Fri, Feb 05

  • 00:33  詐欺師は相手の強欲を利用する。ソーシャルエンジニアは誰かを助けたいという気持ちを利用する。突き詰めれば自尊心というものの扱いかたを心得た人が、人を動かせる。相手の自尊心を操れることと、自身の自尊心に通じることとは等しい力を持つ
  • 01:00  @twit_shirokuma 自己を知ることは強さですよね。。  [in reply to twit_shirokuma]
  • 01:01  理解の最初は望ましい制約の押し付けなんだと思う。伝達などではなく
  • 01:03  文脈を共有しないで伝達を試みても、外国の言葉みたいに聞こえる
  • 01:05  文脈を共有するには理解が必要で、理解には伝達がいる。このトートロジーが理解をむずかしくする
  • 01:07  最初はだから押し付けでいいんだと思う。押し付けられて、反発の力が質問を生む。伝達よりも質問を生む状況を作れればいいんだと思う
  • 01:10  肺が悪い。酸素と点滴が必要。具合は悪い。死ぬこともある。医者頑張りますって言ってる。これぐらいでも多いぐらい
  • 01:11  @twit_shirokuma アンドロイドだと打つのが辛いのです。。  [in reply to twit_shirokuma]
  • 01:18  あるいは理解の理想が高すぎて、理解をいたずらに難しくしている気がする。思考の枠組みというか、型枠みたいなものだけ作れれば成功で、あとはその中で自由に振る舞ってもらって、ぶつかるごとに出てくる質問に答えていれば、自ずから理解に至る
  • 01:19  制約の提示、試行錯誤の時間、質問への返答で理解。じゃあ納得は?
  • 03:19  納得は望ましい体験の押しつけという行為を経て、内的に生成するもの
  • 03:19  演劇を見て、「美術館とはこういうものであったか」という気づきが納得。これを得るためには、遠いたとえから近いたとえへ、リアルを失わないための適切な、穏やかな導きが大切
  • 03:21  文鮮明は朝鮮の人なのに、日本人を肩に担いで命を助けた。何故か?という問いもまた、たぶん適切に押しつけられた体験なのだと思う。「師は慈愛の人だから」みたいな「納得」が、入門した人の口から出ることで、納得が、あるいは洗脳が、達成される
  • 03:22  症状は病院のもので、病名は患者さんのものであって、病名は本来、患者さんや、ご家族の口から出てくるのを待たないといけない。「○○さんは痴呆です」では、理解も納得も得られない。
  • 03:23  家だと診られない、入院が必要という理解があって、息子の顔が分からなくなる、食事をむせる、夜中に暴れて点滴を抜く、治療が必要という「理解」とコンフリクトする「体験」、あるいは事実があって、はじめて納得というものが要請される
  • 03:24  「要するにこれは○○なのですね」という言葉が患者さんサイドから発せられて、納得が完成する。事実を選んで、適切な順番でそれを提示して、こちらが目指す納得に向けて、穏やかに導くことが、医療者に必要な能力
  • 03:25  戦略のない誠意は迷惑でしかない。目的のない議論は時間の無駄。同じように「納得」もまた、目指すべき場所があって、そこに向かって、必要な体験を、必要な順番で「押しつける」ことが必要
  • 03:27  理解も納得も、「把握」が必要であって、把握するためには試行錯誤が必要。自由すぎる状況では人は動けない。ある種の制約は自由を増やす。ある種の自由は人間の負担を増す
  • 03:29  演劇のやりかたも、統一協会のやりかたも、人質交渉人のアートもまた、全て「納得」なんだと思う。説得ではなく。もっと根っこに近いところに介入をかけるやりかた
  • 03:30  やっぱりこのへんは、誰かまとめてほしい。。きっと面白いというか、相当にえげつない内容のコンテンツが作れると思うんだけれど
  • 03:32  納得に至るまでに必要な技術と、納得モデルそれ自体の書き換えを試みる「説得」の技術とは、体系から異なっている気がする。敏腕セールスマンだとか、詐欺師やソーシャルエンジニアの技術と、自己啓発セミナーの技術とは、互換性がないんだと思う
  • 03:33  納得は変容を迫るけれど、説得は、ものが売れるそのときまで持てばいい、という割り切りがあるような気がする。一時的であることを受け入れる代わり、無理が利くし、応用範囲が広い
  • 03:35  理解や納得は、相手の動作を歓迎する。試行錯誤を歓迎する。扇動者は逆に、相手の動作をいかに止めるか、相手の思考をいかに停止させるかに心を砕く
