Sun, Apr 24
- 17:50 地霊殿のSSを読んでいて思ったのだけれど、利害対立をむき出しにした取引の現場においては、さとりの能力というものは、あると便利だけれど、場の命運を左右するような力にはならない気がする
- 17:52 対立が厳しいときほど、言った言わないが大きな意味を持つ。お互いに見解の相違を口にすることはあっても、厳とした事実がそこにある以上、ないものをあるとは言えない。その代わり、「私の目にはそう認識されません」の応酬は激しく交わされることになる
- 17:54 「サトラレ」の漫画でもそうだったけれど、相手の心象風景が見えること、あるいはそれが透過してしまうことは、漠然と仕事方面の場においては、便利でこそあれ、それが何かの不利益を生むことはほとんどない。むしろ困るのは日常生活のちょっとしたやりとりで、おしゃべり程度のつきあいがすごく難しい
- 17:56 さとりの能力が世界をひっくり返してしまうとか、全妖怪を敵に回してしまうということはあまりないような気がするけれど、たしかに何でも見える人がいたとして、そういう人は日常のちょっとしたおしゃべりに参加できないから、世間に居場所がなくなっちゃうような気はする
- 17:58 @taninon たしか映画版なのはのスターライトブレイカーが戦略核5発分、阪神震災と同規模のエネルギーと紹介されていましたね。。。 [in reply to taninon]
- 22:44 病棟で3年過ごして、上司の指示を「こうすればもっといいのに」なんて批評家気取りができるようになった頃、島に飛ばされて、「こうすれば」を自分の責任でやらないといけなくなって、手が止まった
- 22:45 粋がって英語の本ばかり持ち込んで、で、いざそれを使おうとして、自分の翻訳が信じられなくて、馬鹿にしてろくに読みもしなかった日本語の研修医マニュアルを引っ張り出して、ようやく病棟を回した。
- 22:47 今まで普通に歩いていた畳の「へり」が、実は地上10m の高さにありましたと聞かされたそのとたん、足がすくんで動けなくなる。解答を知っていることと、決断ができることとは全く異なって、しばしば前者のほうが賢しげに見えて、後者は叩かれる。
- 22:49 叩かれた結果として、決断してきた人が退場して、じゃあ叩いてきた人たちが勇躍リーダーになって、本番迎えて、今動けなくなった。「部長の処方は今ひとつ」なんてえらそうに批判できた研修医の頃から、その「今ひとつ」を再現できるまで、結局10年かかった
- 22:51 四方に保険を掛けたおす、スマートでないやりかたというものは、高責任環境におかれた自身を自由にするために、どうしても必要なコストであり、アソビでもある。削ってはいけないアソビは、素人には真っ先に削るべきものに見えて、そこを削ると、戻すのに何年もかかる
- 22:53 AK 渡されて、「これだからロシア製は」なんてつぶやきながら、恐ろしい精度でボルト削りだして、ガタゼロの超高精度なライフル作ると、実践で死ぬ思いをすることになる。本当は全てのアソビが必要不可欠なんだけれど、それに気がついて元に戻すには、何回も失敗する必要がある
- 22:53 @iwtkf15eagle 規模こそ違うけれど、固まる研修医と、固まる政治家と、根っこは似てるんだろうなと [in reply to iwtkf15eagle]
- 22:54 アソビというのは、削るときには全てが削れる気分になる。ライフル一つ取ったところで、アソビの数なんて無数にあって、一度小石が挟まって死ぬ思いして、そこだけ「改良」して、また別の場所に石が挟まる。運良く何十回ものじゃミングを生き延びて、改良を繰り返せれば、元のAKにたどり着ける
- 22:57 「頼るべき悪い奴らが来なかった」というのが、今旗振ってる人たちの本音なんじゃないかと思う。回ってる現場に理想ぶつけて、改良を声高に叫んで、悪化した状況を現場が回避すれば、悪い奴らが事態を悪くしたとまた叫んで、「悪い奴ら」が本当に追い出された結果、こうなった
- 22:59 @iwtkf15eagle きれいに勝っちゃった人たちは、今更「汚い」やりかたに舵を切れないんじゃないのかなと。こういうのもプライドなんでしょうけれど、プライドって数万人の命かかったぐらいでも、もしかしたら天秤が動かないような [in reply to iwtkf15eagle]
- 23:25 http://bit.ly/fxNKp1 書いた
- 23:27 @iwtkf15eagle 佐藤優さんが書いていた、「国家の命運を左右するような決断が、省内で連れションに付き合ってくれた人間関係で決定される」という話題が、きっとリアルなんだろうなと思ったのです [in reply to iwtkf15eagle]
- 23:36 @iwtkf15eagle 本当に「いざ」というときに、自分の決断に変なバイアスを入れないために、人間関係というのは大事なんだろうな、と。。非常時だからそんなの関係ねぇ、と言えるのは叩かれた側であって、叩く側には言う権利はないわけで [in reply to iwtkf15eagle]
- 23:43 出版社に原稿を持ち込んだ当初、一番びっくりしたことはと言えば、「その原稿が売れる根拠を作者が示してみせなくてはいけない」という部分だった。売り物なんだから当たり前の話なんだけれど、お花畑だった頃は「いいものを書けば出版社が売ってくれる」と思ってた
- 23:45 良さって人それぞれで、自分が「いい」と思うものは、もちろん必ずしも万人にとって「いい」ものとは限らない。ましてやそれがプロの手を経ていないものなら、なおさら。ここをすりあわせるために、お金というのは初対面の人間同士がわかり合うための共通言語で、「売れる理由」を自ら考えるのは大事
- 23:48 「損得勘定は我らの共通の言葉。 それはこの天と地の間で二番目に 強い絆だ」という言葉にはやはり真実が含まれている気がする。信頼みたいな強い絆を作るためにこそ、損得を語ることが大事になる。
- 23:50 @iwtkf15eagle 青豆の人たちはなんというか、「きれい事をお金に換えるプロ」なんじゃないかな、とも思うのです。プロでなければ、能力の足りないところを人雇って解決しようとか、そういう発想が逆に出てこないような [in reply to iwtkf15eagle]
- 23:56 「売れる根拠」の依頼というのは、どこの出版社も「脳内皮算用でいいですから」みたいな注釈がつく。それでもそれが必要なのは、たぶん「私は損得勘定を前提にした話もできます」という根拠を、会社がほしいからなのだと思う。ごく当たり前だけれど、これが障壁になっているケースもあるような気がする
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