Mon, Jul 12

  • 00:00  そこは自分たちの場所である以上、そもそも鍵をかけられる門は閉じておくのがセオリーだし、待合室にも人を立たせて、誰かが来たら、それを事前に察知できるように手を回しておかないといけない
  • 00:02  自分たちが待つ側に回るのは、良くないことなんだと思う。心肺蘇生していて、ご家族入れて話をするときには、主治医が指揮管制やってるときと、心マに参加しているときがあるけれど、たぶん心マが正しい
  • 00:03  待ちの状態に入っている人間には、誰もがたぶん、自然に命令を入れようとするし、ビジー状態を、身体の状態として表現していないと、どれだけその人が一生懸命考えていたところで、メッセージとしてそれが伝わらない
  • 00:03  しばしば「こうしないんですか?」とか、「どうしてこうしてくれないんですか?」みたいに、慌てたご家族が、状況の指揮権取っちゃうことがあるんだけれど、恐らくは主治医が身体でビジー状態を表現していると、こういうの避けられる
  • 00:05  それがたとえポーズにしか過ぎなくても、主治医は消毒していたり、包帯巻いてたり、心マしてたり、何か患者さんのために動いている状況で、ご家族との遭遇を行った方が、恐らくはそこから先の話がスムーズになる
  • 00:07  先をとれっていうのは、要するに奇襲であったり、常に攻め、動き続け、相手の鼻先を自らの最良で引き回し続けることであって、これを逆にすれば、奇襲の道をふさいで、自ら止まることがないようにしないといけない
  • 00:08  このあたり五輪書の受け売りだけれど、だから自分がたとえ心肺蘇生の指揮をしていても、腕組んで眺めながら、その状態でご家族と会ってはいけないんだと思う
  • 00:09  @FTTH そのドメイン、昔探してorz となったのです。  [in reply to FTTH]
  • 00:10  @toip_hokkaido それを儀式と笑える人は、たぶん儀式の大切さとか、おっかなさを知らないような  [in reply to toip_hokkaido]
  • 00:12  ご家族交えてお話をするときなんかも、やっぱり「こうはこういう話をします」なんて、切り出すのは自分たちの側にしないと、やっぱり状況のコントロールが遠くなる気がする。先を取るのも、あるいはサービスを、自分たちで決めた一定の公差範囲に収めることも、コントロールという目的に尽きる
  • 00:13  @motoyuki そういうのをみんな本能でそうしているけれど、きっとそれは、とても大切なことなんだと思うのです。  [in reply to motoyuki]
  • 00:14  今は逆に、何となくこうしたほうがいい、という感覚のレベルで正しいやりかたが選択されてたのが、医学的に意味がない、という理由で、あえてトラブル増やすやりかたが選択されてる状況って、結構あるような気がする。迷ってる時点で、なんかおかしい
  • 00:16  病院の、病棟の、独特の空気感だとか、みんなの振るまいかたみたいなのを、祭事として読み解くと、理にかなってることがたくさんあるんだと思う。あるいはそれが、医学的に意味なくても
  • 00:17  政治と祭事は左右の両輪みたいなもので、それは政治をあらゆる実務に置き換えても、たいてい通じる。そもそもサービスというものは、そういうものなんだと思う
  • 00:19  @chess 「医学的に意味のないことをやっている同僚を嘲笑う」文化みたいなのが一時期増えて、あれで滅ぼされた祭事が、たくさんあるんだと思うのです  [in reply to chess]
  • 00:21  それは「青木先生のペニシリンGは効くのに感染症科の抗生剤は効かない」問題もそうだし、傷にサランラップはる人もそうなんだろうけれど、実務と祭事と、両方受け継いでる人でないと、初代の効能を、再現できないんじゃないかと思う
  • 00:22  @kogaken1 どこの病院でも、たいていの場合、途中で家族の方を現場に入れて、説明を行うのです。。で、救命救急の現場というのは、案外そこまで忙しいわけではないことが多かったり  [in reply to kogaken1]
