Tue, Mar 30

  • 11:19  ゆれた
  • 11:35  今はもう、引き抜きの話とか、あるいは人材コンサルタントみたいなところを経由して新しい医師の紹介があるとか、ほとんど日常になった。ちょっと前なら、ジャミックジャーナル経由の転職なんて単なる笑い話だったのに、今はもう、あれが伝統あるインフラ
  • 11:36  教育というのはたぶん、今も昔も割に合わない。教育にお金をかける病院は、必然的に、職員の待遇が悪くならざるを得ない。「教育ができること」と、「悪い待遇」とは、昔はお互い補完しあう関係だったんだけれど
  • 11:37  教育ができる人というのは、自分の病棟というか、仕事を自分で立ち上げる能力を持った人で、そういう能力というのは、40台と30台のどこかでちょっとした断絶があって、それより若いと、1人連れてきて病棟立ち上げるのとか、ちょっと厳しい
  • 11:38  今教育担当をやっているような世代を、ある程度の待遇で引き抜くと、そういう人たちは「買う」だけで仕事をしてくれるから、雇う側としては、たぶん効率がいい。育てなくていいのだろうから。声かかるらしい
  • 11:40  結局「教育コストを誰が負担するのか?」という話になるんだろうけれど、5年ぐらい前なら、教育コストというのは実質無いというか、教育ができることそれ自体が報酬だったんだけれど、どこかで価値が裏返った。昔からそのへんは、それをコストという人は、コストだと分かってたんだろうけれど
  • 11:42  外からの観測が180度の方向転換に見える現象というのは、たぶんたいていは相転移であって、バックグラウンドでは、断絶のない、何か連続的な変化があるのだろうけれど、大学医局で育てられて、奉公して、一般病院で働くという、この流れがほんの10年ぐらいで吹き飛んだのがどうしてなのか
  • 11:43  価値が変わったとか、みんな疲れたとか、もちろんそういうことではあるんだろうけれど、そこだけ見てると、時計の針は戻せない気がする。沸騰したお湯に水をかけても、ガスの火消さないとまた沸騰するように、盲目的に予算突っ込むのは、問題を先送りして、状況をむしろ悪くする
  • 12:14  「お手軽な支持率回復のために、大臣の気分一つで簡単に首を切り落とせる偉そうな敵」という役回りと考えるなら、天下り役人が高給もらうのは、あれはあれであんなものなのかもしれない
  • 12:20  電子書籍って、ハードを売りたい人にとっては、「無料の本が何万冊ですよ」ってやりたいんだろうし、ソフト売りたい人にとっては、「この本はどんなハードでも読めますよ」ってやりたいんだろうから、お互いの綱引き大変そう
  • 12:23  小説家の片岡義男が、実家を片付けたときに大量のアメリカ雑誌が見つかって、雑誌の広告ページを切り貼りして、「赤いボディ、黒い屋根に2ドア」という本に仕立ててた。過去の本が電子化されると、昔をふり返るのが簡単になるというか、それがコンテンツになるのは面白そう
  • 12:24  図書館にだってそうそう置いてないような、自分が生まれた頃の子供向け雑誌とか、ふり返りたい人は、欲しがるんじゃないかと思う。その代わりそういうときには、1年分を一気読みするようなことをしたいのだろうから、価格設定が難しいけれど
  • 12:26  子供の科学」のバックナンバー、1980年代のが電子出版されるなら、ぜひ読みたい。あの頃は巻末にラジオの作りかたが載っていて、子供の頃、図書館であれコピーさせてもらって、秋葉原まで部品買いにいった
  • 12:27  ラジオデパートとか、今から考えてみれば、小学生が紙一枚持ってとぼとぼ歩いてても、部品屋さんの人とか全部部品揃えてくれたんだから、恐ろしく親切だった。
  • 12:32  昔はそういえば、トランジスタダイオード買いに行くのも、お年玉もらってファミコンのカセット買いに行くのも全部秋葉原だったけれど、今あの町に、小学生が買えるものというか、小学生が商売の対象になり得るようなお店って、どれぐらい残ってるもんなんだろう
  • 12:37  @clala_garden それはそれは。。。。  [in reply to clala_garden]
  • 12:56  @momocan1215 まだちゃんと、そういう場所が残っているのですね。。。いまはなんというか、アキバブログみたいなページを通じてでしか、あの町のことが分からないのです。  [in reply to momocan1215]
