明パワーを使うと、異常データに沿った症状の説明をもらえる。話が簡単になる。長引きそうなご家族に退院を切り出すときも、まずは「退院という言葉を議場に上げる」ところまでで水を入れて、「考えてみて下さい」なんて、送り出す
  • 21:26  貯蓄というか、会見の「治癒」家庭に、退院というバイアスを入れておくと、話が退院の方向で「治癒」してから、次の会見が組める。ここで「絶対退院」とか、バイアス入れすぎると、今度は「退院しない」方向で治癒して戻ってくる
  • 21:32  なんというか、こちら側から「遠いたとえ」を切り出して、ご家族側が「もっと近いたとえ」で返して、医療者側が負けてみせると、その後の会談が、ものすごく和やかになる、というのを経験している。どうやったら上手に負けられるだろうとか、よく考える
  • 21:34  交渉術というと、こう必殺技みたいなの繰り出して、文句つけてきた相手をたたきのめすための方法論みたいなの期待するんだけれど、交渉の名人というのは、むしろ「情けなく」見えるような気がしている。誤り倒して万事丸く収めるような。「負ける」のは名人の側みたいな
  • 21:36  相手の顔を立てる勝ちかた、あるいはこちら側のダメージを最小限にする負けかた。ダメージ最小を狙うためには、たぶん緻密な論理よりも、拙速な謝罪が大事。
  • 21:44  @dankogai 病院なんかだとたぶん、8割ぐらいの人たちを相手にするときには、そんなやりかたのほうがいいんじゃないかと。たいていリフレイン2回で収束しますし。  [in reply to dankogai]
  • 21:45  @sentaroo 子供さんが大学生になった上の先生たちが、最近になって急に当直増やしたから、若手世代がけっこう楽になったり。  [in reply to sentaroo]
  • 21:48  実際の軍隊がグダグダなのに、「軍事学」の教えがすごく役に立ちそうに思える。クラウゼヴィッツなんかはたぶん、グダグダを目の当たりにしてきたからこそ、「次があったらこうやって上手くいく」みたいな願望を文章にできたんだと思う。あれは失敗した人の回顧だからこそ役に立つ
  • 21:58  負けを認める、謝るという行為はプライド削れる。コミュニケーションを道徳文脈で学ぶと、たぶん余計に削れる。「誠意を持って謝りましょう」とか習うと、ダメージ3倍ぐらいになる。
  • 21:59  交渉のプロセスとして、条件分岐で「こうなったら頭を下げてごめんなさいという」みたいに、機械的な動作として謝罪を組み込んでおくと、頭下げてもプライド削れない。単なる腰の運動になる。「謝罪の習慣」を本当に根付かせようと思ったら、こういうの大事だと思う
  • 22:05  @biri003 自分たちの論理だと、治療よりも予防のほうがえらいのです。。  [in reply to biri003]
  • 22:06  @shibata616 大事だと思うのです。「頭を下げることのメリット」を書いておくことで、それが「心からの負け」みたいな悲惨なもんじゃなく、単なる腰の運動になるから。そうすることでコミュニケーションのコストが下げられるのなら、そう書くべきだと思うのです  [in reply to shibata616]
  • 22:13  @shibata616 それを公に書いた本は、やっぱり潰れちゃうかもですね。。。道徳方面の人おこるだろうし  [in reply to shibata616]
  • 22:14  でも誠意あるやりとりを現場に広めようと思ったら、誠意というものを、むしろ軽量化する方向でお話進めないと上手くない気がする。誠意の価値が高まれば高まるほどに、たぶん「誠意ある言葉」は「安く使えない」ものになっちゃう気がする
  • 22:17  「心のこもった言葉」がやりとりされる風景を夢見るなら、その人がまず、「心のこもり」を定義、定量して、再現性のある技術として、知っておくと便利な処世術として、それを広めればいいんだと思う
  • 22:17  個人的には「分かりやすい言葉」が交わされる状況を作りたいから、そういうことしたい。
  • 22:25  @P260 「ある類型にカテゴライズされる人」に向けて、言葉を「心がこもっているように見える」ようにチューニングすることは、できるんじゃないかと。それこそ「心を込める」よりも簡単に  [in reply to P260]
  • 22:31  賛成。RT @HanaUsagi1729: 世界で一番誠意のない人は世界で一番人格者に見えるだろう。
  • 22:46  @HanaUsagi1729 「情」を「理」でエミュレートできるならそうなるし、少なくともたぶん、ある程度まではそうできるんじゃないかと。  [in reply to HanaUsagi1729]

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