Fri, Mar 25
- 01:35 菅直人総理の会見を見た。「現状に対する政府の認識」と、「認識と現状のギャップに対する謝罪」が欠けているように思えた
- 01:36 ある事例に対して、自分の側がどういう見解を持っているのか、それを示さないと、そもそも対話というものは始まらない。見解抜きで「ボクたち頑張ってます」は、個人的には違う
- 01:37 現状に対して、あえて外した見解を述べて、そのギャップに対して謝罪してみせる、これはガス抜きの常套手段で、とても手堅いやりかたなんだけれど、総理はやらなかった。これが誠意なのか無知なのかで、評価はずいぶん違う。自分は不勉強だと思った
- 01:38 現状に対する認識を、2正面作戦であると宣言したのも、ちょっと物足りなく思った。やっぱり正面は1つでないといけない
- 01:39 自分たちの業界でたとえ話を引っ張るなら、やっぱりこれは創傷治癒になる。必要なのは細胞の脱分化と感染予防、栄養の供給
- 01:40 政治に貼り付けるのならば、それぞれは規制や権威の緩和、治安の維持、物資の補給に関する宣言になる。これは既に行われていることなのに、総理の口から出てこなかった。もったいないと思った
- 01:41 こういうのはこう、「要は正面は一つなんだよ」という、ごくざっくりした話がトップから為されて、正面に対する当たりかたと、その保証が政府の言葉として話されればいいわけで、「要は」というのはつまるところパターンだから、そのまましゃべればいいのに
- 01:42 「正面の語りかた」というのものにはたぶん定型があって、それをなぞれば、少なくとも悪くはならない、無難な語りはできる。無難というのは、「いい談話」に接続可能で、そこにトレードオフ要素はないはず
- 01:43 そういう意味で、個人的には今日の総理の談話は失敗だと思うのだけれど、これは設計の失敗なんだと思う。当然盛り込むべき、スピーチの必須要素が欠けていた。飛行機の図面に翼が付いていなかったような
- 03:13 @zaw 本当に残念です。。 [in reply to zaw]
- 03:15 @nehanwosugite そのうち書くかもです。。小モルトケの戦略論とか、エンダーのゲームに出てくる「敵のゲートは下だ」とか [in reply to nehanwosugite]
- 14:12 米軍が危機感を積極的に表明し、フランスが日本語情報を公開し、公然と圧力をかけることにためらいを捨てているのは、やっぱりそれだけ日本が信用されていない裏返しなんだろうか。。
- 14:18 心配そうに遠目に見る -> こうした方がいいよ、とアドバイスする -> 主治医代わろうか?と進言する -> 治したいの?壊したいの?どっちなの?と強く聞く -> もういい、今すぐ手を代われって膝に蹴りを入れる <- 今ここ
- 14:26 パニックと渋滞ってたぶん似てる。制御のやりかたも。情報なしの状態だと、誰かのちょっとした振る舞いが、数時間後にすごい人数に影響する。全員に「こうしなさい」という情報を出すと、そこに殺到して結局パニックになる。
- 14:28 一部の人、あるいはランダムに選んだ何割かに情報を出すと渋滞は回避できるけれど、不公平感はぬぐえない。「渋滞見込みは○%です」と、判断を車の側にゆだねると、渋滞回避に有効。たしかそんなことを渋滞学の人が語っていた
- 14:29 「安全です」はパニックを回避する役には立たないし、情報の小出しも不審をあおる。これぐらいの割合です、という数字を出して、その上で、その数字を発信者はどう解釈し、自分ならどうするのか、物差しの使いかたを実演してみせるのがいいのだと思う。
- 15:26 枝野大臣も、謝れない人なのかなと思う。頭下げればすむ問題を、それができなくて話がこじれて、状況を悪化させる人。「私はそう言っていません」なんて胸張るんじゃなくて、「誤解を招く表現でした、申し訳ありません」でいいのに
- 15:27 頭を下げる機会というのは、むしろガス抜きのチャンスであって、悪い話をせざるを得ない、あるいはその可能性があるときには、あらかじめ伏線として、頭を下げる機会を盛り込んでおくものなのだけれど。政治だと「頭下げたら負け」なんだろうか。。
- 15:36 上司というのは実務よりも祭事を司る存在で、だからこそ、指揮官先頭の原則は戦時も平時も変わらないのだと思う。実務を知らないからそこに行かないのではなく、そこにいることそれ自体が上司の役割で、上司は現場に手を出しちゃいけないし、それでも最前に居続けないといけない
- 15:43 @kaga_bleed 政府の3役なんだから、十分上なんじゃないのかなと。。 [in reply to kaga_bleed]
- 15:50 @opteron9 謝意の表明は、あらかじめ手段として切り出すタイミングを計りながら論をくまないと、難しいですよね。 [in reply to opteron9]
- 17:46 こう、悪役の深みというのがあるのだと思う。与謝野大臣はもうさすがに引退だから、あえて悪役を引き受けようという気概でああいう発言をするのだろうけれど、あれは悪役として浅い。昼を上げますよ、じゃなくて夜を下げますよ、実はその代わり他で稼ぎますよ、というのが深い悪役
- 17:46 @fromdusktildawn [in reply to fromdusktildawn]
- 17:47 浅い悪役は、昔の変身ヒーローみたいなもので、絶対的な善が居ないと意味がない。善と悪とが主役で、観客は観客でしかいられない。深い悪役は、観客が発見しないとそうとは分からない。観客は参加者に、もしかしたら誰もがヒーローになれる
- 17:48 そう言う意味で、今の政治家が演じる悪役発言は浅すぎて、あれは良くないような気がする。「俺を信じれば大丈夫」という絶対前が不在の状況で、国民に傍観者であることを強いてしまう。
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