  • 12:57  @kogaken1 まだまだあの場所ならではの何かというのが、あるものなのですね。。  [in reply to kogaken1]
  • 13:01  でもこう、右も左も分からない子供が、それでもラジオの部品を揃えられるというのが、秋葉原にあってamazonにないもので、リアルの商機というのは、こういうものの延長にあるんだろうと思う
  • 13:03  せいぜい数年、それも今40歳から50歳ぐらいの医師限定なんだろうけれど、これから先、この人たちの報酬というものが、恐らくは平均で2倍ぐらいまでは高騰するんじゃないかと思う。で、この人たちが現役を退く頃に、技術の断絶があちこちに出てくるような気がする
  • 13:04  たしかに技術の継承というのは、学習でなくて、本来は再発明でないといけないのだと思う。再発明は無駄で危険で、それが許されなくなると、技術は学習可能なものであるはずなのに、継承されなくなってしまう
  • 13:05  今40代半ばぐらいの人たちが、再発明が許された、たぶん最後の世代。心カテもそうだし、腹腔鏡手術の新しいデバイスなんかもそうだし、内視鏡を使った複雑な手技を、あれこれ発明したのもあの人たち。
  • 13:07  学習した人と、再発明した人と、同じ到達度であっても、質的にはずいぶん違う。たぶん40台と30台のどこかの境目で、再発明を通じて技術を継承した人の割合が一気に減って、学習を指導してきた層がいなくなると、「知っているけれどできない」状態が出現する
  • 13:09  @mosriteowner ハンズは案外、自助努力求められるというか、ある程度の年齢以上を想定してるっぽいところありますよね。。  [in reply to mosriteowner]
  • 13:15  格闘技のたとえがふさわしいのかどうかは分からないんだけれど、使える武器の種類を増やすほどに、スタイルというか、戦いかたみたいなものは、逆に特定のパターンに収斂していくような気がする。ボクシングや柔道よりも、総合格闘技の選手のほうが、戦いかたみたいなものが、みんな似ている
  • 13:16  あらゆる状況を想定しないといけないのなら、ルールからは大きなジレンマみたいなものが、たぶんだんだんと減ってくる。ジレンマが減れば、パターンには選択の余地が少なくなっていく。
  • 13:17  問診と聴診が全て、検査はあくまでも確認用途、なんて限定をかけるルールは、制限が多い。だから思考のスタイルは人それぞれというか、専門にしている疾患ごとに、医師の考えかたとか、重視する価値とかみんな違ってきてしまう
  • 13:18  武器に相当するもの、出せる検査の数を増やしたり、画像診断を、あらかじめ提出可能なものとして組み込むと、今度はたぶん、専門領域ごとの個性みたいなものは、数字の前にひっくり返される可能性が出てくる。スタイルが収斂していく
  • 13:21  科の壁みたいなものは、各科ごとに、考えるやりかたとか、正解に行き当たるための思考経路が、みんな異なっているから起きるんだろうけれど、検査を増やしてしまうことで、何となく、こういう壁が低くなるんじゃないかと思ってる
  • 13:22  問題解決のやりかたを、個人のアートから、集団で何か考えるやりかたへと移行していく過程で、だから検査というものは、通信の手段として、とても大切になる。「脳が増えるから検査を減らせる」なんてことは無くて、クラウド駆動するなら、相応のインフラは欠かせない
  • 13:28  今まで名人が1人で全部こなしてた仕事を、若手はこれから、たとえばフロントアタッカーとセンターガード、フルバックの3つぐらいに立場を分けて問題に当たるのが正解なんだろうけれど、きっとそういうのは上の人が許さないから、難しい
  • 13:30  @safsa たしかに秋葉原に、そんなのありましたね。。  [in reply to safsa]
  • 14:05  @masui 考えてみればスーパーカーブームの頃は、みんなカメラ片手にスーパーカー見に行くとか、モーターショーに小学生が1人で行くとか、行動範囲広かったですよね。。  [in reply to masui]
  • 14:06  @gajiroooo 難しいのです。。  [in reply to gajiroooo]
  • 16:34  m3.com の人気ブログランキングをたまに眺めると、上位の定石みたいなのが大体決まってきているような気がする。ニュース引いて、叩いて、現場の苦労を「患者さんに向けて」語る、というのが閲覧件数を上げるやりかたみたい。
