Wed, Jan 05
- 07:10 矛盾する要求だとか、ソフトにハードを合わせることだとか、「すり合わせ」の技術は日本のお家芸だ、なんてNHK特集で報じられていたけれど、日本の現場が得意だったのは「耐えること」であって、すり合わせそれ自体は、実は不得意だったんじゃないかと思う
- 01:51 ネットの格言「消すと増えます」には別解があって、完全に消してしまうと、ワンクリックでログに飛べるリンクを誰かが作るけれど、跡地を残しておいて、無難でつまらない文章を貼っておくと、もう一度検索しないと、「燃料」にたどり着けない。その1クリックが延焼を防いでくれる
- 00:49 「リベロの武田」というサッカー漫画があって、物語終盤、学生代表になった主人公達が、プロに挑む。実力の差がすごくて、雰囲気にのまれて負けムードになって、状況を切り返したのが、脇役のゴールキーパーのモンゴリアンチョップだった
- 00:49 「審判の見ていないところで相手を殴る。早すぎて見えないから反則にならない」とか、そんな設定の技で、明らかな卑怯技なのに、それが物語のクライマックスの、一番大事な場面で出てきて、みんな雰囲気になれて、ゲームが切り替わった。あれすごく好きだった
- 00:40 役割を認めることが、負けに直結する状況というのがあるのだと思う。「いかに勝つのか」じゃなくて、勝ち負けを争うゲームなのに、「いかにきれいに負けてみせるか」を考えはじめてしまうような状況。あるいは相手に「役割」をのませることが、勝ちかたにつながるのかも
- 00:12 「動的運用」って、それを運用する中枢が、恐ろしく優秀であるという前提でないと、静的運用を上回ることはできないんだけれど、今の政府の人たちがそこで「動的」を提案しているのが、なんだかすごいなと思う
- 00:12 「為政者に都合のいい動的運用」というのは、たぶんありえない。本気で動的にやるならば、軍隊に「クーデターの自由」まで保証した上で、自分の喉に銃剣突きつけて、徳を持って軍をガバナンスしてやるぐらいの気合いがないと、たぶん無理
- 00:05 「成果主義」にしても「弾力的運用」にしても、「動的」にしても、要するに「お金払いたくない。装備は維持できない。でも能力低下の責任だけは絶対に取りたくない」というお上の嘆息であるという点で、そんなに変わらない
- 02:45 東京都の消防システムが落ちて、対策として、高い建物に署員を見張りに張り付けた、というのは個人的に大絶賛なんだけれど、ニュースではそこまで誉めてくれなかった
- 02:47 それに依存しつつ、壊れた時にはそれが無かった昔に戻れる、歴史を内包したシステム設計というのは、ロバスト性を考える上で大切
- 02:49 冗長性の確保には、単なる並列以外に、歴史的な並列化というものが考えられる。多分他の軸も。時間と空間、あとなんだろう
- 12:36 「菅首相明言 消費税に政治生命」 ほんとうにこう、政治の人たちのライフってスペランカーなみに軽いなと思う。残機の数こそものすごいにせよ
- 12:54 「八紘一宇は素晴らしい考えかたで、我々は占領軍じゃなくて解放軍だから、みんなきっと分かってくれる」なんて、下調べもしないで勇躍フィリピンに乗り込んだ旧軍は、地元に不評で、結局彼らを土人扱いして、溜飲を下げた
- 12:54 きっと分かってくれる「だろう」なんて、下調べもしないで、独りよがりな「良さ」を押しつける今の政治家もまた、支持率下げて、結局こう、「我が等の素晴らしい思想も理解できない愚民共が」なんて、頭の中で国民を罵倒してるんだろうと思う
- 12:54 「だろう」で物事を進めて、「だろう」を強化するために、調べるのでなく俺理論をひたすら磨く、根っこを直すのでなく、表面をぴかぴかに磨き立てて満足する、満足して受け入れられなくて、自分じゃなくて相手を責める、旧軍と今の政府とは似てる気がする
- 13:01 官僚組織という、政府にもともと備わっていた「嫌なことをいうための装置」を、今は切り捨てているわけだから、「政治主導」と「軍部の暴走」と、これは同じ意味のことを言い換えているだけなんだろうと思う
- 13:03 @finalvent あのへん、日本の移民(?)が大統領になった韓国とか、アフリカの移民が大統領になった米国とか、逆境を吹っ飛ばす中の人も、それを支持する国民の度量も、すごいもんですよね。。 [in reply to finalvent]
- 13:15 そういえば旧帝国陸軍にだって、在日どころか韓国人の将軍がいて、普通に戦ってたはず
- 13:19 @gnsi_ismr 教育学なんかだと、「デザイナー」の地位というか、立場というものがとてつもなく弱くなりそうですよね。。「現場を知らない奴が、口を出すな」という空気との戦いになりそう [in reply to gnsi_ismr]
