Wed, Feb 10

  • 15:47  説得とか扇動とか洗脳とか、最近その周辺を読み返してるんだけれど、普段自分がやっていることをふり返ってみて、こういう技術はびっくりするぐらい使わない。理解とか納得のやりかたと違って、説得というのは圧倒的に面白いのに
  • 15:48  「理解」「納得」「説得」「謝罪」の4章立てで本を書けたらいいな、といろいろ調べて、自分が一番詳しそうだと思っていた「説得の技術」というのは、たしかに知識として書くことだけならできるんだけれど、「自分は普段こうしている」という実例みたいなのが出てこない
  • 15:49  案外こういうのは、医療の現場では役に立たないというか、取引しながら、お互いに妥協点を探る状況というのが、病院にはほとんどないのかもしれない。料金とか決まっているし、やるべきことは全て自分たちの側で決めるしかないし。
  • 15:50  これが医師同士なら、もちろん取引の機会というのはあるんだろうけれど、「僕先輩だよね」という万能鍵でほとんどいけるから、実際問題、説得方面の技術で何か物事を便利に進める機会というのが、ない
  • 15:52  このへんはたぶん、1回きりの関係があり得ない、組織内コミュニケーションを主に行う仕事だとみんな共通で、会社や役所の中だとか、何度も繰り返し利用してもらうことが前提のお店とかだと、「説得」はむしろ危険なんだろうと思う
  • 15:53  海洋型というか、地形要素の影響がない、1回きりが前提の交渉を行うときには、ほとんど「化かし合い」みたいなやりかたが役に立つのかもだけれど、「影響力の武器」なんかでも、例に挙がってたのは街角募金だとか、売りっぱなしのセールスマンとか、そういう例が多かった
  • 15:55  相手の顔の見えやすさみたいなものと、そこで役に立つ交渉の技術には関係があって、コミュニケーションメディアの空気みたいなものが、それで決まるんだと思う。匿名掲示板はより説得的であって、IDと名前が紐付けられたこういう場所は、むしろ納得的というか
  • 15:59  あるいは同じID を使い回すほどに、会話手法が「説得志向」から「納得志向」へと移り変わっていくのだと思う。同じID で何かを積むほどに、それは失うには惜しいものになって、その人を縛るだろうから
  • 16:02  はてブって、その人の本拠地というか、日記だとかプロフィールに飛ぶのが、Twitter に比べてちょっとややこしい。数クリック余分にかかるというか。その数クリックで、空気がずいぶん変わる気がする。より説得的なコミュニケーションに傾くような

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