  • 16:44  でも新聞記事叩くのって、メディア側から名誉毀損とか、著作権とかで訴状突っ込まれると、blog ごと瞬殺されそうですごく怖いんだけれど、みんなそういうの大丈夫なんだろうか。。
  • 16:51  @Izayoi_Jun でも自分だったら、内容証明郵便がプロバイダー経由で転送されてきたその段階で、もうblog 閉じちゃいますね。。。  [in reply to Izayoi_Jun]
  • 17:10  救命救急においては、日本には、「東京」と「それ以外の日本」という、2つの全然違った問題を抱えた地域がある、という認識は、もっと広まっていいような気がする。これをごっちゃにして平均すると、問題の形が全然違って見えてしまう
  • 18:28  そういえば「読みやすさ」というパラメーターは、たぶん外側からはものすごく見えにくい。これを体感するには、編集前の生原稿と、編集後の原稿と、同時に読める人でないと分からない。読者は生原稿読めないし、作者は同じ原稿を、何十回と無く読み返すから、慣れすぎて、やっぱり体感できない
  • 18:30  自分の本はLaTeXで書いてたから、リビジョン1の段階で、表題と目次、索引を含めて、本としての体裁は全て整っていた。フォントこそMSゴシックとTimesRoman だったけれど、少なくとももう、この時点でぱっと見た目「本」だった
  • 18:31  下級生2人は、この時点での原稿と、編集作業を終えてからの、完成した本とを読み比べることができて、2人から「読みやすさ」を感想として指摘された。もちろん彼らが「やっぱ先輩の原稿、言ってみればそびえ立つクソですねww」なんて言えるわけもないんだけれど
  • 18:32  本を買って下さった人たちは、完成品としての本を読むことしかできないし、作者は作者で、リビジョンごとに原稿を見るものだから、もう内容はほとんど暗記していて、読みやすさを体験することは、逆の意味でできない。
  • 18:33  「編集の価値」みたいなものは、だから読者からは見えないし、作者の側からも、恐らくはすごく観測しにくい。編集という作業を経ない原稿は、だから「読みにくい」と思われるかもしれないけれど、「これがちゃんと編集されたら」という感想は、たぶん読者からは出てこない
  • 18:33  「その価値を観測できる人がいない」というのは、けっこう大きな問題なんじゃないかと思う
  • 18:51  見開きの状態で、本は2ページ分の情報が一覧できる。ページをめくる動作で、頭は一度リセットされる。読書というのは断続的な動作だからこそ、そのリズムに合わせた情報を載せると、たぶん摂取効率があがったり、独特の読書体験につながる
  • 18:52  テキストベタうちの文章には、まずはそうしたリズムみたいなのは表れないし、文章書いていて、そういうのにはこだわらない。で、リズムをつけるのは編集者の技量で、それがない本は、たぶん読みにくいとも、もっと編集をとも、なんの感想も持たれることなく、ただ読まれなくなる。
  • 18:53  「こうすればいいのに」なんて、ユーザーに「こう」を想像させることというのが、何かの技量を商売に結びつけていくときにはたぶん大切で、これを怠ってしまうと、一方的にボランティア認定されたり、そんなものいらないよ、なんて言われたりする
  • 19:37  じょうくう35000mからの写真撮影、たしかにきれいなんだけれど、これは回収の労力もだけれど、パラシュート切れて、上空35000mからデジカメが自然落下してきたら、かなり危ないんじゃないだろうか。。
  • 19:58  @Omegamega もしもそれが開かなかったら、けっこう怖いことになるだろうから、ああいうのは日本だと難しいのかも。。  [in reply to Omegamega]
  • 21:05  @clala_garden おぉどうもありがとうございます。。。右下の青がすごく鮮やか。  [in reply to clala_garden]
  • 21:15  @clala_garden このあたりは本当に、オーム社の方々がよくして下さったのです。。。  [in reply to clala_garden]
  • 22:51  @NATROM 医局でググってしまいました。。  [in reply to NATROM]

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