Mon, Aug 02

  • 17:54  「法廷弁護技術」という、日本の弁護士の人たちが書いた本を読んでる。最初はこういう本があることを知らなくて、自分は英語の医学訴訟の本から入ったからかなり特殊な学習をしたんだろうけれど、容赦のなさでは米国のほうが何歩も先を行っている気がする
  • 17:55  日米では法律の考えかたもまるっきり違うから、米国の考えかたのどこまでが日本で使えるものなのか、全然分からなかったのだけれど、むしろ日本の法廷弁護技術というのは、米国の昔のやりかたを輸入しているところがあって、日本独自というのは少ないのにびっくり
  • 17:56  医学だってそうだったし、旧軍の軍事だってそうだったんだから、何も驚くことではないのかもだけれど、それを技術に見立てたときに、基本的な思想の骨格みたいなのは、法廷弁護のやりかたもやっぱり英米にあって、国内独自に発達した体系みたいなのは、あっても書かれてない
  • 17:57  国内の本に参考文献として「読みなさい」と推薦されているのが「影響力の武器」だったり、あの本にしてから改訂されてるとはいえ、もう技術としてはずいぶん古い。
  • 17:58  アメリカの訴訟対策本を訳していると、こうした追い込みにはこう切り返せ、みたいな一問一答がとても詳しく書いてあって、一方で、日本の弁護技術本で、「こう追い込め」とか、「こうやって印象形成を」みたいに書かれてるのは、典型的なやりかたとして、米国の本で解説されてる
  • 17:59  じゃあこういう技術が文章として日本語で広まったとして、米国の人たちは、たぶん文章化された技術を「古い」ものであるとみなして、現場はそれ以上に容赦のないやりかたをするんだろうけれど
  • 18:00  このあたりは、米国の本だと「弁護士を信頼して、そのとおりに振る舞うのが大切」と書かれているのだけれど、日本の本は、どうしてもこう、戦いかたみたいなものが書いてなくて、弁護技術の本にしてから、「こういうのは全て、今までは試行錯誤するしかなかった」なんて書いてある
  • 18:08  @endoucom ありがとうございます。。ロバストなもの、というのは個人的には大好きなのですが、どうしても繊細さとは対極にあるためなのか、あんまり受けないですよね。。  [in reply to endoucom]
  • 18:40  @nan5o いま自分は、Practical Guide for Physicians Involved in Malpractice Lawsuits という本を読んでいるのですが、医療特化した本でもなお、刑事弁護の法廷技術本に対する対抗手段が、えらく詳しく書かれているのです。  [in reply to nan5o]
  • 19:19  @nan5o やっぱり法律の業界は、いろいろと厳しいのですね。。どうもありがとうございました。  [in reply to nan5o]

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