  • 00:23  @kogaken1 もちろん忙しいんだけれど、本当に忙しいときにはマンパワー十分に集めるし、ある程度ルーチン化された作業を順列組み合わせしていることがほとんどだから、口を動かす余裕ぐらいは、手術真っ最中でもないかぎり、案外あるのです  [in reply to kogaken1]
  • 00:38  @twit_shirokuma 同じペニシリンでも、青木先生が処方すると、聞いた例で「さすが」になるし、嫌いな感染症野郎に上から目線で抗生剤指示されたら、もう意地でも効能なんて認めないでしょうし  [in reply to twit_shirokuma]
  • 00:39  @naohaq なんというか、自分が研修医の頃から、もう「消毒良くない」は習ったし、その頃からもう、フィルム上の包帯材は普通に売られていたわけで。グレーだったのを、あの人たちが「それこそが白なんだよ」と宣言した形かと  [in reply to naohaq]
  • 00:40  相手に待ってもらって、こちらが迎えに行くのが最上、相手がやってきて、こちらが動いている状況が次善、こちらが停止しているところに、相手がやってくるのが最悪。遭遇というものにはたぶん、明確な序列が付けられる
  • 00:43  みんなで輪になって盛り上がるのが祭であって、俺様の指揮下にみんながこびへつらうなんてイメージは、単なる三角野郎の妄想になる。このへん間違えてるというか、エビデンスだって祭の道具であって、三角野郎の被り物なんかじゃないのにな、と思うことはよくある
  • 00:47  @DeLa_MuNeN 「いらっしゃいませ」から始まるもてなしの文法みたいなのが、うちの業界には、これという定型が無いのですよね。。。習わないですし。  [in reply to DeLa_MuNeN]
  • 01:01  考えてみれば、好転反応の人たちなんかは、あらゆる変化を「瑞兆です」なんて断言して上手くいったことにしちゃうんだから、おっかない。同業者がたまに向こう側に越境するととんでもなくなるのも、道理と言えば道理
  • 01:04  はてなブックマークを、プロキシサーバー経由でブックマークするのって、どういう意味があるんだろう。。
  • 01:12  @ERnanchan それ、自殺最高につながる危険話法。。。。  [in reply to ERnanchan]
  • 01:14  もっともご家族の衝撃は、また全然別問題か。。
  • 01:21  医学教科書もそろそろ、改訂新版と、アップデート版とを別に売り出してほしい。検証作業はひたすら面倒くさい。。
  • 01:26  @KaffeeBitte 差し替え版というのはありがたいですよね。。安価というのもそうだし、そもそもどこが変わったのか、全面改定で買っちゃうと、頭から読まないと分からないですし  [in reply to KaffeeBitte]
  • 14:50  便利と愛着というのは、ベクトルが違うのだと思う。便利というのは発見であって、ある程度汎用的に使える道具に、新しい用途を見つけたときに発生する感情、愛着というのは感動から生まれる情動で、感動は、ユーザーにある種の不便を強いることから発生する
  • 14:51  人を感動させるときには下準備が必要で、言い換えれば感動は、意図して相手に発生させることが出来る。意図的な不便を押しつけて、予測された不便を、もてなす側が解消して見せて、感動というものは発生する。ユーザー自らが不便を解消してしまうと、たぶん感動にならない
  • 14:52  便利を目指す道具と、愛着とか感動を目指す道具と、だから形こそ似るかもだけれど、デザイナーが目指す方向は、全く逆なんだと思う。
  • 14:53  感動を惹起することを意図した道具は、「こんなふうにも使える」という、ユーザーの発見を許しちゃいけないし、そういうものを、設計とか、デザインの段階で、別ルートを潰しておくような工夫がいる
  • 14:54  ユーザーに対して、常に先手を取るように作られたものが感動させるデザインで、逆に、ユーザーに、道具に対する先手を最大限許容するようなデザインが、便利という感覚を生むんだと思う
  • 14:55  で、便利を目指すのはなんというか、奴隷の発想であって、こちらからは何も押しつけない、顧客の要求には最大限応える、というやりかたは、頑張っても感動につながらないから、もしかしたら評価につながらない。便利というのは、頑張る割に、価値があると思われない