- 13:29 @gnsi_ismr 「e」を [in reply to gnsi_ismr]
- 13:30 @gnsi_ismr 「e」 を着けると、お爺ちゃんたちいなくなるから、デザイナーの力量を発揮しやすくなるかもですね。。 [in reply to gnsi_ismr]
- 14:09 でも「敵を味方の重鎮に据える」という選択肢を、前の政府も今の政府も取らないのがちょっと不思議。「あなたの知識をぜひ今の政治に」とか、適当に理由を付けて、野党の要職を、与党の大臣に据えるようなやりかた
- 14:10 相手が断れば、「あの党は党利に走って国政のことを考えてくれない」とメディアの前で嘆いてみせればいいし、相手が入ってくれれば、「かの党も、我が党の戦略に賛同してもらえるものと確信している」なんて、大見得切ればいい
- 14:11 こういうのは、それこそ組合潰しの常道であって、組織を束ねるような人なら、呼吸するように使うやりかただと思うのだけれど、政治の世界だと、仁義みたいなものがあって、こういうの禁じ手なんだろうか。。
- 14:14 http://bit.ly/fAY214 これかっこいい。こういうのこそもっと出してほしい
- 14:16 太黒苺だろ、という声も聞こえてきそうだけれど、キーボード付き、画面大きめ、チープでいいから重量軽く、画像メインでなく、文字通信メインで、という考えかたをすると、やっぱりこの形が一つの正解ではある
- 14:19 新しいAndroid 3.0 、UI が刷新されて、たしかに面白そうな動きはするけれど、あれは未来を勘違いしているような気もする。CPUの性能が向上して、結局普通のパソコンの画面に近づいているというか。あれを進歩といっていいんだろうか?
- 15:01 @sentaroo これほしいのです。。DoCoMo にはぜひともSIM フリー頑張ってほしい [in reply to sentaroo]
- 15:07 「設計と製造の共依存」という現象があるのだと思う。「こんなの作れねぇだろ」なんて、すごい製造技術が前提の設計図を、現場が期待以上に仕上げてしまうような。これが続くと、精度前提の機能要件がまかり通って、現場には独りよがりな職人魂が蔓延する
- 15:08 設計する側は、製造がどう手を抜こうと、素晴らしい機能が実現せざるを得ないような図面を目指すべきだし、製造の側は、「その機能なら、ここまで手を抜いたって大丈夫」という方向に知恵を使うことで、コストカット圧力に、「期待以上に応える」ことができる
- 15:09 設計と製造との、健全な相互不信を育むことに失敗すると、その業界は、「顧客はこのすばらしさを分かってくれない」なんて、消費者を恨みながら滅んでいくのだと思う
- 15:18 「ユニクロ本屋さん」は嫌だけれど、そういう方向以外、リアル本屋さんの道はないような気はする。いい本屋さんにはたしかに出会いがあるんだけれど、そこに行くコストと、ワンクリックで買える密林と、比較すると、出会いのメリットって、今はそこまで高くない
- 15:19 「平台の配置はアート」であって、ベテランの本屋さんと、ド素人と、平台を2つ作らせたら、ベテランの売り上げのほうが伸びるのもきっとたしかなんだけれど、じゃあその売り上げは、人件費の差を補ってあまりあるものなのかどうか
- 15:20 田舎だととくに、今度は兵站の問題が重くのしかかってきて、地元の大きなリアル本屋さんよりも、下手するとブックオフのほうが品揃えが良かったりする。発売日を1週間ぐらい逃すともう無理。あれじゃ戦えない。
- 15:21 で、じゃあブックオフのカオスな本棚が、どうしようもなくつまらないかといえば、安いから、そのあたりを両手でつかめる分だけレジに持ち込んでしまえて、当たりを引ける確率は、リアル本屋さんのセレクトよりもむしろ高くなる可能性だってあるわけで
- 15:26 @m_um_u 本というのは、薄利多売をやるには固体重量が重すぎて、セレクトをやるには利幅が薄くて、盗まれたときのダメージが極悪で、実はものすごく売りにくい商品なんじゃないのかなと [in reply to m_um_u]
- 15:43 @DEARNA あれべんりですよね。。なぜか百合ラノベが際限もなくお勧めされるのが悩みだったり。。 [in reply to DEARNA]
- 15:43 @Izumi_asato ああいうのも、派閥潰しというか、派閥同士の抗争戦術なのですね。。 [in reply to Izumi_asato]
- 15:44 @m_um_u 「返本不可」の本が増えると、それこそ在庫圧力に抗えない町の本屋さんは、命脈断たれますね。。 [in reply to m_um_u]
