Mon, Feb 14
- 14:22 404 Blog Not Found:瞬縁社会の勃興 http://bit.ly/ghhuDn コミックマーケットがリーダーの見えない組織として例に引かれているけれど、コミケの中の人の意見が聞きたい
- 14:24 コミケはむしろ、強力にガバナンスされた組織がリーダーシップを取っている成功例だと思うのだけれど、ボトムアップの定義って難しい。意識の高い参加者がたくさんいるからこその採点だ、という意味ではボトムアップとも言えるのだろうし
- 14:26 ネット時代が引き下げたのは、独裁のコストであって、よくできたボトムアップ組織には、たいていの場合「優しい独裁者」がいる。で、そういう人を支持する人が集まることをボトムアップと定義するならボトムアップだし、「そりゃ独裁だろ」と言えばそう。
- 14:27 Winny みたいに本当に頭のいない、スタンドアローンコンプレックスで成功したお祭りというか、盛り上がりと言えば、個人的には「口裂け女伝説」なんだけれど。
- 14:29 リーダー周囲に全ての権限を集中するやりかたは、組織としていびつなのはともかく、意思決定は素早い。ところが通信がそこに集中して、そこがパンクすると身動きが取れなくなる。ネットやIT は、そういう部分のコストを劇的に下げた気がする
- 14:31 全国区で何かやるときは、昔はこう、本部に電話回線を複数引いて、リコーのコピー兼用FAX を並べて、全国の大学と通信を行った。それでも下手すると追いつかなくて、これだけの機材を揃えるのに、学生レベルでは恐ろしくなるほどのお金がかかった
- 14:32 こんなのは、今だったらネットがあるから待ち時間ゼロでいけるし、そもそも専用回線なんて引かなくても、どこかでWiki ひとつ借りてくれば、それだけで用は済む。逆にいうと昔は、その程度の通信を行うことに、ものすごいお金がかかってた
- 14:33 本部を作るための設備投資費用がゼロになる、少なくとも20年前と比べればゼロと言っていいぐらいに安くなると言うのは、個人的にはとんでもない進歩に思える。
- 15:02 @dankogai 昔からこう、コミケは「お客さん感覚の参加者が増えると厳しい」という議論はありましたもんね。。。 [in reply to dankogai]
- 15:02 @niidroid 言葉の上では、コミケはたしかに「みんなが主催者」なんですよね。。 [in reply to niidroid]
- 15:03 @Dominion525 大本営作るときに、通信インフラ整えるだけで会計が頭抱えた昔を知っていると、今はすごいなと。 [in reply to Dominion525]
- 15:04 @myrmecoleon 今ひとつこう、P2P 形式がリアルで成り立っている組織というのを、想像しにくいのです。。 [in reply to myrmecoleon]
- 15:06 @niidroid 何というか、各クラブに「主将」が必ずいる体育会の大会に、イメージが近いのかもですね。。複数の人が完全な個人じゃなくて、各サークルの看板を背負っているという [in reply to niidroid]
- 15:10 @myrmecoleon うわさ話とか、ネットでお手つきした誰かをみんなで追い込みかけるときなんかは、まさに「頭のいない無数の個人がネットで団結」ですかね。。 [in reply to myrmecoleon]
- 15:45 @niidroid そもそもコミケはコミケであって、何かにたとえられるような物がないですもんね。。。 [in reply to niidroid]
- 15:49 @niidroid 「300」のスパルタ人のあの動画は、あながち間違ってないのかもですね>コミケスタッフ [in reply to niidroid]
- 16:07 @niidroid おお、お買い上げありがとうございます。。 [in reply to niidroid]
- 16:10 考えてみればこう、「たくさんの人と通信するコスト」なんて物は、携帯電話やインターネットを知っている人からすると、「昔は空気が有料だったんだよ」と言われるような物なのかもしれない
- 16:11 学園祭前日、最後の仕事で大切なのがトランシーバーの準備で、クリスタル取っ替えて、無線の周波数を合わせて、大学のいろんな場所に下級生を走らせて、「感度、入りまーす」なんてやるのが常だった。通信が死ぬと当日大変なことになる
- 16:11 無線機にしたって数がないから、通信が必要そうな場所に、通信担当を走らせた。軍隊の通信兵と同じ。誰もが端末を持っている現在なんて、当時からするとSFだった
