Tue, Jan 04

  • 12:46  「学校で教えられていることは真である」は、偽。「学校で教えられていることは、8割程度は正しい」は、まぁある程度真。「学校で教えられていることは、世の中の8割程度の人が、正くあってほしいと願っている」が、本当なのだと思う
  • 12:57  だからこう、学校で教えられたことに、自分をあわせる必要はないけれど、学校で教わる意味それ自体はきっとある。知識を習得するというよりも、将来自分が何かで食べて行くに当たって、財布の8割がどんなものを望んでいるのかを知るために
  • 14:25  好きなことをやりなさい、というのも偽なんだと思う。好きなことで食べて行きなさい、と教えないといけない。「やること」の一部に「食べていくこと」が含まれるかもだけれど、食べる以外の方向には、未来がない
  • 12:51  独りよがりな「やる」には、他者との関係がない。「食べていく」には誰かの肯定がどうしても必要で、それは窮屈だけれど、最終的には「どうして殺しちゃいけないのか」にもつながるんだと思う。「食べる」方面以外の「やる」は、やってもいいじゃなくて、基本的に禁じないといけない
  • 12:53  好きなことをやっている人は、「その好きには本当に他者との関係性が含まれていないのか?」を自問すべきなんだと思う。どれだけ独りよがりな「好き」であっても、じゃあそれは無人島で続けられるほどに「好き」なのか
  • 18:20  もっとも無人島では他殺はできないから、そういう意味では人殺しみたいなものもまた、他者との関係性抜きには語れないのかもしれない
  • 12:59  「イイ大学に入る努力をし、面接官何人にも認められてようやく到達する上場企業サラリーマン」に良識があるのかどうかはさておき、こういう人たちは、社会の8割ぐらいの人が、こうあってほしいと念じたシナリオを忠実になぞった人たちではあると思う
  • 12:58  でもそれは、「そういう選択肢を撮った人である」という理解をすべきであって、正しさとか良さを持ち込むと、わけが分からなくなる。たかだか8割でしかないし、そもそもそれは願望であって、正解かどうかは全く別の話題なのだろうし
  • 15:57  願望の正当性というものを数字に、社会で違うだろうけれど、たとえば願望の7割ぐらいは社会的に「正しい」ものだとしたところで、願望を正しくなぞって育った人の正しさは、結局のところ5割ちょっとでしかない。
  • 12:59  @dankogai それは素晴らしい言葉。。。。>ケインジアンビューティー  [in reply to dankogai]
  • 15:57  たしかに「正しく育った」という評価軸は、要するに美人コンテストにエントリーした結果であって、アジアンビューティーケインジアンビューティーとでは、「勝つ顔」の造形は変わって当然であって
  • 15:54  電話がかかってきたとたんに、その番号が悪質勧誘電話のブラックリストに載っていないかどうかを検索してくれるAndroid アプリ があったはずだけれど、こういうのはそのうち、名刺交換みたいな古い伝統も、上書きしてしまうのかもしれない
  • 15:58  「○○です。よろしく」なんて挨拶を交わしたとたん、その人がどんな人物で、過去にどんな成果を上げて、どんなもめ事があって、評判はどうなのか、そういうのがぱっと分かると、社会全体がお手つき即死に近づいていく
  • 15:55  「社会常識」という大きな神様が世の中を支配するようになったとして、実は案外、変わらないんじゃないかとも思う。そもそもが世の中を変えるような人というのは、空気なんて読まないで、これと信じたことに舵を切るものなんだろうし
  • 22:01  「これは荒唐無稽と思われるかもしれないが、様々な事実を総合すると、これを上回る合理的説明が想像できないのも事実である」という表現は、ユダヤ12人委員会が流行してた頃のムーでよく読んだ
  • 23:41  リベロの武田」というサッカー漫画があって、物語終盤、学生代表になった主人公達が、プロに挑む。実力の差がすごくて、雰囲気にのまれて負けムードになって、状況を切り返したのが、脇役のゴールキーパーモンゴリアンチョップだった
  • 23:42  「審判の見ていないところで相手を殴る。早すぎて見えないから反則にならない」とか、そんな設定の技で、明らかな卑怯技なのに、それが物語のクライマックスの、一番大事な場面で出てきて、みんな雰囲気になれて、ゲームが切り替わった。あれすごく好きだった
  • 23:45  役割を認めることが、負けに直結する状況というのがあるのだと思う。「いかに勝つのか」じゃなくて、勝ち負けを争うゲームなのに、「いかにきれいに負けてみせるか」を考えはじめてしまうような状況。あるいは相手に「役割」をのませることが、勝ちかたにつながるのかも
  • 23:48  羽生名人とかがものすごく性格の悪い人で、相手が「参りました」をつぶやいたそのとたん、相手の頭にお茶をこぼして哄笑してみせるようなキャラクターだったら、もう少し負け数が増えてる気もする。あの人の人当たりの良さみたいなものが、相手に負ける役割を引き受けさせてるような
  • 23:55  「動的運用」って、それを運用する中枢が、恐ろしく優秀であるという前提でないと、静的運用を上回ることはできないんだけれど、今の政府の人たちがそこで「動的」を提案しているのが、なんだかすごいなと思う
  • 23:57  「為政者に都合のいい動的運用」というのは、たぶんありえない。本気で動的にやるならば、軍隊に「クーデターの自由」まで保証した上で、自分の喉に銃剣突きつけて、徳を持って軍をガバナンスしてやるぐらいの気合いがないと、たぶん無理
  • 23:59  成果主義」にしても「弾力的運用」にしても、「動的」にしても、要するに「お金払いたくない。装備は維持できない。でも能力低下の責任だけは絶対に取りたくない」というお上の嘆息であるという点で、そんなに変わらない

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