Sat, Jul 03
- 15:58 自分で本を裁断するようになって、初めてようやく、装丁の丁寧さとか、使われている紙の質なんかに気づきを覚えるようになった。壊して初めて分かる価値みたいなの
- 15:59 出版社の、というよりも、出版社が装丁を依頼する印刷会社の個性なんだろうけれど、出版社ごとに、装丁のやりかたというか、考えかたみたいなのが微妙に異なって、同じ文庫本でもずいぶん作りが違ってたりすることがある
- 16:19 @ISHIDA_Atsushi 読んでいるときには、装丁の質というのは、案外気にならなかったのです [in reply to ISHIDA_Atsushi]
- 16:19 @kitaqpet 個人的には、早川の文庫が、案外気合いの入った作りだったんだなぁ、と。。 [in reply to kitaqpet]
- 16:42 文献引用だらけになった新しいワシントンマニュアルを、昔の上司に見せる機会があった。パラパラめくって、「作者の人たちも、勇気がなくなっちゃったね」と。
- 16:43 「文献はともかく、俺はこう思うぜ」というのがワシマニの一つの立場で、そこに根っこの文献をくっつけるのが、ある世代からは進歩に見え、ある世代からはチキン野郎にうつる、というのがちょっと面白かった
- 16:53 スキャンしながら思ったんだけれど、最初の頃のスタートレックは、宇宙水戸黄門だなあと思った。
- 17:00 「知らない」も「聞いていない」も、その人がその場に居合わせていたら、嘘だろうと突っ込まれて反論できない。「記憶にございません」という言い回しは、たとえその人がその場にいようが、あるいは議事録をとられていてさえ、突っ込めない。記憶はその人のものだから
- 17:01 言葉遊びにしか過ぎないんだけれど、外に対して閉じた言葉で喋ることは、今みたいにあらゆる言葉が一人歩きする世の中にあって、自由に言葉を発信する上で、大切なことなんだと思う
- 17:03 思ったことをそのまま書きましょうという、素直さ重視の、子供の頃に習った作文手法でblog 書くと、間違いなく炎上する。もっと根暗なやりかたというのは、じゃあどこで身につけたのかと言えば、よく分からない。意識するようになったのは、山本七平の本を読むようになってから
- 17:05 @TNakamura39 ビーグル号の主人公も、みんなの合意を取り付けるのは、いつも力技ですもんね。。。 [in reply to TNakamura39]
- 17:08 「病院でのクレーム対処」みたいな本は、それでも時々読むんだけれど、やっぱりこう、作者の人が前向きというか、誠意大好きっぽいところがあって、「人と人とは分かりあえるんだよ」みたいなのが根っこにあるのが、どうも嫌
- 17:10 性悪説に立った本というのは、今度は何というか、相手を3分でねじ伏せるみたいな、どこかギャグっぽいと言うか、ねじ伏せるって結局何するかと言えば、警察呼ぶ話になったりして、あれもやっぱり違う。勝負じゃなくて、折り合い付けるやりかたを知りたい
- 17:11 @TNakamura39 主人公は悪い意味で学者っぽくて、あんまりコミュニケーション上手じゃないっぽいんですよね。。 [in reply to TNakamura39]
- 17:27 @you_die69 クレームをねじ込んでくる人は、決して多くないからこそ、遭遇したときのダメージが大きかったり [in reply to you_die69]
- 17:27 @SiTube 「運良く分かりあえた人を大切に」は、本当に真実ですよね。。 [in reply to SiTube]
- 17:35 でもおしゃべりってやっぱり戦争と地続きだと思うんだけれど。方向こそ違えど。おしゃべりの考えかたと、戦争の考えかた、少なくとも、楽しくおしゃべりをするマナーみたいなのと、戦争という最悪の事態をなるべく避けようとする考えかたとは、よく似ているような気がする
- 17:56 利害の対立が生じて、妥協の余地がどこにもないときに、決断すれば、いつでも相手に「勝つ」ことが出来るだけの準備をしておくことで、初めてたぶん、感情サービスというものが成り立つんだと思う。これを用意しておかないと、サービスは単なる切り売りで、なくなると潰れる
- 17:57 交渉はだから、必ず勝つやりかたで望まないといけない。勝つことが目標でなく、勝つための手段を行使することを避けるために。それでもいざとなったら絶対勝てるようにしておかないと、そもそも「避ける」という選択枝が生まれない
- 17:58 勝てないなら、そもそも避けるという選択枝が生まれない。「避ける状況が生まれない」なら、じゃあ平和化と言えばそんなことはなくて、これはもう、一方的にやられるだけになってしまう。相手の慈悲に期待するだけの感情労働というのは、やっぱりいつか無理が来る
- 17:59 「いつでも勝てる」状況を作って、それを避け続けることが、恐らくは継続可能な感情労働というものを成り立たせる。いつでも勝てる状況を維持するのにはコストがかかるけれど、これがたぶん、本来感情労働者が対価としてもらっているものの、代償なんだと思う
- 18:00 お客さんよりも自分たちの側が気を配り続ける限りにおいて、いつでも勝てる状況というのが成立して、争いを避ける、という選択枝を、常に行使することが出来る。気配りがかけたら、素早く謝罪して穴塞ぐのも、気配りの定義がきちんとなされていれば、迅速に済む
- 18:01 気を配り続けるのは面倒で、その面倒さは、お金をもらってサービスを提供している人が、給与の代償として支払わないといけない。恐らくこれで、ようやく商売が回る
- 18:03 気の配り方が定義されていないと、謝罪が敗北になってしまう。定義がないから、謝罪のきっかけは、常にお客さんの不快になってしまうだろうから。自らの基準に基づいて行われる謝罪は、給与に含まれた行動の一部だから、恐らくは感情の切り売りにはなり難い
- 18:04 用心棒付きの飲み屋さん、なんてやりかたもたぶん、抑止力を入れた感情労働の、一番乱暴だけれど分かりやすいやりかたで、でも病院に用心棒入れるわけにはちょっといかない
- 18:06 やっぱりたぶん、言葉の使い方、マナーみたいなのは大切で、でもそれは、誠意に基づいて、俺様定義で丁寧さ競い合いましょうなんてのじゃなくて、職員が同じ振るまいかたを学んで共有することで、そのありようが、外からみると誠意みたいに見えるのが、筋なんだと思う
- 18:07 「誠意を持って接したのに分かってもらえない」というのは、何というか、言語定義の根っこが違ってるような気がする。誠意って自分の心の中じゃなくて、相手の心に発生させるものだから、相手に伝わらない誠意なんてものは、そもそも「無い」と言わないといけない気がする
- 22:06 @Shingi どこだったか、過去に医療過誤訴訟に巻き込まれた相手方のご家族を、病院のトラブル事例の、相談役として招いている事例があったはず [in reply to Shingi]
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