  • 14:56  感動を目指すやりかたというのは汎用を否定するから、それはいっそ不便だし、汎用を目指す側からすると、なんだかあえて突っ張って、顧客に不便を押しつけてるように見える。でもたぶん、あえてそれをやることで、顧客に感動が生成されて、価値が見出される
  • 14:57  「便利な奴」というのは、誉め言葉として使われることもあるけれど、誰かを見下すときに出てくるフレーズでもある。便利というのは、頑張るパラメーターとして、時々危険な気がする。
  • 14:58  その代わり、高慢な感動をひっくり返す価値として、便利というのは武器になる。用途の拡大を、ユーザー自らが手がけてくれる。
  • 14:59  救急外来の、救急車用の入り口を開けておくと、目当ての場所までをショートカットできるから、お客さんにとって、「便利」ではある。一方それは、裏口を開放することで、見たくもない裏側を、ドア開けていきなり見せられることでもある
  • 15:00  外来の待合を取っ払って、全部素通しにすると、便利になる。でもこれやると、外来終えて、待合で待ってる患者さんのところに足を運んで、外来での失態を挽回する、医師の「後の先」というカードを放棄することになる
  • 15:01  茶の湯みたいなのを、茶室みたいな不便な場所でなく、近所のファミリーレストランで開催したら、同じお茶、同じお菓子でも、たぶん同じ感動にはつながらない。敷居というのは、下げればいいってもんじゃなくて、上げかた、下げかたがある。
  • 15:16  @finalvent そういうものなのですか。。。なんというか、寒い中お客を待たせて温かいお茶をだすとか、あえて寒いところにお客を待たせる、というところに、戦略というか、もてなしの入り口があるのかな、と思ったのです  [in reply to finalvent]
  • 15:18  深夜番組が深夜だから面白い、というのも、どこかこう、深夜という発見しにくい場所にあるものを、視聴者にあえて見つけさせるところに、価値がより高まる秘訣みたいなのがあるんじゃないかと思う。今はみんな録画だから、関係ないんだろうか?
  • 15:20  最近だと「飛び出せ科学君」とか、せっかく深夜帯で小さく面白く始まった番組が、もっといい時間帯に移って、なんだか悲惨なまでに拡大、改悪されてしまったのなんかも、深夜の奴をそのまま上に持ってきても、大失敗しちゃうんだろうか。。
  • 15:21  茶の湯 と 起源 でググると、例によって韓国起源で吹き上がってるのがたくさん引っかかる。。。。
  • 15:22  @m_um_u 狭い茶室というのが、こう、個人的には軍事要塞みたいに見えるのです。小さな門と、鉄条網とか塹壕とかは、用途が似てるというか。戦争はもてなしじゃないけれど  [in reply to m_um_u]
  • 15:24  @barumoa たしかにそのとおり。。。。  [in reply to barumoa]
  • 15:25  茶人といくさ人とはよく似ている=花の慶次、恋愛と殺しあいはよく似ている=バキ
  • 16:03  @m_um_u へうげものは、まだ手を付けていないのです。。これから。  [in reply to m_um_u]
  • 16:05  @lucifer_af 時間の問題は、きっと大きいですよね。。あとはこう、大作感みたいなの出さないと、とか、制作側が気負ったりすると  [in reply to lucifer_af]
  • 16:05  . @geniusissimo @lastline 「深夜は頭もグダグダ」というのは、けっこう正解かも。。安いのでもよく見えるかもですし
  • 16:06  @Merkmalz 中国はなんだかんだいっても、あらゆる文化の祖先持ってるところがあるのと、もしかしたら、文化大革命のときに、過去の資産全否定してるから、起源論争に参加しにくいのかもですかね。。  [in reply to Merkmalz]
  • 16:12  ドリフターズ読んだばっかりだから、こう、雲霞のごとくに押し寄せる数万人の兵士が、周到に仕掛けられた罠にはまって巨大な挽肉が量産されている目の前で、お茶飲んで優雅にニヤニヤ笑いながら、信長とハンニバルと利休が地獄を見物している情景が浮かんでしょうがない

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