- 16:13 国試前、下宿に引きこもった同級生に連絡を取るのは、下級生の役目だった。だいたいが留守番電話ひとつ、うちにはなかったし、まだまだそういうの持ってる奴は少なかった。で、試験の情報とか、仲間はずれが出ると大変な奴は、人力で回した
- 16:13 今だったらそんなのは、携帯メール一発でいけるかも出し、ホームページ作っておけば、そこに書いておけば済む。それだけのことが、昔は下級生5人ぐらいにお願いして、半日がかりだった。こういうの、PCが縮めた距離はものすごく大きい
- 16:15 学園祭の本部にしてから、だいたいが外線かからなかった。どこか外の人と連絡を取ろうと思ったら、下級生を学生課に走らせて、電話を内線で取り次いでもらった。学生棟に外線がつながる電話が来たのはずいぶんあと
- 16:16 あの時代、iPhoneが5台もあったらとんでもなかったような気がする。もっともそれを支える通信インフラがなければ、単なる面白道具だけれど
- 16:18 なんというか、通信インフラを用意できる奴がリーダーだ、という時期があった。学生はみんなお金ないし。「通信」には、たとえばコピー機のあるコンビニエンスストアが近い、なんて物も機能のうちで、プリントコピーして、下級生に持たせて、分配できることが通信だった
- 16:20 そういう意味で、「リーダーがいるはずだ」という自分の読みは、あるいは「空気が有料だった昔」の常識で物を見ている可能性があって、根っこから間違っているのかも
- 16:22 たとえば「学生運動の武器はガリ版と鉄筆だ」なんて言葉は昔あった。新聞社の機能。あれも通信の革命。自分たちの頃はコピー機で、学生棟にはリソグラフがあった。自分自身は、業務用のコピー機を、なぜか自宅に持っていた。。
- 16:52 通信を持っている、ほぼイコールでお金を持っている、人望というかリアル人間関係で人を動かせる、鼓舞できる、企画立案ができる、リーダーの資質というか、価値軸はたくさんあったはずだけれど、今はこう、目標設定とプランニングができるという能力だけが残る印象
- 16:53 @yhi264 「雑用係」と「リーダー」とは、往々にして同じですよね。。 [in reply to yhi264]
- 19:00 バブル景気が終わるぐらいの頃、ワンボックスカーに自動車電話、コピー機にFAX、簡易会議室を積んだ移動オフィスのレンタルサービスがあって、あれを3日間借りると300万円に欠けるぐらい、あれでぎりぎりいけるから借りようか?なんて議論になったことがあった
- 19:01 本部機能という物をどうするのか、あのときいろいろにつまって、最低限必要な物が、なおかつ動かせたら最高だよね、なんて流れだったのだけれど、今だったらたぶんノートPC1台、下手すると携帯電話1台で同じことができる
- 19:04 大昔、「コピーする」ことには2つの意味があった。文字どおりの複製と、もう一つは切り貼り現行を1枚の紙に焼く、「清書」の意味と。だから自宅にコピー機があると言うことは、自宅にいながらにして清書された原稿を作れることに等しかった
- 19:05 切り貼りって、PC使うようになってから一切やらなくなった。和文タイプの昔は、写植した原稿をカッターで切って、スティック糊で貼り付けてからコピーして、最後に額縁になった部分を修正液で消した物が「最終稿」だった
- 19:06 このへんはワープロになってからもそうそう変わらなくて、画像を電子化して切り貼りするのが実用になったのは、実際問題としてずいぶん後だった
- 19:08 今はもう、机の前に座ったままでLaTeX で原稿を電送、図版は全部PostScript で埋め込み、あらゆる物がテキストとして電送可能なんだから、時代は変わった。保育園の頃はガリ切り、小学校は青焼き、中学生徒会で和文タイプ。グリコ森永事件と同じ型番だった
- 19:09 中学3年生の時にオアシス100J が職員室から払い下げられて、ドットプリンタの粗い活字が、ものすごく新鮮だった。そのあとずっとワープロ、大学生の頃はワープロに手が出なかったけれど、代わりにリソグラフとコピー機が使えた
- 19:17 でも大学生当時、すでに98ノートやらMSDOS やらはもちろんあったのに、そういうのは頑なに使わなかった。卒業してもワープロ。Win95 末期でようやくPCを買った。大学入学から数えると10年ぐらい、PCを毛嫌いしていた。今思うとものすごい遠回りだった
- 19:18 @NATROM バックグラウンドで「積もってる」人って、こちら側からはしばしばそれが見えなかったりするから、おっかないですよね。。 [in reply to NATROM]
- 23:58 http://bit.ly/g7zcn9 書いた
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