Fri, Mar 04

  • 14:16  推理というか、真実に到達する手段として、CPU的なやりかたとGPU的なやりかたとがある。1トンの鋼塊を運ぶためには重機がいるけれど、1キロの重りを1000個運ぶなら、小学生が1000人いれば足りる
  • 15:25  稀代の詐欺師が主人公の小説なんかだと、恐ろしく深い謀略を一つだけ仕掛けるのが常道だけれど、実世界で成功しているのは、むしろ浅い仕掛けを無数に増やせる人なんだと思う
  • 15:43  @ottohseijin オレオレ詐欺の人たちとか、あれは「よくあんなのに引っかかるな」じゃなくて、朝から晩まで電話かけ通しで、「あんなのに引っかかる」人を探しているわけで  [in reply to ottohseijin]
  • 18:13  謝罪って、堤防を切る感覚にたぶん似ている。謝罪を考えるようになった時点で、少なくともなにがしか、自分たちの側に後ろめたい事例が起きていて、今さらそれはどうしようもない。雨降ってから堤防作れないのと同じ
  • 18:14  雨がそれ以上降らないように、お願いすることはできるけれど、状況がそれで解決することは少ない。「状況は悪くなっています。しかし我々に落ち度はありません」では、誰だって怒る
  • 18:15  じゃあ座して静観、堤防があふれたら、それは天命と腹をくくるとどうなるかと言えば、水はたいてい、一番流れてほしくない場所に流れる。それが嫌なら、一番被害の少ない場所に水が流れるように、堤防を切らないといけない
  • 18:16  「状況は悪いです。そのことは謝罪します。原因は分かりません。対策も分かりません」では、謝罪の意味がない。謝罪には道筋が、受け止めたむこうの感情が流れていく道筋が必要で、それは謝罪する側が作らないといけない
  • 18:17  怒っている相手の側に、「こういう道筋で、目の前で謝るこいつを叩けばいいんだ」というものを、謝る側が明示することで、状況の見通しは大幅に上がる。政治の世界なんかでは、「本質でない」部分で早期に謝罪が行われて、何かを隠蔽することとか、たぶんよくある
  • 18:19  「全部見せます。見て評価して下さい」というのは、誠意あるようでいて、やっぱり誠意じゃないんだと思う。彼我の知識量に莫大な差があるからこそ、世の中には様々なサービス業があるわけで

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