  • 03:37  平田オリザにしても、文鮮明にしても、相手の意識を変容させるのに、彼らがそこにいる必要がない。理解や納得は、人的リソースを要しない。そこにいる人が説得するのと、電話で誰かを説得するのとでは、難易度が全然違う。オレオレ詐欺は1日張り付いて1人も引っかからない
  • 03:40  謝罪の話題は軍事を移植するとして、プライドと兵站の話題はどこに入れるか。「相手に考えることを促す」方法論としての納得と、「相手の思考を止める」方法論としての説得と、謝罪と説得との連続性がよく分からない
  • 03:47  @YAOsan ありがとうございます。調べてみます  [in reply to YAOsan]
  • 13:00  @treyfla 深さを追っかけたいというより、とりあえず使えるものができたらいいな、と。。作りたいのはあくまでも道具であって書物じゃない、というのが昔からの方針。  [in reply to treyfla]
  • 13:08  心理学とか、特に精神科方面に入り込むと、コミュニケーションというのはいくらでも奥があるんだけれど、じゃあたとえば企業の人とか、警察の人とか、もっとクリティカルなところで勝負している人たちが、そういう奥深さに通じているかといえば、そんなことはなくて
  • 13:10  あるいは心理学を極めたと称する某政治家が国会でぺらぺらしゃべってるのを見ると、ああたしかにこの人は勉強したんだろうな、とは思うんだけれど、説得力とか信頼とか、この人になら動かされるな、という迫力みたいなのが、全然ない
  • 13:11  深さよりも太さをというか、浅くて使えそうな理屈が作れたらいいなと思う。普段自分がやっていることを、そのまま表現できたら。奥深さはなくても、何とかなるというか、奥に行かないでもっと上手くできる気がする
  • 13:19  @p_shirokuma 上手な人は、やっぱり判断が速い気がするんですよね。自衛隊の人が書いた本にも、名将というのは基本的に、一つの技だけを頑張って勝ってきた人ばかりで、いくつもの先方を使い分ける人はいないんだと書かれてましたし  [in reply to p_shirokuma]
  • 13:19  @p_shirokuma だから何となく、構想しているのは「俺はこう思うぜ」というごくシンプルなもので、それに「いやそれは違うだろ」とか「俺ならこうするよ」とか出てきたら、それで成功というような  [in reply to p_shirokuma]
  • 13:20  @p_shirokuma 特に心理学畑の本というのは、網羅を目指そうとして、突っ込まれどころを塞ぐあまりに、実用できない気がするのです  [in reply to p_shirokuma]
  • 13:21  基本的にはやっぱり、「強いやりかたがある」のではなくて、ただ単に「強い人がいる」のだと思う。
  • 13:24  @p_shirokuma いや、もっとうんと浅い、一般向けの「心理学者がこっそり教えるコミュニケーション必勝法」みたいなやつ  [in reply to p_shirokuma]
  • 13:31  @twit_shirokuma 3分間で朝青龍は、フカシであってもぜひ読みたい。。  [in reply to twit_shirokuma]
  • 13:37  3分間朝青龍は難しいだろうけれど、「あなたの息子さんが、今から3分後に朝青龍と戦わなくてはならなくなったら、あなたは3分間で何を伝えますか?」という質問を、いろんな格闘家に答えてもらうインタビュー集があったらぜひ読んでみたい。
  • 13:38  「格闘家としてのありかた」みたいなのを特人もいるだろうし、逃げかた、価値とは何かを教える人もいるだろうし、それでも拳の握りかただとか蹴りかたを教えようとする人もいるかもしれない。けっこういい質問に思える
  • 14:04  @treyfla 正しい考えかたよりも、便利に使えるカーゴカルトを目指すというか  [in reply to treyfla]
  • 17:40  http://bit.ly/9ioVbV 交渉における補給の問題
  • 23:06  @nindow これはダイジェストしか見たことありませんでした。。。。お互いの被ふぁぼ数なんかをお互いの服に投影しあってスカウターごっことかやったら、プレゼンターの意図とは逆に、人間が機械の価値に呑み込まれて、面白いと思うのです  [in reply to nindow]

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