Tue, Aug 17

  • 12:44  今さらながらに分かったんだけれど、その地域の救急体制が吹っ飛ぶときって、「○○病院が救急外来を閉めた」みたいに、分かりやすいことはおきない。いつの間にか、その地域を、救急車がスルーするようになってしまう
  • 12:46  結局こういうのは人数の問題なんだろうけれど、基幹病院級の施設に人が居着かなくなって、ベッドが回せなくなると、結果としていつも満床になる。で、そこが身動き取れなくなると、それ以下の施設で重症患者さんを引き受けたところで、無理なら次という、送り先が見つからなくなる
  • 12:47  後ろのない状況で、不十分な設備で重症の人を持ったら、もう自己責任で何とかするしかないんだけれど、何とかならないケースがあるからこそ、大きな病院というのがあるわけで、そこが機能しなくなると、結局全ての病院が、もう怖くて救急車を受けられなくなる
  • 12:48  大きな施設に人を充当して、そこをちゃんと回せるならば、状況は少しは変わるんだろうけれど、そういうところはたいてい待遇が悪いとか、特に今みたいに、医局派遣じゃなくて、フリーランスの人が、リストから「ここ」と選ぶようなやりかたをすると、そういうところははねられる
  • 12:49  最近になってこう、「どうしてうちで?」みたいな救急依頼が増えてる気がする。なんというか、いつもだったらむこうの基幹病院に自動的にいってるだろうよ、みたいな、そういう人が、ずいぶん離れたうちに送られてくる。
  • 12:50  一方で、たとえば心カテが必要とか、人工心肺が必要、というケースが来たときに、じゃあ県内のセンターへとか、県立がんセンターに紹介、とかしようにも、もうそういうところが回ってなくて、満床だから無理とか、手術は3ヶ月先になるから、そのこと伝えといて下さいとか
  • 12:50  こういうのそろそろ、恐らくは西の方が状況がつらくて、患者さんがフォッサマグナ超えるとかが日常になるのが、そんなに遠くないんじゃないかと思う。
  • 12:54  やっぱりこのへん、あきらめの構造みたいなのを制度に組み込めなかったつけみたいなのが、ここに来て吹き出してる気がする。「いい施設」に紹介できなかったことが主治医のせい、にされちゃうから、全部「上」に紹介せざるを得ないし、そこが終わると、もう受けたら過失になってしまう
  • 12:55  それこそこう、大昔の陸軍病院みたいに、コネを持った特別な人だけが入れる「いい病院」というのがあって、一方で、地元の病院は「滋養を付けることですな」としか言えないような、あの時代のほうが、「満足度」みたいな漠然としたパラメーターで測ると、けっこう高い気もする。

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