- 17:47 医局で頼んでいるお弁当屋さんの当たり外れはけっこう大きくて、月末になると予算が減るのか、時々「揚げ物だけ」とか、得体の知れない焼き魚とか、救いようがなくなるときがある
- 17:49 で、コスト圧力に和物のおかずが撃沈されていく中、ナムルだの、キムチだの、麻婆豆腐やら春巻きやら、韓国中国方面のおかずというのは、案外健闘しているというか、材料の安さを技術が上手に隠蔽してくれるというか
- 17:50 和食ってどうしても材料依存のところがあって、シンプルにちゃんと作ればおいしいんだろうけれど、「ちゃんと」のハードルが高すぎる気がする。安い回転寿司とか、あの安さを出すために、バイヤーが世界中の魚を調べて、似たような味のものを探すわけで
- 17:51 ダンボール肉まんなんて料理じゃないけれど、それでも中華技術は、ああいうのすら、とりあえず食べさせてしまえるわけで、「ダンボールで和食」は、たぶんどんなメニューでも無理だと思う
- 17:52 こういうのもこう、和食というのは材料を確保して料理する側と、レシピを「和食」として組み立てる側とが共依存的に高めあってしまった結果として、外乱に対してすごく弱い気がする。いい材料がないと、いい料理が絶対作れないというか
- 17:53 このあたりが、しなびた野菜だろうが、ちょっと傷んだ肉だろうが、いっそダンボールだろうが、とりあえず食べられる何かにしてしまう中華技術というのは、ロバスト性高いと思う。「味の素ぶっかければそれが料理」という思想が、果たして正しいのかどうかはさておき
- 17:55 @ScottVoid ダンボールを魚に見立てて煮付けても、醤油とお酒で魚に仕立てるのは困難なような。。そこで科学技術を投入しちゃうと、それは和食ルールじゃないでしょうし。「中華は何でもあり」の時点で、比較が厳しいけれど [in reply to ScottVoid]
- 18:06 @Dominion525 セルロースたっぷり。。 [in reply to Dominion525]
- 20:46 『レジデント初期研修用資料 医療とコミュニケーションについて』、おかげさまで無事マスターアップしました。 http://bit.ly/fWc5rN レビューをお願いした方々、オーム社開発部の皆様、本当にありがとうございました
- 20:49 @REVI ありがとうございます。。 [in reply to REVI]
- 20:52 @satokom ありがとうございます。。 [in reply to satokom]
- 20:52 @masatoizm 「お試し読み」の分量は、なるべく多くしたいなと。。 [in reply to masatoizm]
- 20:56 @p_shirokuma 今回は最短ルートだろう、と高をくくっていたら、原稿の直しが最終的に360回にもなったという。。 [in reply to p_shirokuma]
- 20:59 今回の本は、メーリングリストの開設が2010年の10月4日、マスターアップまで3ヶ月間の工程だったけれど、メールの総数は513通、原稿のリビジョンは367まで進んだ。期間は短かったけれど、通信の密度は前回以上だった
- 21:01 実際に、出版社に原稿を持ち込んだのはもう少し前だったけれど、それでもせいぜい4ヶ月間。医局で医学書を共同執筆してたのを思うと、あれは期間1年半、原稿の直しが2回ぐらいだから、スピード感はずいぶん違う
- 21:03 @p_shirokuma ノミと金槌で大きく変えるというよりも、ピンセット片手にすごい勢いで細かく変えていく感じでしょうか。。。全体的なイメージ自体は、そう大きな変更はないものの、語尾や単語レベルの変更はとても多かったという。 [in reply to p_shirokuma]
- 21:09 @non_z ありがとうございます。。オーム社のほうに連絡を入れておきます。 [in reply to non_z]
- 21:34 @gnsi_ismr こういう場所での、あらゆるおしゃべりが、結果として原稿にいろんな形で反映されているのです。。いろいろとありがとうございました。 [in reply to gnsi_ismr]
- 21:34 @zaw どうもありがとうございます。。blog 本みたいなものですが、内容は結局、大幅に書き換えることになりましたね。 [in reply to zaw]
- 22:03 @hidenobu_w ありがとうございます。。 [in reply to hidenobu_w]
- 22:28 @lucifer_af どうもありがとうございます。。そのあたりは、これからまた工夫しようと思います [in reply to lucifer_af]
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