Fri, Nov 19

  • 00:00  調子が悪くなった様を、回路屋さんはサチると言い、病院だとデコると表現する。同じく限界を超える状況であっても、定格があって限界があるのが機械、強力な補償とセットになった全力全開が生物なんだなと思う
  • 17:46  リストに乗る能力というのが大切。決定権を持つ人の選択肢でいること
  • 17:47  ブラックジャックにしてもゴルゴにしても、奴ならあるいは、と誰かがつぶやくところから物語が始まる
  • 17:49  カメラマンの大切な資質は、いい写真を撮ることよりも先に、決定的な現場に、我が身を置けることなんだという
  • 17:51  信頼と言ってしまえばそうなのかもだけれど、信頼は、成果が作ると考えてしまうと、たぶん間違える
  • 19:23  メモ。優れた発見は優れた問いから始まる
  • 19:42  結果とか成果それ自体の射程距離は短い。評判はずっと長い。成果と評判は、離れた場所ほどかけ離れる
  • 19:46  信用というものは、評判との距離なんだと思う。近い間合いで仕事をするぶんには、成果だけ出せばいいけれど
  • 19:47  成果を挙げられる、ただそれだけの人は、成果の短い射程を越えて外に出られない
  • 20:45  議論や説得のようなやりかたを通じて、その人の見解を変えることはたぶんできない。「交渉術」のようなやりかたは、その人があらかじめ想定していた範囲での妥協を引き出す方便であって、それは見解の書き換えを伴わない以上、たしかにwin-win の解決以外に選択はない
  • 20:46  相手に決定的な妥協を強いる、明らかにその人の不利益になるような振る舞いを引き出すためには見解の書き換えが必要で、これをやるには今度は、見解の地盤になっている事実の侵略を行う必要がある
  • 20:47  固い法律に守られた、窓口の向こう側にいる役人に、どれだけ言葉を選んだところで、決定的な妥協は得られない。「前例にない」ことをしてもらうのにだって半日かかる
  • 20:48  ところが同じ役人に、「あなたの車はこのナンバーであってますよね」とか、「お子さんの幼稚園見てきましたよ」とかほほえみながら口にするだけで、交渉の空気は一変する。やったことないけど
  • 20:50  これは何をしているのかと言えば、法律という、役人が見解を作る土台になっている事実に、その人の財産や家族という、別の事実を強引に接続したわけで、事実に別の価値が書き加えられたら、もう同じ見解は維持できなくなってしまう
  • 20:50  こうなったら、役所の人は最低でも警察を呼んで抑止をかけざるを得ないだろうし、少なくとも、そこから「それが何か?法律ベースで行きましょう」なんて、顔色変えずに続けられる人はほとんどいない
  • 20:52  交渉術というものがカバーしているのは、あくまでも土台となる事実の書き換えがない、というのが前提であって、決定的な妥協を引きずり出すためには、逆にこの場所が攻撃対象になるし、真っ先にここを守っておかないと、実は交渉術に長けていることは、何の意味も持たないことがある
  • 20:53  検察の人が、病気の被疑者に薬を渡さないとか、「あなたが拘留されてると、ペット餓死しちゃいますね」とかほほえんだりするのはまさに事実の書き換えであって、ここを守らないままに相手の土俵に乗り込むと、もう防ぎようがない
  • 20:54  実名匿名論争もそうなんだけれど、実名論を貫いてる人たちは、池田御大とか、足下の防御をしっかり固めてるからあれができるんだと思う。普通の人がまねすると、足を刈られる
  • 20:56  危ないところに切り込む人ほど、このへんしっかり固めないとやってられないだろうし、どれだけ交渉の腕を磨いても、後ろの守りがおぼつかないと、たぶんなすすべがない
  • 20:57  そういう意味で、病院の名簿が流れるのとか、自分の携帯にマンション業者の電話が入るのとか、あれ本当は大問題なんだけれど、だだ漏れになってる。あのあたりもう少しガードしないと怖いんだけれど
  • 20:58  マンションの勧誘電話とか、同業者の人で乱暴な応対してる人が珍しくない。そりゃ押し売りみたいなものだから、そうなるのも分かるんだけれど、一方的にこちらの電話番号を知っている相手というのは、既にすごく怖い立場なんだと想像しないと危ないと思う
  • 20:59  自分一人を守ればいいのなら、住所が割れても何とかなるかもだけれど、家族がいたりしたら、もう目も当てられない。「相手は忙しいから、わざわざ住所にたずねてきたりはしないだろう」なんて、一方的な信頼だけが、あの乱暴な応対を支えているなら、刺されても文句言えない
  • 21:04  でもそういう嫌がらせとか小競り合い方面の話で、トラブルになった本人でなく、たとえば幼稚園の娘さんが通学途中に顔蹴られたとか、ペット殺されたとか、あんまり聞かない。人間根っこのところはそこまで卑怯じゃないものなんだろうか?
  • 21:16  @naohaq 相手の行動表明を、事実として受け入れてしまうと、もう自分の立場を貫くのが難しくなっちゃいますよね。  [in reply to naohaq]
  • 21:28  単なる脅迫と、本当に危ない決意表明との違いというのがあったはず。「こうしてくれないと、恐ろしい目に遭うぞ」と、相手の行動を促すのは脅迫、それに対して「準備できた。首洗って待ってろ」みたいなのは決意表明で、全力で逃げないと危ない
  • 21:30  逆に脅迫してくる相手には、まだしもお互いの信頼関係が築かれているとも言える。「交渉術」の出番が残っている。決意表明した相手には、その見解をひっくり返すにたるだけの事実をそこに突っ込まないと、大変なことになる。警察呼ぶとか。そこから逃げ出すとか。
  • 21:31  交渉というものは、ルール内、ルール逸脱の、それぞれの場合に応じてがんばりどころが全然違うんだけれど、ルールを逸脱してきた人にルールを説いて大失敗しているケースがあるんじゃないかと思う
  • 21:32  そこはこう、総合格闘技の選手相手にじゃんけんで勝負を挑むようなもので、相手が蹴ってきたからと言って「卑怯だぞ」と抗議したところで、ルールが違うんだからしょうがない
  • 21:33  @tot_main 「お見舞い」と言うことろが趣深い。。  [in reply to tot_main]
  • 21:34  異種格闘技戦をやるときには、お互いが妥協できるルールの設定というのが、そもそもの勝負所なんだと、猪木が語ってた。「私プロレスの味方です」か、その続編の中のエピソードだったはず
  • 21:35  コンデコマが世界を転戦してたときにも、とにかく相手に柔道着を着せることを納得させることが、勝利の秘訣なんだと何かで読んだ。勝負はそこから始まってるんだと
  • 21:36  @Drickurs やっぱりこう、「どんな相手にも丁寧に」は、とりあえず我が身を助けますよね。。  [in reply to Drickurs]
  • 21:37  @fuka_fuka_mfmf ザジテンは、人によってはほぼ眠剤かも。。  [in reply to fuka_fuka_mfmf]
  • 21:43  http://www.youtube.com/watch?v=5Vsqm1bzikk 面白かった
  • 21:46  @Drickurs やっぱりこう、お互い納得できるルールがないところから始まってるのが厳しいなと。  [in reply to Drickurs]

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